第26回帝国議会　衆議院　本会議　第3号　明治43年1月22日

1. 会議録本文

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• 000・会議録情報

  明治四十三年一月二十二日（土曜日）午後一時九分開議
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  　議事日程　第二號　明治四十三年一月二十二日
  　　　午後一時開議
  　第一　地租條例中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第二　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第三　宅地地價修正法案（政府提出）　第一讀會
  　第四　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第五　耕地整理法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第六　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第七　災害地地租特別處分法案（政府提出）　第一讀會
  　第八　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第九　沖繩縣に於ける舊租免除に關する法律案（政府提出）　第一讀會
  　第十　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第十一　所得税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第十二　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第十三　營業税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第十四　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第十五　相續税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第十六　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第十七　通行税法案（政府提出）　第一讀會
  　第十八　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第十九　酒精造石税徴收猶豫及免除に關する法律案（政府提出）　第一讀會
  　第二十　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第二十一　砂糖消費税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第二十二　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第二十三　織物消費税法案（政府提出）　第一讀會
  　第二十四　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第二十五　賣藥税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第二十六　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第二十七　砂金採取地税法案（政府提出）　第一讀會
  　第二十八　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第二十九　鑛業法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第三十　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第三十一　登録税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第三十二　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第三十三　取引所税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第三十四　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第三十五　狩獵法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第三十六　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第三十七　印紙税法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第三十八　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第三十九　民事訴訟用印紙法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第四十　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第四十一　商事非訟事件印紙法中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第四十二　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第四十三　行政訴訟書類印紙貼用廢止に關する法律案（政府提出）　第一讀會
  　第四十四　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第四十五　明治四十一年法律第三十七號中改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第四十六　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第四十七　製鹽地整理に關する法律案（政府提出）　第一讀會
  　第四十八　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
  　第四十九　關税定率法改正法律案（政府提出）　第一讀會
  　第五十　右議案の審査を付託すへき委員の選舉
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• 001・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　開會ノ始ニ於テ御紹介ヲ致シマス、補缺選舉ノ結果ニ依リ
  當選セラレ、本日出院ニナリマシタ議員ガゴザイマスカラ御紹介致シマス、其御紹介ノ場
  合ニハ當選ノ議員ハ起立シテ、本院ニ位列ノ權ヲ得ラレタコトヲ表證アランコトヲ望ミマ
  ス、北海道小樽區選出議員高橋直治君
  〔高橋直治君起立〕
  〔拍手起ル〕

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• 002・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　是ヨリ諸般ノ報告ヲ致シマス
  〔書記朗讀〕
  一去四十二年十二月二十八日桂內閣總理大臣ヨリ左ノ通政府委員任命相成タ
  ル旨ノ通牒ヲ受領セリ
  統監府參與官石塚英藏
  統監府司法廳長官法學博士倉富勇三郞
  統監府通信管理局長池田十三種類
  統監府書記官伯爵兒玉秀
  政府委員被仰付
  一北海道小樽區選出議員渡邊兵四郞君ノ補闕トシテ高橋直治君當選セラレ
  タリ
  一政府ヨリ提出セラレタル議案左ノ如シ
  地租條例中改正法律案
  宅地地價修正法案
  耕地整理法中改正法律案
  災害地地租特別處分法案
  沖繩縣ニ於ケル舊租免除ニ關スル法律案
  所得稅法中改正法律案
  營業稅法中改正法律案
  相續稅法中改正法律案
  通行稅法案
  酒精造石稅徵收猶豫及免除ニ關スル法律案
  砂糖消費稅法中改正法律案
  織物消費稅法案
  賣藥稅法中改正法律案
  砂金採取地稅法案
  鑛業法中改正法律案
  登錄稅法中改正法律案
  取引所稅法中改正法律案
  狩獵法中改正法律案
  印紙稅法中改正法律案
  民事訴訟用印紙法中改正法律案
  商事非訟事件印紙法中改正法律案
  行政訴訟書類印紙貼用廢止ニ關スル法律案
  明治四十一年法律第三十七號中改正法律案
  製鹽地整理ニ關スル法律案
  關稅定率法改正法律案
  明治四十三年度歲入歲出總豫算案竝明治四十三年度各特別會計歲入歳出
  豫算案
  豫算外國庫ノ負擔トナルヘキ契約ヲ爲スヲ要スル件
  明治四十年度歲入歳出總決算
  明治四十年度各特別會計歲入歲出決算
  明治四十年度歲入歳出決算檢査報告
  一議員ヨリ提出セラレタル議案左ノ如シ
  衆議院議員選舉法中改正法律案
  提出者花井卓藏君卜部喜太郎君
  一大竹貫一君外一名ヨリ中村舜次郞君ニ係ル議員資格ニ付異議ノ申立アリタ
  一石橋爲之助君ヨリ對米外交ニ關スル質問主意書ヲ提出セラレタリ
  一大橋賴摸君ヨリ新聞社通信社行賞ニ關スル質問主意書ヲ提出セラレタリ
  〔左ノ質問書ハ朗讀ヲ經サルモ參照ノタメ玆ニ揭載ス)
  對米外交ニ關スル質問主意書
  右成規ニ據リ提出候也
  明治四十三年一月二十日
  提出者石橋爲之助贊成者入江武一郞
  外三十九名
  對米外交ニ關スル質問主意書
  一米國ニ於ル日本移民問題ニ就テ政府ハ何故ニ既得ノ權利ヲ抛棄シ旣成ノ事實
  ヲ破壞シテ顧ミサルヤ
  一明治四十一年中高平大使ト米國國務卿ルート氏トノ間ニ調印シタル移民協約
  所謂「ゼントルマン、アグリーメント」ナルモノヽ內容如何成ルベク其全文ヲ示サレタシ
  一滿洲ニ於ケル門戶開放及機會均等ノ主義ニ關シ政府ハ日本ノ戰後滿洲ニ於ケ
  ル地位カ戰前ニ比シテ特殊ノ關係ヲ有スルニ至レルコトヲ世界列國別テ米國ニ了
  解セシムルノ手段ヲ取リタルコトアリヤ否ヤ若シ之レナシトセハ其理由如何
  一政府ハ東洋ニ於ル日本商業關係ヲシテ一層親密ニ且圓滑ニ進步セシムルタメ日
  米協力(競爭ニアラス)ノ精神ヲ米國ニ鼓吹スルノ意ナキヤ
  右及質問候也
  新聞社通信社行賞ニ關スル質問主意書
  右成規ニ據リ提出候也
  明治四十三年一月二十二日
  提出者大橋賴摸贊成者恆松隆慶
  外三十名
  新聞社通信社行賞ニ關スル質問主意書
  一明治三十七八年戰役ノ功勞ニ對シ政府ハ明治四十一一年十二月二十九日付
  官報ヲ以テ新聞社、通信社ニ對シ金杯若クハ銀杯ヲ下賜セラルヽ旨發表セラレ
  タリ右ハ新聞社通信社ニ對スル相當ノ行賞ナリト認ムル乎
  二新聞社、通信社ニ行賞スルニ當リ金杯一組、金杯一箇、銀杯一組ノ三種ニ區
  別セシハ如何ナル主意ナル乎
  三行賞ニ等級ヲ付セシハ政府ハ新聞社、通信社ノ經營狀態、及新聞發刊紙數
  高等事實ニ付テ之ヲ調査セシ乎果シテ之レカ調査ヲ遂ケタリトセハ其均衡ヲ失ス
  ル甚タシキモノアリ政府ハ何ヲ標準トシテ此ノ等級ヲ付セラレタル平
  四各宗派ト新聞社通信社トニ於ケル行賞ハ均衡ヲ失セルモノヽ如シ而モ尙適當
  ノ行賞ト認ムル乎
  五新聞社、通信社ノ代表者及從軍記者カ行賞ニ洩レタルハ何故ナル乎
  右及質問候也
  一委員長及理事左ノ通リ當選セラタリ
  豫算委員長鳩山和夫君理事義
  理事粕谷義三君理事茂第二章 附近
  理事森田勇次郞君翠福渡荒川秋川井邊川原岡
  理事速整爾君理理理理事事事事千
  決算委員長武板早倉中君鐵三三郞冬君君君
  理事藤金吉君
  理事中島祐八君
  請願委員長榊田〓兵衞君理事小久保喜七君
  理事堀谷左次郞君理事大熊三之助君
  懲罰委員長戶水寛人君理事小泉又次郞君
  理事平島松尾君理事富島暢夫君

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• 003・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御諮リヲ致シマス、決算委員翠川鐵三君病氣ノタメ辭任
  ノ申出ガアリマス許可シテ差支アリマセヌカ
  〔「異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

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• 004・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ナイト認メマスカラ、許可スルコトニ致シマス、而シテ
  同君ハ第五部選出ノ委員デゴザイマスカラ、第五部ノ諸君ハ速ニ補闕選舉ヲ行ハレテ
  御屆出アランコトヲ望ミマス、尙請願委員近江谷榮次君病氣ノタメ辭任ノ申出ガアリ
  マス、許可シテ差支アリマセヌカ
  〔「異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

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• 005・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ナイト認メマスカラ、許可スルコトニ決シマス、尙同君
  ハ第七部選出ノ委員デアリマスカラ、同部ノ諸君ハ速ニ補闕選舉ノ上御屆出アランコト
  ヲ望ミマスー濱田國松君病氣ニ付キ昨二十一日ヨリ向フ二週間、東條良平君病
  氣ニ付キ去ル二十一日ヨリ三週間請暇ノ願出ガアリマス、許可シテ差支アリマセヌカ
  (「異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

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• 006・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナイト認メマスカラ、許可スルコトニ致シマスー
  是ヨリ會議ヲ開キマス、內閣總理大臣侯爵桂太郞君
  (内閣總理大臣侯爵桂太郞君登壇〕

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• 007・桂太郎

  ○內閣總理大臣(侯爵桂太郞君)　諸君、昨年此席ニ於キマシテ諸君ト相見エマシテ
  ヨリ茲ニ一年、本日再ビ諸君ニ向ヒ施政ノ方針ニ付キマシテ、政府ノ所見ヲ陳述致シマスル
  ノハ、本大臣ノ光榮トスルトコロデゴザイマス、帝國ト締盟各國トノ交際ハ愈〓深厚デゴザイ
  マシテ、就中英國トノ同盟ハ益〓鞏固ヲ加ヘマシタノハ、本大臣ノ諸君ト共ニ深ク欣プト
  コロデゴザイマス、前年來日〓兩帝國ノ間ニ懸案トナッテアリマシタ滿洲ニ關シマスル問
  題ニ付キマシテハ、帝國政府ハ善鄰ノ交誼ヲ重ンジマシテ、互讓ノ誠意ヲ以テ之ガ解
  決ニ努メマシタルトコロ、〓國モ亦帝國ノ誠意ノアル所ヲ諒ト致シマシテ、遂ニ昨年九
  月日〓協約ヲ決定致シマシテ、數年ニ涉リマシタ問題モ茲ニ結了ヲ告グルニ至ッタノデ
  ゴザイマス、帝國ハ從來滿洲ニ於キマシテ門戶開放、機會均等ノ主義ヲ尊重致シマシ
  テ、諸般ノ經營上其履行ニ付キマシテ遺憾ナキヲ期シマシタノデゴザイマシテ、其誠意ハ
  列國ノ齊シク認ムルトコロナルコトヲ信ジマス、)韓國ニ對シマスル帝國ノ關係ハ、韓國銀
  行ノ設立、司法監獄事務ノ委託、軍部廢止等ノ實行ニ付キマシテ、益〓密接ヲ加ヘ帝
  國ノ保護政策ヲ確實ニスルコトヲ得マシタ、現行條約ノ有效期間モ最早來年ニ迫リタ
  ルヲ以チマシテ、政府ハ之ガ改正ニ著手スルノ準備ヲ怠リマセヌ、而シテ之ガタメニ現行
  關稅定率法ヲ改正スルノ必要ヲ認メマシテ其改正法案ヲ當議會ニ提出ヲ致シマシ
  タ帝國ノ財政ニ關シマシテハ昨年諸君ノ御協贊ヲ經マシテ成立致シマシタル豫算ノ實
  行ニ入リマシテヨリ、僅ニ半歲ヲ過ギタノデゴザリマスケレドモ、幸ニシテ財政方針ノ確立
  ハ漸次內外ノ信用ヲ恢復スルノ效果ヲ示シマシタ、政府ハ來年度ニ於キマシテモ、固ク
  旣定ノ方針ヲ維持シマシテ以テ戰後ノ財政整理ヲ完カラシメンコトヲ期シテ居リマス、旣
  定ノ皇室費ハ二十年前ノ制定ニ係ルモノデゴザイマシテ、今日之ヲ增加致シマスルノハ
  最モ適當ノコトヽ信ジマス、稅法ニ付キマシテハ其偏重偏輕ヲ矯メマシテ、負擔ノ均衡ヲ
  計ルヲ目的トシテ調査致シマシタ結果、最モ急務ト認メマスルモノニ付テ、其整理ノ案
  ヲ立テマシテ、玆ニ之ニ關シマスル諸種ノ法律案ヲ提出致シマシタ、又物價ノ騰貴貨
  幣法ノ改正ニ促サレマシテ、多年ノ問題トナッテ居リマシタ官吏ノ增俸モ、亦實ニ已ヲ得
  ザルモノト認メマシタ、前年度剩餘金ノ中急要已ムヲ得ザル經費ノ財源ニ充テマシタモ
  ノヲ除キ、其殘額ヲ國債ノ償還ニ充ツルタメ、之ヲ國債整理基金ニ臨時ニ繰入ヲ致シ
  マシテ、以テ益〓國債整理ノ實效ヲ舉グルコトヲ期シマシタ、其他產業ノ發達、〓育上
  ノ施設、運輸交通機關ノ整理等苟モ國力ノ發展ニ資スルモノニ付テハ、財源ノ許ス範
  圍ニ於キマシテ、實行ニ力メマシタ、右ノ方針ニ依リマシテ編成致シマシタル豫算案ハ、
  既ニ議會ニ提出ヲ致シマシタ、諸君、幸ニ此旨ヲ諒セラレマシテ、速ニ御協賛ヲ與ヘラレ
  ンコトハ本大臣ノ切ニ希望致ストコロデゴザイマス

