1. 帝国議会会議録検索システムとは
「帝国議会会議録検索システム」は、帝国議会の速記録(発言を逐語的に記録したもの)を検索・閲覧することができるデータベースです。国立国会図書館が提供しています。
2. 収録内容
- 帝国議会全会期(明治23(1890)年11月~昭和22(1947)年3月)の本会議、委員会等の速記録(主に国立国会図書館議会官庁資料室所蔵)について、画像(PDF形式)及び全文テキストを収録しています。ただし、テキストデータについては、画像中の文字を機械的に読み取って作成したものであるため、誤字・脱字が含まれている場合や、発言者情報(発言者名、肩書き、所属会派、選出、在任期間)の入力ができていない場合があります。誤字等にお気付きの場合、誤字指摘フォームからご連絡ください。修正対応には、時間がかかる場合があります。
- 会議録各号の冒頭に掲載されている「会議録情報」(開催日時、委員会の出席者、案件等)及び戦後期分(第88回帝国議会(昭和20(1945)年9月開会)以降)の会議録の「本文」(発言)については、カタカナをひらがなに置き換えています。
- 発行当時のそのままの形でデジタル化したものです。各々の会議録が成立した時代を表す歴史的資料としてご理解の上、ご利用ください。
- このシステムでは、収録している速記録を指して「会議録」と呼んでいます。なお、このシステムで収録している速記録とは別に、貴族院・衆議院の議事録(日時、出席者、議題、評決等の要点のみを記載した資料)の一部が国立国会図書館デジタルコレクションに収録されています。
3. 使い方のヒント
ここでは、調べたい会議録をより限定的に検索できるような、帝国議会会議録検索システムの使用例をご紹介します。
(より詳しい検索方法は、「4. 検索機能の詳細」をご覧ください。)
項番 | 調べたい内容 | 調べ方の例 |
---|---|---|
1 | 普通選挙に関する帝国議会での議論を調べたい。 |
キーワード欄に「普通選挙」と入力して検索してください。 ※キーワード欄では、発言者、発言、会議名、開催日付等、複数の項目を対象にして、入力した言葉がいずれかの項目に含まれている会議録を検索します。 |
2 | 財閥解体や農地改革に関する帝国議会での議論を調べたい。 |
キーワード欄に「財閥解体 農地改革」と入力し、キーワード欄の次にある検索条件の選択肢から「OR」を選んで検索してください。 ※キーワード欄にスペース(全角又は半角)区切りで複数の語を入力して、AND検索、OR検索を行うことができます。 |
3 | 日本国憲法の施行に伴い、民事訴訟法、刑事訴訟法に応急的措置が取られたというが、それに関する帝国議会での議論を調べたい。 |
「詳細検索」の「検索語」欄に「(民事訴訟法 OR 刑事訴訟法) AND 応急的措置」と入力し、検索語欄の次にある検索条件の選択肢から「検索式」を選んで検索してください。 ※キーワード欄、詳細検索の検索語欄では検索式を使った検索もできます。キーワード欄の場合は1つの会議録全体を検索対象とするため、同じ会議内の別の発言にそれぞれの語が含まれている場合があります。検索語欄の場合は1つの発言を対象として検索しますので、1つの発言内にそれぞれの語が含まれています。 ※検索演算子として、AND、OR、NOT、カッコが使用できます。AND、OR、NOTは必ず大文字で入力してください。 |
4 | 「憲政の神様」尾崎行雄が帝国議会で初めて発言した、第1回帝国議会衆議院本会議第6号の会議録が見たい。 | トップページの「会議録を検索して探す」のカレンダー横の回次欄(シンプル表示の場合は「帝国議会回次」の入力欄)で第1回を選び、「衆議院」「本会議」「第6号」を選び、「表示する」ボタンを押してください。 |
5 | 金森徳次郎が帝国議会で憲法改正法案について説明したとされるが、その会議録が見たい。 |
「詳細検索」の「検索語」欄に「憲法改正」、「発言者名」欄に「金森徳次郎」と入力して検索してください。 ※詳細検索の複数の項目に入力すると、AND検索になります。 |
4. 検索機能の詳細
帝国議会会議録検索システムでは、検索項目を指定せずに幅広く会議録を検索することも、検索項目を指定してその項目に該当するものだけを検索することも可能です。なお、前に行った詳細検索の入力語が残っている場合があるので、画面上部のタイトルロゴ、又は、詳細検索画面の「リセット」ボタンを押して、入力語を消してから検索し直してください。