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• 008・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　大藏大臣侯爵桂太郞君
  〔大藏大臣侯爵桂太郞君登壇〕

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• 009・桂太郎

  ○大藏大臣(侯爵桂太郞君)　-諸君、玆ニ明治四十三年度歲計豫算ヲ諸君ニ
  御紹介ヲ致シマスルノハ、本大臣ノ深ク光榮ト致シマストコロデゴザイマス、明治四十三
  年度總像算ニ計上致シマシタトコロノ歲入ハ經常部ニ屬シマスモノガ四億八千八百
  九十二万九千五百六十四圓、臨時部ニ屬シマスルモノガ四千五百二十四万三千百
  四十二圓、合計五億三千四百十七万二千七百六圓デゴザリマス、其歲出ハ經常部ニ
  屬シマスモノガ四億二千九十八万四百五圓、臨時部ニ屬シマスモノガ一億一千三百
  十九万二千三百一圓、合計五億三千四百十七万二千七百六圓デゴザリマス、故
  經常歲入ヲ以チマシテ、之ヲ經常歲出ニ比較致シマスルト、六千七百九十四万九千
  百五十九圓ノ超過デアリマス、是ニ前年度ニ於キマシテ經常部ノ歲出歲入ノ關係ニ對
  照ヲ致シマスルト、一層良好ナル狀態ヲ示シテ居リマス、右總豫算ニ計上致シテゴザリマス
  ル歲出ノ外ニ明治四十三年度ニ於テハ明治四十一年度ヨリ繰延ベマシタ經費ノ中、
  六百八十九万九百四十三圓及臨時軍事費ノ特別會計ヨリ繰越シマシタ經費ノ中七
  百五十万四千百八十八圓、合計千四百三十九万五千百三十一圓ヲ使用スルノ豫
  定デゴザリマシテ、前年度剰餘金ヲ以チマシテ之ガ財源ニ充ツル積リデゴザイマス、明治
  四十三年度歲入ヲ以チマシテ之ヲ前年度豫算ニ比較致シマスルニ、經常部ニアリマシテ
  ハ稅制整理ニ付キマシテ、歲入ニ多少ノ減額ヲ行ヒマシタニ拘ラズ、一般經濟ノ發展ニ
  伴ヒマシテ、租稅、印紙收入、郵便電信電話收入及專賣局益金等ニ於キマシテ收入
  ノ增加ヲ致シマスモノト新ニ南滿洲鐵道株式會社ヨリ配當金ノ收入ヲ豫算致シマシ
  タニ依リマシテ、千八百五十七万餘圓ヲ增加致シマスガ、臨時部ニ於キマシテ三百三十
  三万餘圓ヲ減少致シマシタタメニ、差引歲入總額ニ於キマシテ一千五百二十四万餘
  圓ヲ增加スルコトヽナッテ居リマス、明治四十三年度歲出ヲ以チマシテ之ヲ前年度豫算
  ト比較致シマスルニ、經常部ニアリマシテハ一方ニ於テ行政整理ヨリ各般ノ政費ニ節約
  ヲ加ヘ、其他既定經費ノ減額ヲ見ルモノガアリマスルケレドモ、他方ニ於テ皇室費ノ增
  加、官吏ノ增俸及下士卒ノ增給、日韓協約ニ基ク司法廳、裁判所及監獄ノ新設、
  日〓協約ニ基ク間島領事館ノ新設、既定ノ經畫ニ基ク事業ノ進捗及軍備ノ充實、
  〓育資金配當金ノ設置等ガアリマスルタメニ、差引一千六百四十五万餘圓ヲ增加致
  シ、臨時部ニアリマシテハ一方ニ於テ既定繼續費年割額ノ增加ヲ致シマスモノガアリマ
  スル外、道路改良費ノ補助、北海道拓殖、韓國鐵道ノ建設改良、關門海峽ノ改良、
  神戶稅關防波堤ノ築造、臺灣兵營廳舍ノ營繕、軍用氣球ノ〓究、鎭海軍港ノ設備
  及發電水力ノ調査等經濟上竝ニ軍事上緊急缺クコトノ出來マセヌ施設ヲ致シ竝ニ國債
  償還額ヲ增加致シマシタタメニ、臨時ニ國債整理基金ノ繰入ヲ增加ヲ致シマシタガ他
  方ニ於テ事業ノ完了ヲ致シ、既定年割額ノ減少ヲ致シマスモノガアリマスタメ、差引キマシ
  テ百十九万餘圓ヲ減少致シマシタ、結局歲出總高ニ於テ一千五百二十五万餘圓ノ
  增加ヲ見ルモノデアリマス、以上ハ明治四十三年度豫算ニ關シマシテ、其設計ノ大體ヲ
  說明致シマシタガ、本大臣ハ更ニ進ンデ、同年度豫算ニ關シマスル財政經畫ノ綱領ニ
  付キマシテ一言ヲ致サウト思ヒマス、抑〓戰後財政ノ調理ハ歲計ノ基礎ヲ確實ニ致シマ
  シン、急激ニ增加致シマシタル公債ヲ整理致シマスルコトヲ第一ノ急務ト致スベキコト
  ハ、本大臣ノ前議會ニ於キマシテ既ニ陳述シマシタルトコロデゴザイマシテ、明治四十二
  年度豫算ヲ編成スルニ方リマシテハ、主トシテ將來ニ亙リマシテ、歲入歳出ヲ整頓ヲ致
  シテ其均衡ヲ保チ、新規公債ノ發行ヲ避ケ、其償還額ヲ增加致シマシテ、以テ財政ノ
  基礎ヲ鞏固ニシ、公債ニ對スル信用ヲ厚ウシ、併セテ一般經濟界ノ調和ヲ計リマスルノ
  方針ヲ取リマシタ、此方針ハ幸ニ諸君ノ協贊ヲ得マシテ、戰後財政ノ整理漸ク其緒
  ニ著キマスルコトヲ得マシタルハ本大臣ノ深ク喜ブ所デゴザイマス、今明治四十三年
  度豫算ヲ編成スルニ方リマシテモ、右ノ方針ハ之ヲ動カシマセズ、更ニ進ミマシテ愈適
  實ニ之ヲ實行致シ、以テ漸次至難ナル戰後財政整理ノ事業ヲ完了センコトヲ期シマ
  シタ、卽チ第一ニ國民負擔ノ衡平ヲ計リマスルガタメニ稅制ノ整理ヲ實行シ、第二ニ行
  政ノ整理ヲ行ヒ、政費ノ節約ヲ計ルト同時ニ多年ノ宿題デアリマシタル官吏增俸、下士
  卒ノ增給ヲ行ヒ、併セテ國運ノ發展上必要已ムベカラザル各般ノ施設ヲ爲シ、第三ニ
  償還期限ノ差迫リマシタル國庫債券ノ償還ヲ便ニシ、併セテ國債ノ信用ヲ增加スルノ
  經畫ヲ立テマシタ、大戰役後我國勢ハ一變ヲ致シマシタルガ故ニ、隨ッテ國民ノ負擔ガ
  戰役前ト同ジキコトヲ得マセヌノハ今更申述ベルマデモナイコトデアリマス併ナガラ戰時
  匆忙ノ際ニ、成ルベク簡便ノ方法ニ依リマシテ、租稅ノ增徵ヲ爲サントシテ制定ヲ致シマシ
  タル各種稅法ノ下ニ於キマシテ、負擔ニ衡平ヲ失スルモノヽアリマスルコトハ之ヲ否認ス
  ル譯ニ參リマセヌ、故ニ財源ノ許ス限リ各般ノ稅制ヲ整理致シマシテ、民ノ負擔ニ厚薄ナ
  カラシメヌト云フコトハ極メテ必要ノコトヽ考ヘマス明治四十三年度ニ於キマシテハ其
  最モ急トスル處ニ付キマシテ整理ヲ行ハントスルモノデアリマシテ、之ガタメニ生ズベキ
  歲入ノ減額ハ約一千万圓デゴザイマス、國防ノ大計ハ之ヲ動カスコトヲ得マセヌガ故
  ニ、旣定ノ軍備ヲ縮小ヲ致サシメザル範圍內ニ於キマシテ、行政各般ノ整理ヲ行ヒ
  事務ノ執行ヲ簡捷ニシ官吏ノ定員ヲ減少シ之ニ依リマシテ政費ヲ節約致シマスル
  ト同時ニ、物價ノ騰貴貨幣法ノ改正等ニ依リマシテ、久シク增額ノ必要ニ迫ッテ居リ
  マスル文武官吏ノ俸給竝ニ下士卒ノ給與ニ對シテ約三割ノ增給ヲ行ヒ以テ適材ヲ
  適所ニ任ジ、政務ノ振興ヲ計ルノ案ヲ立テマシタ增俸增給ノタメニ歲出ヲ增加スルコ
  トハ一般會計及特別會計ヲ通ジマシテ約千五百万圓トナリマスルガ、行政整理ニ
  依リマシテ政費ノ減ズルコトガ約六百万圓デアリマスルガ故ニ、差引新ニ財源ヲ要ス
  ルコトガ約九百万圓デゴザリマス其他各般ノ經費ニ付キマシテハ歲計全體ヲ通ジマ
  シテ努メテ緊縮ヲ圖リ、新規要求ハ成ルベク之ヲ見合セ、既定經畫ニ屬スルモノニアリマ
  シテモ、出來得ル限リ之ニ節減ヲ加フルノ方針ニ依リマシタケレドモ戰後ノ經營ハ徒ニ
  消極ニ偏スルヲ許シマセヌガ故ニ、國力ノ發展竝ニ經濟社會ノ進運ニ伴ヒ、若クハ國民
  經濟力ノ發達ニ必要缺クベカラザル各種ノ施設ニ關シマシテハ、、確實ナル財源ノ許ス範圍
  內ニ於キマシテ、其遂行ヲ期スルコトニ致シマシタ、明治四十三年度國債整理基金繰
  入額ハ一億九千三百九十三万餘圓デアリマシテ、之ヲ前年度ニ比較致シマスルニ、實
  ニ一千八十万圓ノ增額トナリマス、而シテ右ノ繰入金ノ中元金ノ償還ニ充ツベキ金額ハ
  六千八十万圓デアリマシテ、前年度ニ比較致シマシテ一千万圓ヲ增加スルモノデアリマシ
  タ、右ノ如ク國債償還額ノ增加致シマシタルノハ旣定ノ經畫ニ基キマシテ、前年度ニ於
  テ償還ヲ致シマスル元金ノ利子ニ相當スル金額卽チ約二百五十万圓ヲ增加スルノ外、
  明治四十一年度ニ於キマシテ生ジマシタル歲計剩餘中必要已ムヲ得ザル經費ニ充當ス
  ベキモノヲ除キマシタル殘額七百五十万圓ヲ、臨時ニ國債整理基金ニ繰入ヲ致シマシ
  タル結果デアリマス、歲計剰餘金ヲ國債ノ償還ニ使用致シマスルコトハ國庫ノ負擔ヲ輕
  減スルニ最モ適實ナル方法デアリマスルノミナラズ、最近ニ償還期限ノ到來ヲ致シマスル
  國庫債券償還ニ對シマシテ、大ナル便益ヲ與フルモノデアリマス、翻ッテ我經濟界ノ趨
  勢ヲ按ジマスルニ、金融緩慢ヲ〓ゲ、內外市場ノ不振ハ未ダ急ニ多大ナル商工業ノ需
  用ヲ喚起スルニ至リマセヌケレドモ、明治四十二年中銀行會社ノ新設增資ニ係リマス
  ルモノガ、約一億二千万圓ニ上リマシテ、大體ニ於テ我經濟界ハ順次秩序的ノ發達ヲ
  示シツヽアルモノト謂ハネバナリマセヌ、又同年中ニ於キマスル我外國貿易ノ狀況ヲ見マ
  スルニ、輸出ガ四億一千三百餘万圓、輸入ガ三億九千四百餘万圓、合計八億七百
  餘万圓デアリマシテ、之ヲ前年度ノ貿易額ニ比較致シマスルトキハ、總額ニ於キマシテハ
  七百餘万圓ノ減少ヲ致シテ居リマス、蓋シ內外商工業不振ノ結果ニ外ナリマセヌガ、其
  內容ニ付キマシテ之ヲ見マスルトキハ、前年ニ比シマシテ輸出ヲ二一千四百餘万圓ヲ增加
  シ、輸入ヲ四千二百餘万圓ヲ減ジタルモノデアリマシテ、前年ニ於キマスル輸入超過五
  千八百餘万圓ニ對シ、約千九百万圓ノ輸出超過ヲ示シマスルノハ、去ル二十五年
  以來曾テ見ザルトコロノ現象デゴザイマス、我內地ノ產業ガ漸次其潜勢力ヲ發揮ス
  ルノ時期ニ到達シツヽアルモノト認ムルノ外アリマセヌ、之ヲ要スルニ戰後ノ財政ハ
  一度ハ必ズ整理ヲ要スルモノデアリマスルガ、整理ノ目的ハ財政ノ鞏固ヲ期スルニアリマ
  スルガ故ニ、之ヲ爲シマスルニハ先ヅ緩急其序ヲ誤ラザルコトガ肝要デアリマセウ、明治四
  十三年度ノ豫算ニ於キマシテハ、前年度ノ豫算經畫ニ次ギマシテ、其最モ急ナリト認
  メマスルトコロヲ實行セントスルモノデゴザイマシテ、本大臣ハ更ニ進ンデ十分ノ調査ヲ遂
  ゲ、內外ノ形勢ニ鑑ミ、事情ノ緩急ニ應ジテ漸次必要ナル施設ヲ怠ラザラントスル考デゴ
  ザイマス、諸君、本大臣ハ、諸君ガ愼重審議以テ速ニ豫算案ニ協贊ヲ與ヘラレンコトヲ
  希望シテ已マヌノデゴザイマス