- キーワード欄にキーワードを入力し、エンターキー又は「検索」ボタンを押すと、入力されたキーワードが会議録のどこかに含まれているものを幅広く検索します(シンプル表示では、見出し「帝国議会会議録の検索」からご利用いただけます)。
- キーワードとして、発言内容(発言に含まれている単語)、案件名、発言者名、会議名等が使用できます。
- 発言者名は、帝国議会議員の場合にはよみ(ひらがな、カタカナ)でも検索できます。
- 複数のキーワードをスペースで区切って入力した場合、初期設定では、キーワードが全て含まれる会議録が表示されます(AND検索)。例えば、「経済 田中」と入力して検索すると、「経済」「田中」が共に含まれている会議録が表示されます(なお、発言者「田中」が「経済」と発言している会議録のみが表示されるわけではありません)。
- 「AND検索」のほか、複数のキーワードのいずれかが含まれている会議録を探す「OR検索」や、検索式で検索条件を設定して検索する「検索式での検索」も可能です。
- 「検索式での検索」では、AND、OR、NOT、丸かっこ()で式を作成して検索できます。例えば、「(道路 OR 鉄道) AND 北海道 NOT 札幌」と入力して検索すると、「道路」「鉄道」のいずれかと「北海道」が含まれ、かつ、「札幌」は含まれていない会議録が表示されます。なお、AND、OR、NOTはいずれも半角大文字で入力してください。丸かっこは全角半角いずれでも構いません。
- 検索結果の一覧表示画面でも、上部に表示されている入力欄から再度検索することができます(シンプル表示には、この機能はありません。再度トップページに戻ってから検索してください)。
- キーワードとして、発言内容(発言に含まれている単語)、案件名、発言者名、会議名等が使用できます。
- キーワード欄右端の「詳細検索」ボタンを押すと、検索項目を指定して検索するための入力欄が開きます(シンプル表示では、見出し「詳細検索」からご利用いただけます)。
- 「検索語」欄は、会議録情報部分に含まれる案件名、本文の発言内容(発言に含まれている単語)等を検索対象とします。
- 目次・索引を検索対象として選択した場合には、目次・索引に含まれている会議名、発言者名、案件名も検索対象とします。
- 複数の単語をスペースで区切って入力した場合、それらの単語が同一の発言内に含まれているものを検索します。初期設定では、入力された単語が全て含まれる発言等が表示されます(AND検索)。例えば、「経済 田中」と入力してAND検索すると、発言者にかかわらず、「経済」「田中」が共に含まれる発言等を検索します。
- 「厳密な検索」をチェックすると、アルファベット(大文字/小文字/全角/半角)、アラビア数字(全角/半角)、異体字、かな(ひらがな/カタカナ)、拗音・促音と直音を区別して検索します。
- 「対象箇所」のチェックボックスで、「検索語」欄に入力された語で検索対象とする箇所を指定できます。
- 「会議録情報」とは、会議録の冒頭に記載されている開催日時、委員会の出席者、案件等の箇所を指します。
- 「本文(発言単位)」は会議出席者の発言を指します。
- 「発言者」欄は、会議録中の発言者の情報を検索対象とします。
- 「発言者名」「肩書き」「所属会派」「選出」は、それぞれ入力欄右のボタンを押すと表示される子画面から検索、選択することも可能です(シンプル表示には、この機能はありません)。入力欄に文字を入力して右のボタンを押すと、その文字で検索した状態で子画面が開かれます。
- 「肩書き」「所属会派」「選出」の入力欄に文字を入力すると、入力した文字から始まる候補が文字コード順に最大8件、表示されます(シンプル表示には、この機能はありません)。
- 「発言者名」について、同一発言者が別名(別の表記)でも発言している場合は、「検索」ボタンを押した時に、別名も検索対象とするかどうかを選択する画面が表示されます。
- 「発言者名」の入力欄に複数の単語をスペースで区切って入力した場合、OR検索になります。「肩書き」「所属会派」「選出」も同様です。
- 「発言者名」は、帝国議会議員の場合にはよみ(ひらがな、カタカナ)でも検索できます。ただし、戦前・戦中期分の発言者情報 (発言者名、肩書き、所属会派、選出、在任期間)については、一部未入力の場合があります。
- 「所属会派」は、正式名称(又は正式名称に含まれる文字列)で検索する必要があります。
- 「会議指定」の欄では、院名、会議開催日、帝国議会回次、会議名、号数等を検索対象とします。
- 「開催日付」「帝国議会回次」「号数」の入力欄は、一定の期間を指定して検索することも、特定の日付や号を指定して検索することも可能です。
- 期間を指定した検索の場合、最初の入力欄に始まりの日付・回次・号を入力した後、「から」を選択し、次の入力欄に終わりの日付・回次・号を入力してください。いずれかの入力欄が空の場合は、期間の始まり又は終わりを指定しない検索となります。例えば回次の場合、最初の入力欄が空の場合は第1回帝国議会から、次の入力欄が空の場合は直近の帝国議会まで、として検索がなされます。
- 特定の日付・回次・号を指定した検索の場合、最初の入力欄に日付・回次・号を入力した後、「のみ」を選択してください。なお、発言、発言者名等、他の検索条件を設定しない場合には、「5. 選択表示機能の詳細」の方法で探すことも可能です。
- 「開催日付」は、入力欄右のボタンを押すと表示されるカレンダーから選択することも可能です(シンプル表示には、この機能はありません)。カレンダーで年月表示部分を押すと当該年の月の選択画面、さらに年表示部分を押すと年の選択画面が表示されます。
- 「開催日付」を入力又は選択すると、「帝国議会回次」が自動的に入力されます。「帝国議会回次」を入力したい場合には、「開催日付」よりも先に、「帝国議会回次」を入力又は選択してください。
- 「帝国議会回次」「会議名」は、それぞれ入力欄右のボタンを押すと表示される子画面から選択することも可能です(シンプル表示には、この機能はありません)。入力欄に文字を入力して右のボタンを押すと、その文字で検索した状態で子画面が開かれます。
- 「帝国議会回次」「会議名」の入力欄に文字を入力すると、入力した文字を含む候補が、帝国議会回次の場合は開催日の新しい順、会議名の場合は文字コード順に最大8件、表示されます(シンプル表示には、この機能はありません)。
- 帝国議会の会期外の会議録は、開催日の直前の帝国議会回次に含まれています。
- 「会議名」は、正式名称(又は正式名称に含まれる文字列)で検索する必要があります。
- 「会議名」の入力欄に複数のキーワードを入力すると、OR検索になります。例えば「地方自治法案委員会 地方自治法案特別委員会」と入力すると、いずれの委員会の会議録も検索対象となります。
- 目次、索引、追録、附録として刊行された会議録を検索対象としたい場合には、それぞれチェックボックスで選択してください。
- 目次には、本会議や各委員会の開催日が記載されています。テキストデータが作成されており、それぞれの本会議や各委員会の会議録にリンクしています。
- 索引には、議員・国務大臣等の人名、法律案・決議案名等が掲載されています。テキストデータが作成されており、それぞれの本会議や各委員会の会議録にリンクしています。
- 附録・追録は、本会議や委員会の附録資料として作成されたものです。テキストデータが作成されています。
- 「開催日付」「帝国議会回次」「号数」の入力欄は、一定の期間を指定して検索することも、特定の日付や号を指定して検索することも可能です。
- 「検索語」欄は、会議録情報部分に含まれる案件名、本文の発言内容(発言に含まれている単語)等を検索対象とします。
- 検索時にご留意いただきたい点は次のとおりです。
- 複数の項目にキーワードを入力した場合、AND検索が行われます。キーワード欄(検索項目を指定しないで検索する)と、詳細検索の各入力欄を使用したAND検索も可能です。
- 「発言者」欄、「検索語・発言者」欄、「会議」欄を追加して、それぞれの入力欄の間でのAND検索、OR検索を行うことができます(シンプル表示には、この機能はありません)。
- 例えば「検索語・発言者欄を追加(AND検索)」ボタンを押し、1つ目の検索語に「税」、1つ目の発言者に「佐藤」、2つ目の検索語に「社会保障」、2つ目の発言者に「鈴木」と入力して検索すると、発言者「佐藤」の「税」を含む発言、発言者「鈴木」の「社会保障」を含む発言が、共に含まれている会議録が表示されます。