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• 010・武藤金吉

  ○武藤金吉君　質問ガアリマス

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• 011・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　チヨット御待チ下サイ大藏大臣

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• 012・桂太郎

  ○大藏大臣(侯爵桂太郞君)　諸君、稅法整理ニ關係ヲ致シマスル各種法律案ノ議
  ニ上リマシタルヲ機會ト致シマシテ、稅法整理ノ趣旨竝ニ整理案ノ大要ヲ述ベテ、諸君ノ
  御參考ニ供シタイト考ヘマス、我國民ノ負擔ハ、大戰役ニ際シ急激ニ增稅ヲ致シマシタ
  ル結果ト致シマシテ、租稅ノ賦課均衡ヲ得マセヌデ負擔稍〓重キニ過ギタルモノガナイデハゴ
  ザイマセヌ、又諸般經濟上ノ變遷ニ從ヒマシテ、稅制ニ改正ヲ要スルモノガ少ナクハアリ
  マセヌ、此ヲ以チマシテ稅制ノ整理ハ、政府及國民ノ齊シク其必要ヲ認メマスルトコロデ
  アリマスルガ、又一方ニ於キマシテ國家ガ當然ノ任務ト致シマシテ、施設經營ヲ要シマスル
  事項ハ國運ノ發展ニ伴ヒマシテ益〓多キヲ加フル場合デゴザイマスルガ故ニ、急激ニ歲入
  ヲ減少致シマスルコトハ頗ル困難デアリマスルガ故ニ、歲計上確實ナル基礎ヲ動カシマセ
  ヌ範圍內ニ於キマシテ、負擔ノ均衡ヲ期シマスルト同時ニ、國民ノ全般ニ亙リマシテ最モ苦
  痛トスルトコロヲ緩和致シマスル目的ヲ以チマシテ、稅法ヲ整理スルコトヲ期シマシテ、玆
  ニ本案ヲ提出スルコトヽナリマシタ、卽チ地租ニアリマシテハ負擔ニ最モ偏輕偏重アル宅
  地ニ付キマシテ、其地價ヲ修正シ、所得稅ニアリマシテハ所得ノ種類及金額ニ應ジマ
  シテ負擔ノ適正ヲ圖リ、營業稅ニアリマシテハ營業ノ種類ニ依リ、最モ重キヲ置クベキ
  課稅ノ標率ヲ考ヘマシテ、其稅率ヲ適當ニ按排シ、相續稅ニアリマシテハ家督相續ノ
  稅率ヲ低減ヲ致シマシテ、通行稅ニアリマシテハ、市內通行稅ヲ免除シ、砂糖消費稅ニ
  アリマシテハ砂糖ノ種別ヲ增加致シマシテ稅率ノ權衡ヲ維持シ、織物消費稅ニアリマシ
  テハ毛織物ノ稅率ヲ毛織物以外ノ織物ト同一ナラシメ、鹽專賣ニアリマシテハ鹽田ノ整
  理ヲ致シマシテ、之ニ依リマシテ得タル利益ノ增加ヲ以チマシテ鹽價ノ低減ヲ圖リマスル
  等ガ、改正ノ重ナル〓テアリマス、是等ノ整理ヨリ生ジマスル歲入減少額ハ、明治四
  十三年度ニ於キマシテ約九百十二万圓、四十四年度ニ於キマシテ約千二十一万圓
  ト相成リマス、諸君、何卒御審議ノ上協贊ヲ與ヘラレマスルヤウ希望致シマス尙茲ニ現
  行關稅定率法ニ於キマシテ諸君ニ御紹介致シテ置キマセウト考ヘマス、諸君現行關
  稅定率法ハ制定後數次ノ改正ヲ經マシテ、就中明治三十九年ニ於キマシテ產業貿易
  ノ趨勢ニ照シマシテ、全般ニ涉ッテ改正ヲ加ヘラレマシタケレドモ、其當時協定稅率トノ
  關係上ヨリ尙未ダ盡サヾルトコロガゴザイマス、之ニ加ヘマスルニ、戰役後ニ於キマシテノ
  經濟狀態ノ變動ニ伴ヒマシテ、現行關稅定率ノ漸ク產業貿易ノ實況ニ適應セザルモノ
  ガ少ナイ有樣トナリマシタルガ故ニ、茲ニ來ル四十四年各國トノ通商航海條約ノ改正セ
  ラレマスルヲ機會ト致シマシテ、關稅定率法ヲ改正セントスルニ至リマシタ、改正案ヲ立案
  スルニ付キマシテハ政府ハ內國ニ於キマスル生產消費ノ狀況ニ照シマシテ、國家全體ノ利害
  ヲ考察ヲシ、農工商各業間ノ利害ノ調和ヲ圖リ、稅率ノ偏重偏輕ニ失セヌコトヲ期シマ
  シタ、又物品ノ原料品デアルト、未製品デアルト、全製品デアルトニ依リマシテ、或ハ又物
  品ノ日常需用品デアルカナイカト云フ〓ヲ觀察シ、或ハ又其本邦ニ於キマシテ製造ヲ
  セラレルモノデアルカナイカヲ査覈シ、此等種々ノ方面ヨリ詳細ナル調査ヲ遂ゲマシテ各
  稅率ニ等差ヲ設ケマシタ、又ハ或ル有稅品ヲ無稅品トナスコトニ致シマシタ、要シマスル
  ニ政府ハ貿易ノ趨勢ト內外產業ノ狀態ニ鑑ミマシテ、中和適正ノ稅率ヲ定メマスルコ
  トニ努メマシタ、本案ハ四十四年條約改正ト密接ノ關係ヲ有シマシテ、且又經濟財政上
  重要ノ法律案デアリマスルガ故ニ、愼重ナル御審議ヲ以テ、御協賛ヲ與ヘラレンコトヲ
  希望致シマス

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• 013・武藤金吉

  ○武藤金吉君　議長

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• 014・根本正

  ○根本正君　議長

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• 015・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　今ノ演說ニ對シテ說明ヲ求メラルヽノデゴザイマスカ

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=15

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• 016・武藤金吉

  ○武藤金吉君　左樣デゴザイマス

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• 017・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　武藤金吉君
  〔武藤金吉君登壇〕
  〔拍手スル者アリ〕