- 例えば「発言者欄を追加(OR検索)」「会議欄を追加(OR検索)」ボタンを押し、検索語に「税」、1つ目の発言者に「佐藤」、2つ目の発言者に「鈴木」、1つ目の会議名に「予算委員会」、2つ目の会議名に「請願委員会」と入力して検索すると、発言者「佐藤」又は「鈴木」が、「予算委員会」又は「請願委員会」で、「税」を含む発言をした会議録が表示されます。
- 「検索履歴」を選択すると、直近5件分の検索条件・入力語が表示されます。これを使って再度検索することができます。
- アルファベット(大文字/小文字/全角/半角)、アラビア数字(全角/半角)、異体字(例えば「国」と「國」)、かな(ひらがな/カタカナ)、拗音・促音と直音については文字の区別を行いませんので、どちらを入力してもヒットします。ただし、ダブルクォーテーション(二重引用符、"")で文字列を囲んだ場合と、詳細検索で「厳密な検索」を選んだ場合には、会議録本文で使用されている文字のとおり入力しないとヒットしません。
- 会議録本文中の数字は、「一九〇〇年」「三十名」等のように、基本的に漢数字が使用されています。これらは、漢数字のまま入力しないとヒットしません。ただし会議録の名称(第○回帝国議会 ○○院 ○○委員会議録 第○号 ○年○月○日等)に含まれる漢数字については、アラビア数字で検索してもヒットします。
- 検索数の上限の設定はありません。ヒット件数が多い語による検索の場合、結果が表示されるまでに時間が掛かる場合があります。
5. 選択表示機能の詳細
帝国議会会議録検索システムでは、会議開催日や院名・会議名等を指定して、該当する会議録を選択することもできます。
- トップページに表示されている「会期カレンダー」で日付を選択するか、回次を選択して「表示する」ボタンを押すと、その日付又は回次の会議録が、一覧で表示されます(シンプル表示では、「会期カレンダー」の代わりに「開催日」入力欄になります)。
- カレンダーで年月表示部分を押すと当該年の月の選択画面、さらに年表示部分を押すと年の選択画面が表示されます。
- 日付を選択すると、回次が自動的に入力されます。回次を入力したい場合には、日付よりも先に、回次を入力又は選択してください。
- 日付又は回次に加えて、院、会議名、号を指定することで、表示される会議録を絞り込むことができます。なお、日付を選択した場合、号の入力は不要です(日付で号が特定できるため)。
- 回次の入力欄に文字を入力すると、入力した文字で始まる候補が、開催日の新しい順に最大8件、表示されます(シンプル表示には、この機能はありません)。
- 回次は、入力欄右のボタンを押すと表示される子画面から選択することも可能です(シンプル表示には、この機能はありません)。入力欄に文字を入力して右のボタンを押すと、その文字で検索した状態で子画面が開かれます。
- 帝国議会の会期外の会議録は、開催日の直前の帝国議会回次に含まれています。
- 回次が入力されている場合に院、院が選択されている場合に会議名、会議名が選択されている場合に号数が選択できるようになります。
- キーワード欄、詳細検索の各入力欄と併用した検索はできません。
6. 検索結果(会議録本文情報)の詳細
「4. 検索機能の詳細」又は「5. 選択表示機能の詳細」の方法で検索を行った後、検索結果一覧表示画面に移動し、そこから会議録を選択して、会議録本文のテキスト表示画面、又はPDF表示画面に移動します。
- 検索結果一覧表示画面では、検索条件にヒットした会議録が一覧で表示されます。
- 検索結果の「該当会議録」はヒットした会議録の数、「該当箇所」はヒットした発言等(会議録情報も含みます。)の数を表しています。
- 初期設定では、会議開催日の新しい順に、1画面当たり20件ずつ表示されます。表示件数、表示順は、リストから選択して「表示」ボタンを押すことで、変更できます。
- 表示件数を超えた場合、表示するページを選択するボタンが表示されます。
- ヒットした会議名を押すと、その会議録の全文テキストを表示します。
- 会議名右の「テキスト表示」「PDF表示」を押すと、それぞれ、会議録の全文テキスト、PDFを表示します。
- 表示されるのは会議録の先頭部分です。
- 発言や発言者名等を検索対象とした場合、「該当箇所をすべて展開」ボタン、又は一覧表示されている各会議録の下にある「該当箇所を展開」ボタンを押すと、ヒットした発言等の箇所(スニペット)も表示されます(1会議録当たり20件まで)。
- ヒットした発言等を押すと、その発言等が掲載されている箇所を表示します。
- 発言等の右の「テキスト表示」「PDF表示」を押すと、それぞれ、その発言等が掲載されている箇所のテキスト、PDFを表示します。
- 会議の開催年、院により、表示する会議録を絞り込むことができます。それぞれリストから選択して「絞込」ボタンを押すことで、変更されます。
- 「該当会議録一覧印刷用画面」ボタンは、印刷に適した形式で会議録のリストを別画面で表示します。
- キーワード欄や「詳細検索」ボタンから、再度検索を行うことができます(シンプル表示には、この機能はありません。再度トップページに戻って検索してください)。詳細検索の場合、検索条件、入力語も再現されます。
- テキスト表示画面では、会議録の全文テキストが表示されます。
- 前の画面で会議録名を選択した場合には会議録情報部分、発言等を選択した場合には選択した発言部分にフォーカスしたテキストが表示されます。
- スクロール、又は、「前後の発言へ移動」ボタンで、会議録全体を通して表示していくことができます。
- ヒットした箇所が複数ある場合、「前後の該当箇所へ移動」ボタンを押すと、1つ前又は1つ後のヒット箇所がフォーカスされて表示されます。
- 「発言目次」の領域から発言を選択した場合、その発言部分がフォーカスされて表示されます。
- テキスト表示領域の「発言単位表示にする」ボタンを押すと、画面上に1つの発言だけが表示される「発言単位表示」になり、ボタンの名称が「発言単位表示をやめる」に変わります(シンプル表示には、この機能はありません)。
- 発言単位表示では、「前後の発言へ移動」ボタンで、前後の発言を表示する形になります。
- 発言単位表示では、「前後の該当箇所へ移動」ボタンで、ヒットした箇所だけを順に表示することができます。
- 「発言単位表示をやめる」ボタンで、会議録全体を通して表示するようになります。
- 初期設定では会議録全体が表示対象になっていますが、「発言を絞り込む」欄で、特定のキーワードを含む発言や特定の発言者の発言だけを表示するよう、絞り込むことができます。
- 「テキスト印刷用ファイル出力」で、表示している会議録(発言単位表示の場合は表示している発言)のテキストファイルを出力します。
- 「発言目次」欄では、発言を選択して、テキストデータをダウンロードすることが可能です。「全選択/全解除」にチェックを入れることで、会議録全体がダウンロードできます。また、発言の範囲を指定してダウンロードすることも可能です。
- 「発言目次」欄では、検索した入力語が含まれている発言等が色付きで表示されます(シンプル表示では、「検索語が含まれています」と表示されます)。
- 目次・索引や附録・追録の場合、前の画面で会議録名を選択した場合には先頭部分、発言者名、案件名等を選択した場合には選択した部分にフォーカスしたテキストが表示されます。
- 本文中のリンクをクリックすることで、それぞれの本会議や各委員会の会議録のテキスト表示画面に移動できます。
- 「XML形式でダウンロード」ボタンを押して、ダウンロードすることができます。
- 検索した入力語が含まれている場合、該当する箇所がハイライト表示されます。
- 判読できなかった文字は、記号「〓」が入力されています。
- 「発言URLを表示」リンクを押すと、その発言の固定URLが表示されます。このURLは、「発言単位表示」で発言等を表示するURLになっています。
- 「PDF」ボタンを押すと、先頭ページのPDF表示画面に移動します。
- 検索の結果、複数の会議録がヒットした場合、「前の検索結果」「次の検索結果」ボタンから、検索結果一覧で表示された前後の会議録に移動できます。
- 「発言の絞り込み」欄、「発言目次」欄で、発言者名の隣に表示されているリンクを押すと、発言者情報(発言者名、肩書き、所属会派、選出、在任期間)が表示されます。
- 「発言目次」欄にページ数が表示されている場合、そのページ数を押すと、その発言が含まれるページのPDF表示画面に移動します。