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• 018・武藤金吉

  ○武藤金吉君　私ハ大藏大臣トシテノ桂侯爵ノ財政計畫ニ付キマシテ、詳細ナル說
  明ヲ得タイト思フノデアリマス、現內閣ノ成功トシテ昨年內閣ヲ組織シテ以來、財政政
  策ニ付テ最モ心力ヲ用井ラレマシタトコロノ此公債政略ハ、本日ノ施政ノ方針ニ依リマシ
  テ、財政ハ內外ノ信用ヲ確立シト御明言ヲサレテ居リマスガ、果シテ此內外ノ信用ヲ確
  立サレテアリマスカ否ヤト云フコトハ、私甚ダ信ズルコトハ出來ナイノデアリマス、又此說明
  ヲ詳細ニ聽カント欲スル所以デアリマス、諸君、今日ノ財政ハ表面此公債ノ價格
  ガ額面以上ニ騰リマシタカラ、是ガ成功シタガ如クニ見ユルノデアリマスガ、果シテ昨年
  內閣組織ノ當時ニアツテ一般經濟ノ調和ヲ計ルト云フノ目的ニ適ウテ居リマスカ、諸君、
  今日ノ公債ノ價格ノ騰貴ハ一部ノ銀行家ノ成功デアリマス、(「ノウ〓〓」ト呼フ者ア
  リ)其ノ他經濟狀態ハ果シテ如何デアリマスカ、償還額ノ增加ハ甚ダ喜ブトコロデアリマ
  スガ此公債ノ償還ヲスルガタメニ、此モノバカリニ總テノモノヲ集注シテ他ヲ顧ミナイト云
  フコトハ數字ガ明ニ證明サレテアルノデアリマス、諸君今日ノ內國債ハ合計ガ幾ラニナッ
  テ居リマスカ外國債ガ昨年ノ十一月ノ調ニ依リマスレバ十億五千三百八十九万二千
  五百十二圓アル、內國債ガ十四億千九百六十八万圓餘アル(「簡單ニヤレ」ト呼フ者
  アリ)ソレデ此中ニ事業費ガドレダケ含ンデ居ル、事業公債ト云フモノハ外國債ニ於キ
  マシテモ、內國債ニ於キマシテモ、甚ダ少ナイノデアリマス、而シテ此等ノ利率ヲ御覽ナサ
  イマセ、此利率ヲ悉ク此外國債モ內國ノ預金ノ利子モ、郵便貯金モ今日ハ同等ニナツ
  テ居ルデハアリマセヌカ、サウシテ此公債ヲ維持スルガタメニハ政府ハドウ云フコトヲヤッテ
  居ルカト云ヘバ、本院ニ於キマシテモ協贊ヲ與ヘタルガ如ク、此公債ニ關係シマスルトコロ
  ノ所得稅ヲ免除シ、總テノ方法ヲ與ヘサウシテ又外國ニ對シマシテハ財務官ヲ派遣シ
  テアル、此財務官ハ大藏省次官ノ資格デ、此給料旅費ヲヤッテ居リマスケレドモ、聞クト
  コロニ依レバ此財務官ハ八万圓ノ費用ヲ出シテ居ルト云フコトハ確實デアル然ルニ此
  豫算ニモ計上シテナケレバ、何レノ所カラ此八百圓ノ費用ガ出ルノデアリマセウカ、是ハ
  最モ聽キタイ所デアル、殊ニ倫敦ニ於ケルトコロノ「ゴルトン」トノ關係ハ將來如何ナルモノ
  デアル現在ハ如何ナルモノデアルカ、此關係ヲ明ニシテ將來ヲ計畫シナケレバ、此外國
  ノ公債ト云フモノハ唯仲買人ノ手ニアッテ、決シテ內外ノ信用ヲ鞏固ニシタンデハナイト
  云フコトヲ私ハ信ズルノデアリマス、諸君、此昨年ノ下半季ニ於キマシテ我銀行業者
  ハ-銀行ガ開闢以來儲ケタ事實ハ諸君御承知デゴザイマセウ、日本銀行ニ於キマシ
  テモ一千五百万圓以上ノ利益ヲシテ居ル、十五銀行ニ於キマシテハ千六百万圓以上
  ノ大利益ヲ致シテ居リマス、其他第一銀行、安田銀行、三井銀行、三菱銀行、第三
  銀行、鴻ノ池銀行ノ如キモノヲ合セマシタナラバ二億万圓以上此公債ノ騰貴ノタメ
  ニ儲ケタノデアル、而シテ一面我邦ノ此經濟狀態-一般國民ノ狀態ヲ見マスレバ如
  何デアリマスカ、戰時ノ時分ニハ皆吾ヽ又國民ガ零碎ノ金ヲ集メマシテ公債ニ應ジマシ
  テ、九十五圓若クハ額面ヲ以テ應ジマシタ金ハ七十圓臺デ以テ皆賣放ツノ悲運ニ際
  シ、而シテ現內閣ガ立ッテ此公債整理ヲシタ結果、額面以上ニナルト云フコトデアルカラ
  シテ、此金融ノ緩慢、此大利益ト云フモノハ一部ノ豪商ガ得タノデアリマス、而シテ世
  ノ中ハ此商工偏愛政策ダト申シマスルガ、私ハ此ノ富豪暴利政策デアルト斷言シテ差
  支ナイト思ヒマス、諸君、我邦ノ財政上、卽チ財政經濟狀態ハ一部指ヲ折ル程ノ豪
  商ト、此內閣諸公ト手ヲ握ッテ鰻會トカ、鰌會トカ、鯰會トカ云フ所デ決スルヤウニ私
  ハ聞イテ居ル其他ニ實業社會ヲ代表スルトコロノ實業家ガ、一モ其會ニ列シテ總テノ
  實業上ノ方針ヲ交換サレタトコロガアリマスカ(「宜シク桂內閣ヲ仆スベシ」、「多言ハ無用
  デアル」(「ヒヤ〓〓」ト呼フ者アリ」)諸君、斯ヤウナ譯デアリマシテ、殊ニ吾ミガ奇怪ニ堪
  ヘナイノハ今日ニ於キマシテ此米價ノ暴落デアリマス、此米價暴落ノ如キハ此豐作ノ
  爲メニ米價ガ暴落シタト申スデアリマセウ、ケレドモ豐作ノタメモアリマセウガ、
  是ハ當局者ガ全國ノ米價等ノ標準トナルトコロノ東京株式取引所ニ橫暴ガ
  アッタノモ、ソレヲ取締ラナイ結果ガ、少ナクモ此米價ノ大下落ヲシタト云フコトニ影
  響シテ居ル、此等ハ諄ミシク言ハナクトモ、其當時ノ米價ハ當時ノ解合直段等ニ
  依ッテモ明デアリマス、斯樣ニ此現內閣ニ於キマシテノ政策ト云フモノハ一方ニ
  偏スルガタメニ、總テノモノヲ犠牲ニ供シ、殊ニ諸君公債打切ト云ヒナガラ
  其實地方ニ於キマシテハ如何ナルコトヲ致シタカ、郵便貯金奬勵ノ結果ハ如何デアリ
  マセウ恐ラクハ現内閣ハ郵便貯金-普通ノ郵便貯金ハ一億一千万以上アッテ、本
  年ハ一千七百五十万圓ノ奬勵ノ結果ニ出デマシテ、大手柄デアルト云フコトヲ申サレ
  ルデアリマセウ、併ナガラ諸君ヨ、吾〓ハ苛稅ニ苦ムノ外ニ此一千七百五十万圓ノ强
  制的預金ヲ課セラレタノデアリマス、一種ノ課稅デアリマス、此等ノ政策ハ實ニ羊頭ヲ揭
  ゲテ狗肉ヲ賣ルトコロノ胡麻化シ政策デ私ハ內外ノ信用ヲ鞏固ニシテ此經濟狀態ヲ本
  順ニヤッテ行ク政策デナイト確信スル譯デアリマス其他諸君ヨ、此公債バカリデナク、現在會
  社銀行ノ創立資本金ガ凡ソ七十億ト數ヘラレテ居ル而シテ實際ノ拂込額ハ三十五
  億トモ謂ヒ七億トモ謂フ、明確ノ統計ハ得テ居リマセヌケレドモ、確ニ三十五七億アル
  トコロノ會社銀行ノ有價證劵ト云フモノハ、無視シテ顧ミナイヂャアリマセヌカ、此等ノ
  政策ガ-公債政策ト云フモノハ確立シタモノデアリマセウカ、其他此鐵道ノ(「質問ラ
  シクセヨ」ト呼フ者アリ)鐵道ノ特別會計等ニ付キマシテモ、此等ノ零碎ノ資金ヲ集メ
  テ、此資ニ充テヽ御遣リニナルト云フコトハ實ニ私ハ前後矛盾デハナイカト思フ、此政策ニ
  付キマシテ大ナル過チデハナイカト思フノデアリマス、此等ノ〓ニ付テ大藏大臣ヨリ願クハ
  詳細ナルトコロノ御說明ヲ得タイト思ヒマシテ、是ダケノ質問ヲ致シマス

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• 019・小河源一

  ○小河源一君　議長、武藤君ノ演說ノ不明ヲ質シタウゴザイマス
  〔「無用々々」ト呼フ者アリ〕

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• 020・根本正

  ○根本正君　議長·

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• 021・小河源一

  ○小河源一君　議長··

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• 022・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　小河君ハ武藤君ノ質問ニ對シテ、復タ質問ヲ試ミルノデス
  カ

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• 023・小河源一

  ○小河源一君　質問ノ趣旨ガ分リマセヌカラ、ソレヲ承リタイ

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• 024・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　根本君ハ····

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• 025・根本正

  ○根本正君　御演說中ノ不明ノ〓ヲ尋ネルノデス

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• 026・小河源一

  ○小河源一君　唯今ノ演說ノ不明ノ點ヲ尋ネルノデアリマス

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• 027・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　總理大臣ニ向シテ說明ヲ請ハルヽノデスカ

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• 028・小河源一

  ○小河源一君　武藤君ノ演說ノ分ラヌノヲ尋ネルノデス
  (「無用々々」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=28

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• 029・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　小河君ハ······根本君

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• 030・根本正

  ○根本正君　總理大臣ノ說明ヲ請ヒマスルガ、唯今御演說中ニ···
  〔小河源一君「斯ウ云フ事ニハ質問ヲ許サナイノデスカ」ト呼フ〕
  〔「根本君ヤリ給ヘ」ト呼フ者アリ〕

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• 031・根本正

  ○根本正君　本員ガ··(拍手起ル)
  (小河源一君「武藤君ノ演說ノ分ラヌコトヲ質シテ置キタイノダ」ト呼フ〕

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• 032・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　先ヅ根本君ニ許シマシタ
  (「質問ヲ受ケタ者ガ分ッタカドウカ、ソレカラ言ヘバ宜イヂャナイカ」ト呼フ者アリ)
  〔根本正君登壇〕

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• 033・根本正

  ○根本正君　本員ハ登壇スル積リハゴザイマセヌデアリマシタケレドモ、登壇スルヤウニ
  ト同志ノ御方ノ勸メモアリマシタカラ、極ク簡單ニ一言述ベマス、唯今總理大臣トシテ
  桂侯爵ノ御演說中ニ、稅制ヲ偏重偏輕ナカラシムルト云フ御言葉ガアリマシタ、尙又
  大藏大臣トシテノ御言葉ニ、厚薄ナカラシムルト云フ御言葉ガアリマシタ、卽チ人民ニアチ
  ラニ厚クコチラニ薄イト云フコトハナイト云フ御演說ガアリマシタ、誠ニ本員ノ滿足スルトコロ
  デアリマス、是ハ卽チ恐多クモ「上下心ヲ一ニシ旺ニ經綸ヲ行フヘシ」ト云フトコロノ有難
  キ聖旨ニ依ッテ總理大臣ハ施政セラルヽト云フコトハ私ハ悅ンデ居リマス、然ルニ是ガ實
  際ニ行ハレテ居ルカ居ラヌカト云フ所ニ付テ、私ハ其說明ヲ望ムコトデアリマスル、今日
  天下ノ大問題ナル所ハ我五千万中ノ最モ大多數ヲ占メテ居ルトコロノ農民ノ地租デア
  リマス、其地租ヲシテ今日外ノ稅ヲ減ズルニモ拘ラズ、之ヲ減ゼザルト云フコトハ如何ニ偏
  重偏輕デハアリマセヌカ、大藏大臣トシテ此事ヲ顧ミザルハ如何ニ厚薄ト云フコトヲ忘レ
  タノデハアリマセヌカ、之ヲ私ハ伺ヒタイノデアリマス、今日農民ノ苦ミト云フモノハ、之ニ耐
  ヘルモノハ一人モアリマセヌ、然ルニ此農稅ヲ一厘モ二厘モ五厘モ更ニ顧ミルコトナク、只
  僅ニ或ハ織物稅デアルトカ、或ハ市內交通稅デアルトカ、或ハ相續稅デアルトカ、是ハ卽チ
  比較的金ノ有ルトコロノ者ニ關係スルトコロノモノデアッテ、是ハ二ノ次ニスベキモノデアル
  (「ノウ〓〓」ト呼フ者アリ)ドウシテ「ノウ」デハナイ斯ノ如キ農民ハ最モ大切ナモノデアル
  (「ヒヤ/」ト呼フ者アリ)然ルニ此毛織稅ノ如キハ一割五分デアッタモノヲ一割ニスル、
  卽チ千八百万圓ノ中カラ百八十万圓ヲ減ズルト云フモノハ、却テ厚薄ニナッテシマツテ、一
  方ニ輕クナッテ、一方ニ重クナルト云フコトデアッテ、却テ輸入ヲ增スト云フコトデアル、卽チ今
  日ノ正金ヲ海外ニ出スト云フモノデアル、シテ見ルト是ガ財政ニ於テ整理ガ著キマセウカ
  ソレガタメニ日本內地ノ織物ヲ甚ダ害スルコトニナリマス、故ニ是ハヤハリ元ノ通リニスベ
  キカ、又滅ズルナラバ一般ニ減ジナケレバ卽チ其方針ハ立タヌ、又之ヲ一割ニシ一割五
  分ニスルト云フモノハ、卽チ同ジ現內閣ノ多クノ人ガ極メタモノデアル、ソレヲ今日ハ一方
  ニ輕ク一方ニ重クスルナント云フ法ハナイ、又交通稅ニシタトコロガ地租ト比ベテ見レバ
  決シテ大問題デハナイ、此二百四十万圓ノ中僅百万圓減ジテ、ソレヲ利スル者ハ何デア
  ルカト云ヘバ、僅ニ東京ノ市民デアリマス、此等ノ僅ナコトヲ以テ天下五千万ノ人ヲ瞞著
  スルコトハ出來ナイ、決シテ是ハ反對スルノデハアリマセヌケレドモ、交通稅ヲ減ズルナラバ
  殘ラズ二百四十万圓減ズルナラバ宜イケレドモ、地租ヲ減ゼズシテ之ヲ減ズルト云フ
  法ハナイ、殊ニ相續稅ノ如キハ大問題デアッテ、玆ニ一朝一夕ニ申述ベルコトモ出來マセ
  ヌカラ、是ハ委員會ニ於テ諸君ガ考ヘナケレバナラヌ問題デアリマス、年ヲ延バスノモ至極
  宜イケレドモ、前ノ三年ヲ五年トスルト云フコトハ、卽チ英吉利ノ法案ナドモ大ニ關係シ
  テ居ルカラ、是ハ諸君ノ腦髓ニ置イテ大ニ御〓究ヲ要スル所デアリマス、ドウカ諸君、大
  藏大臣トシテモ亦總理大臣トシテモ、偏輕偏重ナカラシムルト云フコト、厚薄ナカラシム
  ルト云フコトデアリマスガ、益〓偏重厚薄ガアルカラ、幸ニ此御趣旨デアッタナラバ、私ガ說
  明ヲ望ムトコロハ定メテ目下御調査中デアッテ、地租ノ輕減ノ法案ヲ此席ニ御出シニナル
  カナラヌカ、若シナイナラバ則チ吾〓同胞ガ挺身シテ大ニ國家ノ大本ヲ發展セシムルコト
  ヲ期スノデゴザイマス
  〔內閣總理大臣兼大藏大臣侯爵桂太郞君登壇〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=33

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• 034・桂太郎

  ○内閣總理大臣兼大藏大臣(侯爵桂太郎君)　唯今過刻本官ガ此席ニ於キマシテ、
  諸君ニ向ヒマシテ施政ノ方針、財政ノ計畫ニ付キマシテ陳述ヲ致シマシタニ付キマシテ、第
  一ニ武藤君ノ御質問ガゴザイマシタ、第二ニ根本君ノ御質問ガゴザイマシタ、順次ニ御
  答ヲ申サウト考ヘル、武藤君ノ御質問ハ、本官ノ承ルトコロデハ武藤君ノ御議論ト考ヘル
  デゴザイマス、(「ヒヤノ」ト呼フ者アリ)又其御演說中ニ公債政策ヲ行フノハ富豪ト結託
  ヲスルト云フヤウナ御言葉ガゴザイマシタが、是ハ斷ジテ無イト云フコトヲ此處ニ明言スル
  ヲ憚リマセヌノデゴザイマス、是ダケヲ以テ武藤君ニ御答ヲ致シテ置キマス、又根本君ノ御
  質問、卽チ偏重偏輕若クハ厚薄ト云ウタガ、卽チ此中ニハ地租ガ無イノハドウデアルカト
  云フ御質問デアル、是ハ誠ニ明瞭ナル御質問ト承リマシタ、(「ヒヤ〓〓」ト呼フ者アリ)
  固ヨリ政府ニ於キマシテモ申述ベタ如ク、偏重偏輕ヲ直シ、厚薄ノナイヤウニ致シタイト云
  フノハ演說中ニ申述ベマシタ如ク其通リノ精神デゴザイマス、然ルトコロ御承知ノ如ク
  財政ノ上ニ、全部來年度ニ於キマシテ實行スルダケノ餘裕ヲ持タナカッタノデゴザイマス、
  故ニ本年ハ斯ノ如キ計畫ヲ提出致シマシタ次第、卽チ政府ハ之ヲ信ジマシテ、斯ノ如キ
  案ヲ作リマシテ提出致シタ次第デゴザイマス、デ決シテ民ニ對スル厚薄ハナイ、偏重偏輕
  ヲ直スト云フコトハ本官ノ誠心誠意ノ方針デアルト云フコトヲ御承知下サレタイ

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=34

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• 035・高木正年

  ○高木正年君　議長、高木正年

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=35

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• 036・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　高木正年君

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=36

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• 037・高木正年

  ○髙木正年君　御許シニナリマシタガ、私ハ先刻發言ヲ求メマシタガ、不幸ニシテ時ヲ得
  マセヌデアリマシタガ、大體ハ根本君ノ言ハレベキコトヲ私ハ簡單ニ申サウト思ッテ居タノ
  デアリマス、卽チ根本君ノ質問ニ對スル答辯トシテ大藏大臣ノ御演說ガアリマシタガ其御
  言葉ニ依ルト、不幸ニシテ餘裕ヲ見ナイト云フコトノ御一言ガアッタノデゴザイマス、是一
  於テ私ハ一言大藏大臣ニ反問ヲシナケレバナラヌノデアリマス、大藏大臣ガ先刻言ハレ
  タ如ク、四十一年度ノ剩餘金ニ依ッテ公債ノ償還ニ一千万圓ヲ增加セラレタト云フノ
  ハ何デアリマスカ、更ニ官吏增俸ニ依シテ新ニ支出セラルヽトコロハ九百万圓ニ過ギマセ
  ヌガ、行政整理ト官吏增俸トハ固ヨリ別問題デアル行政ヲ整理スベキ必要ガアッテ、整
  理セラレテ得タトコロノ六百万圓約六百万圓、ソレニ新ニ支出セラルヽトコロノ九
  百万圓ヲ加フレバ卽チ千五百万圓デ、公債償還ニ依シテ多クヲ出スベキトコロノ一千万
  圓、官吏增俸ニ依ッテ千五百万圓、此二ツノ金額ハ確ニ國庫ガ四十三年度ニ於テ餘
  裕ヲ示スモノト言ハナケレバナラヌノデアリマス、然ルニ官吏增俸ノ如キモノヲ先ニシテ、地
  租及其他ノ惡稅ヲ廢セザルハ抑〓何ノ故デゴザイマスカ、卽チ負擔ノ公平ヲ期スルト云フ
  コトハ何レニ於テ適當ナル意味ヲ大藏大臣ノ御演說ハ現ハシタノデアルカト云フコトニ付
  テ、大ナル遺憾ヲ感ゼザルヲ得ナイノデアリマス、此〓ニ於テ一言御答ヲ願ヒタイト私ハ思
  フノデアリマス(拍手起ル)
  〔內閣總理大臣兼大藏大臣侯爵桂太郞君登壇〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=37

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• 038・桂太郎

  ○內閣總理大臣兼大藏大臣(侯爵桂太郞君)　高木正年君ノ唯今ノ御質問ニ對シ
  テ御答ヲ致シマス、高木君ノ御質問ハ、財源ガアルノニ、何故玆ニ地租ノ輕減ヲ提出シ
  ナカッタカ

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• 039・高木正年

  ○高木正年君　地租ノ輕減バカリデハアリマセヌ

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=39

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• 040・桂太郎

  ○內閣總理大臣兼大藏大臣(侯爵桂太郞君)　何デシタカモウ一遍-

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• 041・高木正年

  ○高木正年君　其他ノ惡稅、鹽ノ如キ、織物稅ノ如キ

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• 042・桂太郎

  ○內閣總理大臣兼大藏大臣(侯爵桂太郞君)　アヽサウデスカ、其他ノ惡稅(笑聲
  起ル)ナゼ其他ノ惡稅若クハ地租ニ官吏增俸ヲ削ッテヤラナカッタカト云フコトハソレハ
  見込ノ違ヒデゴザイマスカラシテ、御答ハ致シマセヌ、其中公債ノ方ヘ繰入レマシタ七百
  五十万圓云々ト云フコトガゴザイマシタガ、是ハ高木君ハ御承知デアラウト考ヘマスガ、是
  ハ一時ノ臨時ノ剩餘金デゴザイマシテ、此物ヲ以チマシテ永久稅若クハ其他ノ永久ニ係
  ハルトコロノ財源ニ充テルト云フコトハ、政府ハ避ケナケレバナラヌト考ヘマシテ避ケタノデ
  ゴザイマス

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• 043・高木正年

  ○髙木正年君　簡單ニ尙今一言申述ベタイト思ヒマス、御許シニナリマスカ

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• 044・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　前ノ續キデアリマスカ

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=44

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• 045・高木正年

  ○高木正年君　左樣デス

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• 046・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　高木君

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=46

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• 047・高木正年

  ○高木正年君　唯今ノ續キ、總理大臣ノ御言葉ニ依リマスルト、官吏增俸ヲシテ地
  租及其他ノ惡稅ニ及ボサナイノハ見込デアルト云フ、左樣デアルナラバ政府ガ地租輕減
  及惡稅廢止ノ如キモノヨリモ、官吏增俸ガ急ナリト云フ御意思デアルト云フコトニ、私ハ
  承ッテ宜イノデアルカト云フコトヲ聞キタイ、ソレカラ今一ツハ剰餘金ヲ公債ノ償還ニ充テ
  ルノハ臨時ノモノデアルカラ、公債ノ償還ニ充テルト云フ御說デアル、成程是ハ四十三年
  度ノミニ於テセラルベキ剩餘金デアッタナラバ、一時ノモノデアルト云フコトガ言ハレルカ知
  ラヌガ、現ニ大藏大臣ハ何某ノ新聞記者ニ此頃御旅行先キデ御話ニナッタコトガ新聞ニ
  出テ居リマスガ、四十四年度ニ於テモ確ニ四十二年度ノ剩餘金ノ一千万圓以上アル
  ト云フコトヲ御明言ニナッテ居ル、殆ド剩餘金ハ臨時ノモノニアラズシテ、豫算ノ結了
  決算ノ結了ト共ニ常ニ剩餘金ノ出テ來ルト云フコトハ、苟モ帝國議會ノ歷史ヲ知ル者
  ハ皆等シク印象スルコトデアリマス、決シテ臨時ノコトトハ言ハレヌノデアリマス、等シタ之
  ヲ以テ國庫剩餘金ナリト此豫算ヲ解スルモノハ認メテ居ル、獨リ政府ハ知ラザル筈ハナイ
  ト私ハ思フノデアリマス、此〓ニ於テ疑ガアリマスカラ、明瞭ニ御答ヲ願ヒタク思フノデアリ
  マス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=47

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• 048・吉植庄一郎

  ○吉植庄一郞君　議長

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=48

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• 049・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　吉植君ハ說明ヲ求メラレルノデスカ

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=49

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• 050・吉植庄一郎

  ○吉植庄一郞君　サウデス、大藏大臣ニ聞クノデス、唯今大藏大臣ノ御說明ニ了解
  ニ苦ム〓ガ二三アリマスカラ、確メテ置キタイト思ヒマス、政府ハ民力ノ負擔ニ對シテ偏
  輕偏重ナカラシメンガタメニ稅制ノ整理ヲシタ、之ヲ是非共本年ヨリ行ヒタイト云フコト
  ノ誠意ニ對シテハ敬意ヲ拂フノデアリマスガ、地稅ノ輕減ニ對シテハ何等提案ノナイト
  云フコトニ付テ、唯今大臣ノ答辯ハ甚ダ明瞭ヲ〓イテ居ル、本員ガ此御提出ニナッタ諸
  案ヲ瞥見致シマスルト云フト、獨リ地租ノ輕減案ガ出ナイト云フダケデナイ、農業者ト
  云フモノニ對スル政府ノ眞意ガ甚ダ〓ハレルノデアル、此提案ニナッタトコロノモノニ依リ
  マシテモ、水害地ノ免租ノ既得權ニナッテ居ッタトコロノ農民ノ權利ダ、是ニ對スル今囘ノ
  改正案ハ、農民ニ非常ノ不利ナル改正案ガ提出サレテ居ル、又地目變換ニ對シテ此課
  稅ノコト、從來ハ開墾ノ奬勵若クハ耕地整理ノ進捗ニ對シテ成ルベク此年限ヲ延長
  シ、負擔ヲ輕カラシムルト云フ方針ヲ立ッテ居ッタノデアル、ソレガ今囘ノ改正案ニ付テハ現
  在ヨリモ重キ狀態ニ之ヲ復サントスルノデアル、而シテ一方相續稅ノ如キ、若クハ所得
  稅ノ如キ、若クハ通行稅ノ如キ、其他ノ改正案ノ法案トシテ御提案ニナッタトコロノモノ
  ヲ見マスルト、總テ現在ノ狀態ヨリ減ゼントシテ居ルノデアル、然ルニ獨リ農民ノ側ニ對
  シテハ-農民ノ負擔ヲ輕減スルト云フ方面ニ對シテハ、却テ之ヲ增加セントスル提案
  デアルノデアル、若シ地租ノ輕減ト云フダケノ案ガ出ナイノニ對シテ、政府ハ財源ニ乏シイ
  ガ故ニ近キ將來ニ於テ爲サントスルト云フダケナラバ、吾〓又了解ガ出來ルノデアルガ、
  是ニ附加ヘテ反對ノ證據ヲ御出シニナッテ、尙且是デモ政府ハ負擔ノ均衡ヲ維持スル、
  全國ノ人民ニ對シテ公平ナル負擔ヲ爲サシメントスルノ意思デアルト云フコトハ、ドウシテ
  吾ミガ了解ガ出來マセウカ、之ニ對シテハ吾〓ハ故ラニ三〓葉尻ヲ捉ヘテ云爲スルノデハナ
  イ誠心誠意協贊ノ任務ヲ竭サントスルニ當ッテハ、當局者ハ眞ノ誠意ヲ以テ、其所信
  ヲ玆ニ言明アランコトヲ希望シテ置キマス
  〔政府委員若槻禮次郞君登壇〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=50