- テキスト表示画面のURLの構造は「detail?minId={会議録のID}&spkNum={発言番号}¤t={検索結果一覧の何番目かを示す数字}」となっています。特定の発言を選択していない場合は「&spkNum={数字}」、検索結果一覧からの移動ではない場合(ブックマークやリンクから移動した場合)は「¤t={数字}」はありません。
- 前の画面で会議録名を選択した場合には会議録情報部分、発言等を選択した場合には選択した発言部分にフォーカスしたテキストが表示されます。
- PDF表示画面では、会議録の該当箇所の画像(PDF形式)が表示されます。
- 前の画面で会議録名を選択した場合には会議録の先頭ページ、発言等を選択した場合には選択した発言等が含まれるページの画像が表示されています。「ページ移動」ボタンで、前後のページの画像を表示することができます。
- 「PDF全ページ(別画面)」ボタンを押すと、会議録全体のPDF画像ファイルが表示されます。ダウンロードも可能です。
- 「テキスト表示」ボタンを押すと、テキスト表示画面に移動します。会議録の先頭部分にフォーカスして表示されます。
- 検索の結果、複数の会議録がヒットした場合、「前の検索結果」「次の検索結果」ボタンから、検索結果一覧で表示された前後の会議録に移動できます。
- 「発言目次」欄で、発言者名の隣に表示されているリンクを押すと、発言者情報(発言者名、肩書き、所属会派、選出、在任期間)が表示されます。
- 「発言目次」欄にページ数が表示されている場合、そのページ数を押すと、その発言が含まれるページの画像が表示されます。
- PDF表示画面のURLの構造は「detailPDF?minId={会議録のID}&page={PDFファイルのページ番号}&spkNum={発言番号}¤t={検索結果一覧の何番目かを示す数字}」となっています。特定の発言を選択していない場合は「&spkNum={数字}」、検索結果一覧からの移動ではない場合(ブックマークやリンクから移動した場合)は「¤t={数字}」はありません。
- このシステムで提供する画像は、PDF形式のみです。
7. APIを利用する
帝国議会会議録検索システムには、(1) 会議単位簡易出力、(2) 会議単位出力、(3) 発言単位出力、の3種類の検索APIがあります。
- (1) 会議単位簡易出力では、指定した検索条件でヒットした会議録の情報(回次、院、会議名、号、開催日、ID、URL等)を、XML形式又はJSON形式で返戻します。
- アクセスURLは https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/api/emp/meeting_list?{検索条件} です。
- 発言を対象に検索した場合には、会議録中の該当する発言の情報(発言者名、発言順、ID、URL)も合わせて返戻します。
- 本文のテキストデータは返戻しません。
- (2) 会議単位出力では、指定した検索条件でヒットした会議録の情報(回次、院、会議名、号、開催日、ID、URL等)と本文のテキストデータ(発言者の情報を含みます。)を、XML形式又はJSON形式で返戻します。
- アクセスURLは https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/api/emp/meeting?{検索条件} です。
- 本文のテキストデータが返戻される点で(1) 会議単位簡易出力と、会議録中の全ての発言が返戻される点で(3) 発言単位出力と異なります。
- (3) 発言単位出力では、指定した検索条件でヒットした発言本文のテキストデータ(発言者の情報を含みます。)を、その発言が含まれる会議録の情報(回次、院、会議名、号、開催日、ID、URL等)と共に、XML形式又はJSON形式で返戻します。
- アクセスURLは https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/api/emp/speech?{検索条件} です。
- 本文のテキストデータが返戻される点で(1) 会議単位簡易出力と、ヒットした発言だけが返戻される点で(2) 会議単位出力と異なります。