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• 051・若槻禮次郎

  ○政府委員(若槻禮次郞君)　唯今ノ御尋ニ御答ヲ致シマス、此災害ニ依リマシテ收
  穫ノ取レナカッタ土地ニ對シテハ、唯今法律ノ取扱方ガ二樣ニナッテ居リマス、水害ニ
  依ッテ取レナクナッタ土地ニ付テハ免稅スルト云フコトニナッテ居ルノハ、吉植君ノ御尋ノ
  通リデアリマス、他ノ法律ニ依テ卽チ水害以外ノ災害ニ依テ收穫ノ取レナイ場合ニ於テ
  ハ、延納ヲ許スコトニナッテ居リマス、而シテ此延納ノ場合ニ於テハ、再ビ其災害ニ罹ラテ
  モ單ニ延納スルノミデ、ヤハリ災害ニ罹ツタ年ニ於テハ前ノ延納金ヲ納メナケレバナラヌト
  云フノガ現行ノ規定ニナッテ居リマスソコデ政府ノ今度ノ發案ハ、同ジ災害デ收穫ノ取
  レナイモノナラバ水ノ害デアルガ故ニ是ハ斯ウ、他ノ害デアルガ故ニ是ハ他ノ方法ト云フノ
  ハ公平デナイ、一樣ニスル方ガ宜シイト云フノデ、ソコノ取扱方ヲ一樣ニ致シマシタノガ一ツ、
  ソレカラ二度災害ニ罹ッタ場合ニ、前ノ延納金ヲ許サヌト云フコトニナッテ居リマスト、災
  害ニ罹ヲタ場合ト雖モ、尙年賦金ヲ納メナケレバナラヌト云フ苦痛ガアリマス、故ニ之ヲ
  免除シテ苦痛ヲ減ジタイト云フノガ是ガ一ツ、斯ウ云フ趣意デ此收穫ノ皆無地ニ對シテ
  取扱方ヲ一定スルノデアリマシテ、決シテ農民ノ負擔ヲ增サウナドト云フヤウナ考ガアル
  譯合デハナイノデアリマス、ソレカラ此地目變換ノ取扱方、是亦同樣デアリマシテ、今日
  地目ヲ變換スルモノガ、必シモ下ノ方ノモノカラ上ノ方ヘ上ルモノバカリデハアリマセヌノ
  デ、田或ハ宅地カラ畑ニナルモノモアルノデアリマス統計デ是ハ委員會等ニ於テ御知ラ
  セ申上ゲテモ宜イノデアリマスガ、畑ナドニハ地目變換ト云フモノハナカ〓〓多イノデアリ
  マス、ソレデ必シモ此取扱方トー云フモノハ負擔ヲ增スバカリデナク、或ルモノノ輕クナルモ
  ノハ直チニ實行シタイト云フノデアリマシテ、此方ノ取扱方モ決シテ現在ノ農民ノ利益シ
  テ居ルモノヲハ奪ハウナドト云フ考カラ出タノデハアリマセヌ、ソレハ全ク官民手數ヲ簡略
  ニスルニハ、斯樣爲シタ方ガ宜シイト云フ精神カラ改正案ヲ編ンダ譯デアリマス、此事ヲ
  申上ゲテ置キマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=51

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• 052・村松恒一郎

  ○村松恆一郞君　議長

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=52

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• 053・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　村松君

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=53

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• 054・村松恒一郎

  ○村松恆一郞君　先刻本員ガ問ハントスル所ハ、高木君ガ御尋ニナリマシタ故ニ、本
  員ハ玆ニ御尋スル積リデナカツタノデアリマスガ、唯今再度ノ髙木君ノ質問ニ對シテ未タ
  何等ノ御答ガアリマセヌ、此事タルヤ實ニ非常ナル大問題デアラウト思フ、今日此一千
  五百万圓ノ官吏增俸ガ急ニシテ地租一分減一千二一二百万圓ノ輕減ト云フコトガ急
  デナイト云フコトハ、是ハ大問題デアラウト思フ、聞クトコロニ依レバ今朝貴族院ニ於テモ
  其事ガ問題ニナッタサウデアリマスガ、ヤハリ高木軸ニ答ヘラレタト同樣ニ、意見デアルカラ
  答ヘラレヌト云フコトデアツタト云フコトデアリマス、先刻來約一時間ニ亙ッテ御述ベニナッ
  タモノハ悉ク意見デアル、唯其意見ノ趣意ガ明カナラヌガタメニ玆ニ質問スルノデアル
  況ヤ官吏增俸ト地租ノ輕減ハ何レカ之ヲ急トスルト一云フ問題ハ頗ル緊要ノ問題デ
  アラウト思フ、意見デアルカラ答ヘラレヌト云フガ如キハ甚ダ冷淡デアルト思フ、苟モ施政
  ノ方針ヲ明ニスルト云フ御誠意ガアルナラバ、意見デアルカラト云フヤウナコトヲ以テ、是ハ
  イケナイト云フヤウナコトデナク(「ヒヤ〓〓」ト呼フ者アリ)誠實ニ其理由ノアル所ヲ御答
  アランコトヲ希望致シマス
  (「日程ニ入ルベシ」「答辯スベシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=54

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• 055・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　政府ハ答辯サレマセヌカラ、是カラ議事日程ニ移リマス
  (拍手起ル「政府ハ答辯スベシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=55

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• 056・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　議事日程ノ前ニ於テ、先決問題トシテ議題ニ上セタイコト
  ガアリマス(「何故ニ答辯セザルヤ」「强制執行ハ出來ナイモノデスヨ」ト呼フ者アリ)靜ニ
  -靜ニ-大竹貫一君外一名ヨリ中村舜次郞君ノ資格ニ付キマシテ異議ノ申立
  ガアリマシタ、故ニ之ヲ資格審査ノ委員ニ附サナケレバナリマセス、此際委員ヲ選舉
  スル必要ガアリマスガ、其委員ノ數ハ十八名トシ、議長ニ於テ指名スルニ御異議アリマ
  セヌカ
  〔「異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=56

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• 057・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナケレバ其通リニ決シマス-議事日程第一卽
  チ本日ノ議事日程第一乃至第十ハ關聯セル議案ナルニ依リ、一括シテ議題ニ付セヤウ
  ト思ヒマス、御異議アリマセヌカ
  (「異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=57