- APIの詳細については、API仕様をご覧ください。
- 検索条件は、いずれも共通ですが、返戻形式はそれぞれ異なります。
- 一度に返戻されるデータは、(1)、(3)は最大100件、(2)は最大10件です。
- 検索上限の設定はありませんが、このシステムの運用に影響のあるような負荷のかかる利用(短時間での大量アクセス等)はご遠慮ください。
8. 動作環境
- このウェブサイトは、以下のウェブブラウザの最新バージョンで動作を確認しています(アルファベット順)。
- Firefox
- Google Chrome
- Google Chrome (Android版)
- Microsoft Edge
- 一部の機能を省いたシンプル表示については、以下のブラウザでの動作も確認しています。
- NetReader2
- このシステムでは、画面を移動しても入力した語や検索式などが残るよう、ブラウザにCookieを保存します。Cookieをオンにしてご利用ください。なお、利用される方のお名前、ご所属、連絡先等の情報を入力していただく画面はありません。
- 利用条件については、「10. 利用条件・免責事項」をご覧ください。
9. ウェブアクセシビリティ
国立国会図書館では、すべての人が心身の条件や利用する環境に関係なく、当館のウェブサービスで提供する情報や機能に支障なくアクセスし、利用できるようにするため、「JIS X 8341-3:2016(高齢者・障碍者等配慮設計指針―情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス―第3部:ウェブコンテンツ)」に準拠した国立国会図書館ウェブアクセシビリティ方針を策定し、ウェブアクセシビリティの確保および向上に努めています。
ウェブアクセシビリティ試験結果
10. 利用条件・免責事項
- 「国立国会図書館ウェブサイト利用規約」 に従ってご利用ください。このデータベースについての注意点は次のとおりです。
- データベース自体の著作権は国立国会図書館に帰属しています。
- 発言の著作権は個々の発言者に帰属し、その利用については、原則として、著作権者の許諾が必要となります。ただし、著作権の保護期間が満了している発言者の場合や、著作権法の権利制限規定が適用される場合(私的使用のための複製、引用、政治上の演説又は陳述に該当する箇所の利用、報道、電子計算機による情報解析等)には、著作権法の定める条件に従って、著作権者の許諾を得ることなくご利用いただけます。著作権者の許諾の要否、許諾を得ることなく利用できる場合の利用条件等については、ご自身でご確認ください。
- このシステムの運用に影響のあるような負荷のかかる利用(短時間での大量アクセス等)はご遠慮ください。安定運用に支障をきたすと当館が判断した場合には、予告なくアクセスを遮断する等の措置をとることがあります。
- APIの利用等、機械的なアクセスを行う場合、多重リクエストは避けてください。また、データを取得し終えてから数秒程度空けて次のリクエストを行うようにしてください。
- このシステムでは、利用状況の分析やサービス改善を行うための統計作成等を目的として、個人を特定できる情報を含まないアクセスログを取得します。
- このシステムを利用して行う一切の行為に関する著作権法上その他の問題については、利用される方においてその責任を負うものとし、国立国会図書館は何ら責任を負うものではありません。第三者との間に問題が生じた場合は、利用される方がその責任を負うことになりますこと、ご留意の上、ご利用ください。
11. お問い合わせ
- 会議録中の画像読み取りによる誤字等については、誤字指摘フォームからお知らせください。
- 利用に係るご感想は、アンケートフォームからお知らせください。
- 帝国議会の会議録(速記録、議事録)については、以下の文献もご覧ください。
- 全文テキストデータ提供については、以下の資料もご覧ください。
- 帝国議会会議録を含む議会資料の調べ方については、国立国会図書館リサーチ・ナビ「日本-議会資料(帝国議会)」もご活用ください。
- その他のお問い合わせは、お問い合わせフォームから、「帝国議会会議録検索システム」に関するお問い合わせである点を明記して送信してください。