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• 058・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　日程第一ヨリ第十、卽チ是ハ地租條例中改正法律案外
  四件及右議案ヲ審査スベキ委員ノ選舉デゴザイマス之ヲ一括シテ議題ニ供シマス
  〔「異議ナシ」ト呼フ者アリ〕
  第地租條例中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第二右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第三宅地地價修正法案(政府提出)第一讀會
  第四右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第五耕地整理法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第六右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第七災害地地租特別處分法案(政府提出)第一讀會
  第八右議案ノ審查ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第九沖繩縣ニ於ケル舊租免除ニ關スル法律案(政府提第一讀會
  〓
  第十右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  地租條例中改正法律案
  地租條例中左ノ通改正ス
  第一條地租ハ左ノ稅率ニ依リ每年之ヲ賦課ス
  宅地地價百分ノ二箇半
  宅地以外ノ土地地價百分ノ五箇半
  北海道ニ於ケル宅地以外ノ土地ノ地租稅率ハ當分地價百分ノ四箇トス
  本條例ニ於テ地價ト稱スルハ土地臺帳ニ揭ケタル價額ヲ謂フ
  第三條中「郡村宅地、市街宅地」ヲ「宅地」ニ改メ第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加
  フ
  第一類地ヲ第二類地ニ變換スルモノヲ地類變換ト謂フ
  第四條第一項中「〓村社地」ヲ「府縣社地、〓村社地、招魂社地但有料借地ハ此
  限ニ在ラス」ニ改ム
  第五條中「市街宅地」ヲ「宅地」ニ改ム
  第七條地價ハ左ノ場合ニ該當スルニ非サレハ之ヲ修正セス
  一地目又ハ地類ヲ變換シタルトキ
  二開墾シタルトキ
  三開拓鍬下年期明ニ至リタルトキ
  四荒地免租年期明ニ至リ原地價ニ復シ難ク若クハ他ノ地目ニ變シタル
  トキ又ハ低價年期明ニ至リ原地價ニ復シ難キトキ
  第十條地目ヲ變換シ又ハ地類ヲ變換シタルトキハ政府ニ屆出ヘシ
  地目ヲ變換シ又ハ地類ヲ變換シタルトキハ直ニ其地價ヲ修正ス但第十六
  條第六項ノ場合ハ此限ニ在ラス
  第十條ノ一及第十條ノ二ヲ削ル
  第十一條地租ヲ課スル土地ヲ地租ヲ課セサル土地ト爲シ又ハ地租ヲ課セ
  サル土地ヲ地租ヲ課スル土地ト爲シタルトキハ政府ニ屆出ヘシ但之ニ
  關シ豫メ政府ノ許可ヲ受ケ又ハ屆出ヲ爲シタルモノニ付テハ此限ニ在
  ラス
  地租ヲ課セサル土地ヲ地租ヲ課スル土地ト爲シタルトキハ其地ノ現況ニ
  依リ直ニ其土地ノ地價ヲ定ム但第十六條第四項ノ場合ハ此限ニ在ラス
  第十二條地租ハ左ノ期限ニ依リ之ヲ徵收ス
  -宅地
  第一期其年七月一日ヨリ地租額二分ノ一
  同七月三十一日限
  第二期翌年一月一日ヨリ地租額二分ノ一
  同一月三十一日限
  二田
  第一期其年十二月十六日ヨリ地租額四分ノ一
  翌年一月十五日限
  第二期翌年二月一日ヨリ地租額四分ノ一
  同二月末日限
  第三期翌年三月一日ヨリ地租額四分ノ一
  同三月三十一日限
  第四期翌年五月一日ヨリ地租額四分ノ一
  同五月三十一日限
  三其他ノ土地
  第一期其年九月一日ヨリ地租額二分ノ一
  同九月三十日限
  第二期其年十一月一日ヨリ地租額二分ノ一
  同十一月三十日限
  特殊ノ事情アル地方ニシテ前項ノ納期ニ依リ難キモノニ付テハ命令ヲ以
  テ特別ノ納期ヲ設クルコトヲ得
  第十四條地價ヲ修正シタル土地ニ付テハ其年ヨリ修正地價ニ依リ地租ヲ
  徵收ス但其年ニ係ル地租ノ全部又ハ一部ノ納期開始後地價ヲ修正シタル
  トキハ翌年分地租ヨリ修正地價ニ依リ地租ヲ徵收ス
  第十五條地租ヲ課スル土地ニシテ地租ヲ課セサル土地トナリタルトキハ
  其屆出アリタル後又ハ其事實ヲ認メタル後ニ開始スル納期ヨリ地租ヲ徵
  收セス
  地租ヲ課セサル土地ニシテ地租ヲ課スル土地トナリタルトキハ地價設定
  後ニ開始スル納期ヨリ地租ヲ徵收ス但地價設定後ニ開始スル納期ニ於テ
  前年分地租ヲ徵收スヘキ場合ニ於テハ其納期分ノ地租ハ之ヲ徵收セス
  前二項ノ規定ハ荒地免租年期若クハ低價年期許可ノ場合又ハ荒地免租年
  期明若クハ新開免租年期明ノ場合ニ之ヲ準用ス
  第十六條中「耕地ノ區劃若クハ形狀ヲ變更スル爲メ又ハ」ヲ削リ「地方廳」ヲ
  「政府」ニ改メ第二項ニ左ノ但書ヲ加フ
  但地類變換ヲ爲シタル後五年以內ニ開墾シタルモノニ在リテハ其成功ノ
  部分ニ對シ直ニ其地價ヲ修正ス
  第十七條中「第十條ノ二ノ規定ヲ準用ス」ヲ「其年ヨリ開墾又ハ變換シタル地
  目ニ依リ其地租ヲ徵收ス但其年ニ係ル地租ノ全部又ハ一部ノ納期開始後屆
  出アリタルトキハ翌年分地租ヨリ開墾又ハ變換シタル地目ニ依リ其地租ヲ
  徵收ス」ニ改メ左ノ一項ヲ加フ
  前項ノ場合ニ於テ開墾又ハ變換地目ノ稅率カ舊地目ノ稅率ト同一ナラサ
  ルトキハ舊地目ニ對スル地租額ヲ開墾又ハ變換地目ノ稅率ヲ以テ除シ之
  ヲ開墾又ハ變換地目ニ對スル地價トシ修正地價ニ依リ地租ヲ微收スルニ
  至ル迄其地價ニ依リ地租ヲ徵收ス
  第二十二條中「其地ノ現況ニ依リ地價ヲ定ム」ヲ「地價ヲ修正ス」ニ改ム
  第二十四條ノ二收稅官吏ハ土地ノ檢査ヲ爲シ又ハ納稅義務者若クハ所有
  者ニ對シ必要ノ事項ヲ尋問スルコトヲ得
  第二十五條及第二十六條中「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十四年一月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ明治四十三年分地租ノ徵
  收ニ關シテハ仍舊法ヲ適用ス
  非常特別稅法中地租ニ關スル規定ハ明治四十三年分地租限之ヲ廢止ス
  本法施行前地目ヲ變換シ又ハ地類ヲ變換シタル土地ニシテ地價ヲ修正セサ
  ルモノハ本法施行ノ際其ノ地價ヲ修正シ明治四十四年分地租ヨリ修正地價
  ニ依リ地租ヲ徵收ス
  本法施行前地目ヲ變換シ地價ヲ修正シタル土地ニシテ修正地價ニ依リ地租
  ヲ徵收スルニ至ラサルモノニ付テハ明治四十四年分地租ヨリ修正地價ニ依
  リ地租ヲ徵收ス
  明治二十四年法律第二號、明治三十年法律第五號及宅地組換法ハ之ヲ廢止
  ス
  宅地地價修正法案
  宅地地價修正法
  第一條本法ニ於テ宅地ト稱スルハ郡村宅地及市街宅地ヲ謂フ
  第二條本法施行ノ際ニ於ケル宅地ノ地價ハ本法ニ依リ之ヲ修正ス
  第三條宅地ノ修正地價ハ本法ニ依リ定メタル賃貸價格ノ十倍トス但シ賃
  貸價格ノ十倍カ現在地價ノ二十倍ヲ超ユルトキハ現在地價ノ二十倍ヲ以
  テ其ノ地價トス
  本法ニ於テ賃貸價格ト稱スルハ貸主カ公課、修繕費其ノ他土地ノ維持ニ
  必要ナル經費ヲ負擔スル條件ヲ以テ之ヲ賃貸スル場合ニ於テ貸主ノ收得
  スヘキ金額ヲ謂フ
  第四條宅地ノ賃貸價格ハ宅地賃貸價格調査委員會ノ調査ニ依リ政府之ヲ
  決定ス
  政府ハ調査委員會ノ決議ヲ不當ト認ムルトキハ之ヲ再調査ニ付ス
  左ノ場合ニ於テハ政府ニ於テ宅地ノ賃貸價格ヲ決定ス
  一調査委員會成立セサルトキ
  二調査委員會ノ調査ニ付シタル日ヨリ六十日以內ニ調査結了セサルト
  三調査委員會ノ再議ニ付スルモ其ノ決定仍不當ト認ムルトキ
  四調査委員會ノ再議ニ付シタル日ヨリ二十日以內ニ調査結了セサルト
  キ
  第五條稅務署長ハ所轄内各市町村ニ於ケル宅地ノ賃貸價格ヲ調査シ宅地
  賃貸價格調査委員會ニ提出スヘシ
  第六條各稅務署所轄內ニ宅地賃貸價格調査委員會ヲ置ク但シ稅務署所轄
  內ニ市制ヲ施行スル地方ヲ包含スルトキハ市制ヲ施行スル地方ト其ノ他
  ノ地方トニ區別シテ之ヲ置ク
  調査委員ノ定數ハ十人トス但シ地方ノ狀況ニ依リ命令ヲ以テ之ヲ增減ス
  ルコトヲ得
  第七條調査委員ハ調査委員選舉人之ヲ選舉ス調査委員ニ選ハレタル者ハ
  正當ノ事故ナクシテ之ヲ辭スルコトヲ得ス
  調査委員ハ其ノ職務ノ終了ニ因リ解任ス
  第八條調査委員選舉人ノ定數ハ其ノ選舉區域内ニ於テ宅地ノ地租ヲ納ム
  ル義務アル者五十人ニ付一人トス但シ義務者千人以上ナルトキハ二十人
  ニ止メ義務者五十人未滿ナルトキハ一人トス
  第九條調査委員ノ選舉區域ハ調査委員會ヲ置クヘキ區域ニ依リ調査委員
  選舉人ノ選舉區域ハ市町村ノ區域ニ依ル
  第十條選擧執行ノ日ニ於テ現ニ地租名寄帳ニ宅地地租納稅者トシテ登錄
  セラレタル者ハ當該選舉區域內ニ於テ調査委員選舉人ヲ選舉シ又ハ調査
  委員若ハ調査委員選舉人ニ選舉セラルルコトヲ得但シ左ニ記載スル者ハ
  此ノ限ニ在ラス
  一無能力者
  二身代限ノ處分ヲ受ケ債務ノ辨償ヲ終ヘサル者及家資分散若ハ破產
  ノ宣告ヲ受ケ其ノ確定シタルトキヨリ復權ノ決定確定スルニ至ル迄
  ノ者
  三國稅滯納處分ヲ受ケタル後一年ヲ經サル者
  四六年以上ノ懲役若ハ禁錮ニ處セラレタル者又ハ舊刑法ノ重罪ノ刑ニ
  處セラレ復權ヲ得サル者
  五六年未滿ノ懲役若ハ禁錮ニ處セラレタル者又ハ舊刑法ノ禁錮ニ處セ
  ラレタル者ニシテ其ノ刑ノ執行ヲ終ル迄ノ者又ハ執行ヲ受クルコト
  ナキニ至ル迄ノ者
  第十一條調査委員選舉人及調査委員ノ選舉竝調査委員會ノ會議ニ關スル
  規定ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
  第十二條政府ハ其ノ決定シタル賃貸價格ニ依リ修正地價ヲ定メ之ヲ市町
  村長ニ通知スヘシ
  市町村長前項ノ通知ヲ受ケタルトキハ市役所又ハ町村役場ニ於テ二十日
  間其ノ市町村內ニ於テ宅地ノ地租ヲ納ムル義務アル者又ハ其ノ納稅管理
  人ノ縱覽ニ供スヘシ
  第十三條宅地ノ地租ヲ納ムル義務アル者又ハ其ノ納稅管理人修正地價ニ
  不服アルトキハ縱覽期間滿了ノ日ヨリ三十日以內ニ政府ニ異議ノ申立ヲ
  爲スコトヲ得
  第十四條前條ノ申立アリタルトキハ政府ハ修正地價ヲ決定シ之ヲ異議申
  立者ニ通知スヘシ
  第十五條本法ニ依ル地價ノ修正ニ付テハ訴願又ハ行政訴訟ヲ爲スコトヲ
  得ス
  第十六條本法中市トアルハ東京市、京都市、大阪市、北海道及沖繩縣ニ在
  リテハ區トス
  戶長ノ職務ヲ行フ區域ハ本法ニ於テハ之ヲ町村ト看做ス
  附則
  第十七條本法ニ依リ地價ヲ修正シタル宅地ニ付テハ明治四十四年分地租
  ヨリ修正地價ニ依リ地租ヲ徵收ス
  第十八條本法施行後明治四十三年十二月三十一日迄ノ間ニ於テ地租條例
  ニ依リ地價ヲ設定シ又ハ修正シタル宅地ニ付テハ更ニ本法ニ依リ地價ヲ
  修正シタル類地ノ比準ニ依リ地價ヲ修正シ明治四十四年分地租ヨリ其ノ
  修正地價ニ依リ地租ヲ徵收ス
  第十九條荒地免租年期又ハ低價年期ヲ有スル宅地ニ付テハ本法ニ依リ地
  價ノ修正ヲ爲サス年期明ニ至リ類地ノ比準ニ依リ其ノ地價ヲ修正ス
  荒地免租年期ヲ有スル宅地ニシテ低價年期ヲ許可セラレタルトキハ其ノ
  年期明ニ至リ前項ノ規定ヲ適用ス
  第二十條本法施行前耕地整理法又ハ明治三十年法律第三十九號ニ依リ耕
  地ノ整理又ハ土地ノ改良ニ著手シ事業成功ニ至ラサル地區內ニ在ル宅地
  ニ付テハ本法ニ依リ地價ノ修正ヲ爲サス事業成功ニ至リ本法ニ依リ地價
  ヲ修正シタル類地ノ比準ニ依リ其ノ地價ヲ修正ス
  第二十一條開墾著手後九年ヲ經過セサル宅地又ハ鍬下年期若ハ地價据置
  年期ヲ有スル宅地ニ付テハ本法ニ依リ地價ノ修正ヲ爲サス開墾著手後十
  年目又ハ年期明ニ至リタルトキ類地ノ比準ニ依リ其ノ地價ヲ修正ス
  第二十二條前三條ノ場合ニ於テ地租ヲ徵收スヘキ宅地ニ付テハ其ノ修正
  地價ニ依リ地租ヲ徵收スルニ至ル迄左ノ各號ニ依リ地租ヲ徵收ス
  -北海道ノ宅地ニ在リテハ現地價ニ對スル百分ノ四箇ノ地租額ヲ百分
  ノ二箇半ヲ以テ除シタルモノヲ以テ地價トシ之ニ對スル地租ヲ徵收ス
  二府縣ノ宅地ニ在リテハ現地價ニ對スル百分ノ五箇半ノ地租額ヲ百分
  ノ二箇半ヲ以テ除シタルモノヲ以テ地價トシ之ニ對スル地租ヲ徵收ス
  前項ノ規定ハ明治四十四年分地租ヨリ之ヲ適用ス
  耕地整理法中改正法律案
  耕地整理法中左ノ通改正ス
  第十二條中「第十條ノ一乃至第十一條」ヲ「第十條、第十一條及」ニ改ム
  第十三條第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
  前項ノ場合ニ於テ地租ノ稅率同一ナラサル土地アルトキハ現地價ニ依リ
  算出シタル地租ノ合計額ヲ每筆相當ニ配賦シ當該地目ノ稅率ヲ以テ除シ
  タル金額ヲ其ノ配賦地價トス
  第十四條第二項中「變換シタル土地ニ付テハ工事完了ノ年ヨリ六年目」及
  「開墾シタル土地ニシテ工事著手ノ年ヨリ」ヲ削リ左ノ一項ヲ加フ
  地類變換ヲ爲シタル後五年以內ニ開墾ヲ爲シタル土地ニ付テハ第二項中
  開墾地ニ關スル規定ヲ適用セス
  第十五條第一項中、地目若ハ地類ノ變換後五年」ヲ削リ第一號中「開墾若ハ地
  類ノ變換ヲ爲シタル土地地目ヲ變換シ地價ノ修正ナキ土地」ヲ「開墾ヲ爲シ
  タル土地」ニ改メ第三號中、地目若ハ地類ノ變換後六年目」ヲ削ル
  第十六條中「地目若ハ地類ノ變換後五年」ヲ削ル
  附則
  本法ハ明治四十四年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
  災害地地租特別處分法案
  災害地地租特別處分法
  第一條災害又ハ天候不順ニ因リ府縣及北海道ノ全部又ハ一部ニ亙リ收獲
  皆無ニ歸シタル田畑ノ地租ニ付テハ十年以內ノ期間ヲ以テ年賦延納ヲ許
  可スルコトヲ得
  第二條前條ニ依リ年賦延納ノ許可ヲ受ケタル者其ノ延納期間內ニ於テ同
  一田畑ノ地租ニ付再度延納ノ許可ヲ受クルニ至リタルトキハ未納ニ係ル
  前ノ延納年賦金ハ之ヲ免除スルコトヲ得
  第三條本法ニ依リ延納ノ許可ヲ受ケムトスル者ハ被害現狀ノ存スル間ニ
  於テ其ノ事實ヲ證明シテ政府ニ出願スヘシ
  第四條本法ニ依リ延納ヲ許可シタル地租ハ法律上總テノ納稅資格中ヨリ
  之ヲ控除セス延納年賦金ヲ免除シタルトキ亦同シ
  第五條本法ニ依ル被害調査中ハ其ノ年地租及延納年賦金ノ徵收ヲ猶豫ス
  ルコトヲ得
  附則
  明治三十四年法律第二十七號及明治三十六年法律第三號ハ之ヲ廢止ス
  明治三十六年法律第三號ニ依リ年賦延納ノ許可ヲ受ケタルモノハ本法ニ依
  リ許可ヲ受ケタルモノト看做ス
  沖繩縣ニ於ケル舊租免除ニ關スル法律案
  沖繩縣ニ於ケル舊慣ニ依ル地租ニシテ未タ徵收セサルモノハ之ヲ免除ス
  明治三十七年法律第十三號ハ之ヲ廢止ス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=58

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• 059・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　各案ノ第一讀會ヲ開キ議案ノ朗讀ハ省略致シマス
  (「異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=59

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• 060・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　此第一ヨリ第十ニ至ルマデノ說明ハ前ニ大藏大臣ガ說明
  致サレマシタカラ、ソレデ宜カラウト思ヒマス
  (「異議ナシ」「說明未ダ足ラズ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=60

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• 061・伊藤大八

  ○伊藤大八君　唯今御宣告ニナリマシタ第十ニ、尙議事日程ノ四十五ヲ加ヘマシ
  f·l

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=61

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• 062・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　是ハ其時追加ヲ致シマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=62

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• 063・伊藤大八

  ○伊藤大八君　サウデスカ、ソレデハ是ハ議長指名ノ委員二一括シテ付託セラレンコト
  ヲ望ミマス、其人數ハ四十五名ト致シタウゴザイマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=63

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• 064・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　議事日程第十マデノ委員ハ議長指名トシ、其人員ハ四十
  五名ト云フ伊藤大八君ノ動議ニ御異議ハアリマセヌカ
  〔「異議ナシ異議ナシ」ノ聲起ル〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=64

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• 065・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナイト認メマスカラ、其通リ決シマス-次ハ日程
  第十一乃至第二十ハ關聯セル議案ナルニ依リ、一括シテ議題ニ致スニ御異議ハアリマ
  セヌカ
  (「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=65

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• 066・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナケレバ所得稅法中改正法律案外四件、其委
  員選舉ヲモ一括シテ議題ト致シマス、議案ノ朗讀ハ省略至シマス
  第十一所得稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第十二右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第十三營業稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第十四右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第十五相續稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第十六右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選擧
  第十七通行稅法案(政府提出)第一讀會
  第十八右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第十九酒精造石稅徵收猶豫及免除ニ關スル法律案第一讀會
  (政府提出)
  第二十右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  所得稅法中改正法律案
  所得稅法中左ノ通改正ス
  第三條所得稅ハ左ノ稅率ニ依リ之ヲ賦課ス
  第一種法人ノ所得
  甲株主二十一人以上ヲ以テ組織シタル株式會社又ハ株主及社員ノ數
  二十一人以上ヲ以テ組織シタル株式合資會社千分ノ六十二半
  乙其ノ他ノ法人ノ所得金額ヲ左ノ各級ニ區分シ其ノ各區分ニ對シ遞
  次ニ各稅率ヲ適用ス
  五百圓以下ノ金額千分ノ十七
  五百圓ヲ超ユル金額千分ノ二十
  七百圓ヲ超ユル金額千分ノ二十五
  千圓ヲ超ユル金額千分ノ三十
  千五百圓ヲ超ユル金額千分ノ三十五
  二千圓ヲ超ユル金額千分ノ四十
  三千圓ヲ超ユル金額千分ノ五十
  四千圓ヲ超ユル金額千分ノ六十
  五千圓ヲ超ユル金額千分ノ七十
  七千圓ヲ超ユル金額千分ノ八十
  一萬圓ヲ超ユル金額千分ノ九十
  一萬五千圓ヲ超ユル金額千分ノ百
  二萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百十
  二萬五千圓ヲ超ユル金額千分ノ百二十
  三萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百三十
  四萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百四十
  五萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百五十
  六萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百六十
  七萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百七十
  八萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百八十
  九萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百九十
  十萬圓ヲ超ユル金額千分ノ二百
  第二種此ノ法律施行地ニ於テ支拂ヲ爲ス公債社債ノ利子
  千分ノ二十
  第三種前各種ニ屬セサル所得所得金額ヲ左ノ各級ニ區分シ其ノ各區
  分ニ對シ遞次ニ各稅率ヲ適用ス
  五百圓以下ノ金額千分ノ十七
  五百圓ヲ超ユル金額千分ノ二十
  七百圓ヲ超ユル金額千分ノ二十五
  千圓ヲ超ユル金額千分ノ三十
  千五百圓ヲ超ユル金額千分ノ四十
  二千圓ヲ超ユル金額千分ノ五十
  三千圓ヲ超ユル金額千分ノ六十
  四千圓ヲ超ユル金額千分ノ七十
  五千圓ヲ超ユル金額千分ノ八十
  七千圓ヲ超ユル金額千分ノ九十
  一萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百
  一萬五千圓ヲ超ユル金額千分ノ百十五
  二萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百三十
  二萬五千圓ヲ超ユル金額千分ノ百四十五
  三萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百六十
  四萬圓ヲ超ユル金額千分ノ百七十五
  五番博多 g千分ノ百九十
  (昭和4年)、金額超商千分ノ二百五
  千分ノ二百二十
  通過ヲハニ千分ノ二百三十五
  九萬圓ヲ超ユル金額千分ノ二百五十
  十萬圓ヲ超ユル金額千分ノ二百六十五
  前項ノ株主又ハ株主及社員ノ數ハ其ノ事業年度間ノ最少數ニ依ル
  戶主及其ノ同居家族ノ所得ニ付テハ第三種ニ限リ之ヲ合算シ其ノ總額ニ
  依リ本條ノ稅率ヲ適用シ戶主及其ノ同居家族ノ所得ニ按分シテ各其ノ稅
  額ヲ定ム戶主ト別居スル家族二人以上同居スルトキ亦同シ
  第四條所得ハ左ノ區別ニ依リ之ヲ算定ス
  第一種ノ所得ハ各事業年度總益金ヨリ同年度總損金、前年度繰越金、
  保險責任準備金及保險支拂備金ヲ控除シタル金額ニ依ル但シ第二條
  ニ該當スル法人ノ所得ハ此ノ法律施行地ニ於ケル資本又ハ營業ヨリ
  生スル各事業年度益金ヨリ同年度損金ヲ控除シタル金額ニ依ル
  二第二種ノ所得ハ其ノ支拂ヲ受クヘキ金額ニ依ル
  三第三種ノ所得ハ左ノ金額ニ依ル
  甲勤勞ヨリ生スル所得
  イ俸給、給料、手當金、歲費、年金、恩給金、退隱料ハ收入豫算額ニ百
  分ノ八十ヲ乘シタル金額
  ロ其ノ他ハ總收入金額ヨリ必要ノ經費ヲ控除シタル豫算年額ニ百
  分ノ八十ヲ乘シタル金額
  乙其ノ他ノ所得
  イ此ノ法律施行地ニ於テ支拂ヲ受ケサル公債社債ノ利子、此ノ法
  律ニ依リ所得稅ヲ課セラレサル法人ヨリ受クル配當金、營業ニ
  非サル貸金、預金ノ利子ハ其ノ收入豫算年額
  田畑ノ所得ハ前三箇年間每年ノ總收入金額ヨリ必要ノ經費ヲ控
  除シタルモノノ平均金額但シ前三箇年間繼續シテ田畑ナラサリシ
  土地ニ付テハ總收入金額ヨリ必要ノ經費ヲ控除シタル豫算年額
  ハ山林ノ所得ハ前年ノ總收入金額ヨリ必要ノ經費ヲ控除シタル金
  額
  ニ其ノ他ハ總收入金額ヨリ必要ノ經費ヲ控除シタル豫算年額
  前項第一號ノ場合ニ於テ益金中此ノ法律ニ依リ所得稅ヲ課セラレタル法
  人ヨリ受ケタル配當金及此ノ法律施行地ニ於テ支拂ヲ受ケタル公債社債
  ノ利子アルトキハ之ヲ控除ス
  第一種ノ所得ヲ算定スル場合ニ於テ固定資本ノ減價ニ對シ償却積立金ヲ
  爲スモノニ在リテハ命令ノ定ムル所ニ依リ之ヲ損金ト看做ス
  第三種ノ所得ヲ算定スル場合ニ於テ船舶運送業者ノ船舶、倉庫業者ノ倉
  庫又ハ製造業者ノ機械ノ減價ハ命令ノ定ムル所ニ依リ之ヲ經費ト看做ス
  第四條ノ二前年ニ於テ山林ノ所得ヲ有シタル者ハ其ノ山林ノ所有權其ノ
  他ノ權利ヲ喪失シタルトキト雖其ノ所得ニ付所得稅ヲ納ムル義務アルモ
  ノトス
  第五條中「恩給」ヲ「恩給、退隱料」ニ改メ左ノ一號ヲ加フ
  八乘馬ヲ有スル義務アル軍人カ政府ヨリ受クル馬糧、繫畜料及馬匹保
  續料
  第六條第三種ノ所得ハ三百圓ニ滿タサルトキハ所得稅ヲ課セス但シ左ニ
  揭クル場合ハ此ノ限ニ在ラス
  一第三條第三項ノ場合ニ於テ所得ノ合算額三百圓ニ滿ツルトキ
  二第四條第一項第三號甲ノ場合ニ於テ所得ヲ算定スヘキ標準金額又ハ
  標準金額ト他ノ所得トノ合算額三百圓ニ滿ツルトキ
  第四十六條及第四十七條中「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十三年分所得稅ヨリ之ヲ適用ス
  非常特別稅法中所得稅ニ關スル規定ハ明治四十二年分所得稅限之ヲ廢止ス
  營業稅法中改正法律案
  營業稅法中左ノ通改正ス
  第一條中「一船渠業」「一土木請負業ヲ削リ「一勞力請負業」ヲ「一請負業ニ、
  「一公ナル周旋業」ヲ「一周旋菜」ニ、「一代辨業」ヲ「一代理業」ニ、「一仲買業」ヲ「一
  問屋業」ニ改メ「一印刷業」ノ次ニ「一出版業」ヲ、「一問屋業」ノ次ニ「一信託業
  ヲ加フ
  第三條中「資本金額」ヲ「運轉資本金額ニ改ム
  第四條中「器物、器械」ヲ「物品」ニ、「染物、洗濯」ヲ「洗濯」ニ改ム
  第七條中「印刷業、」ノ下ニ「出版業、ヲ加ヘ「土木請負業、勞力請負業」ヲ「請負業」
  ニ改メ左ノ一項ヲ加フ
  出版業ニシテ新聞紙法ニ依ルモノニハ營業稅ヲ課セス
  第十條ノ二營業稅ヲ課スヘキ周旋業代理業、仲立業、問屋業信託業ハ一箇
  年報償金額百圓以上ノ者トス
  第十二條營業稅ハ左ノ課稅標準及稅率ニ依リ每年之ヲ賦課ス
  業名課稅標準稅率
  甲種米、麥、石油、肥料、卸賣ハ萬分ノ十二
  砂糖、鹽小賣ハ萬分ノ二十五
  賣上金額乙種羽二重、生絲、綿絲、卸賣ハ萬分ノ十二
  白綿布、棉花、紙小賣ハ萬分ノ三十五
  物品販賣業前二種ニ屬セサ卸賣ハ萬分ノ二十
  丙種ル物品小賣ハ萬分ノ四十五
  建物賃貸價格千分ノ七十
  從業者一人每ニ金二圓
  資本金額千分ノ五
  銀行業業建物賃貸價格千分ノ七十
  保險從業者金二圓
  一人每ニ
  金錢貸付業運轉資本金額千分ノ六半
  建物賃貸價格千分ノ七十
  物品貸付業從業者一人每ニ金二圓
  資本金額千分ノ五
  製業建物賃貸價格千分ノ五十五
  造從業者一人毎ニ金二圓
  從業者ノ内職工勞役者一人毎ニ金五十錢
  運送業、運河業棧資本金額千分ノ六
  橋業船舶碇繫場從者
  業貨物陸揚場業業一人每ニ金二圓
  資本金額千分ノ二半
  倉庫業建物賃貸價格千分ノ七十五
  從業者一人每ニ金二圓
  鐵道業收入金額千分ノ二十五
  從業者一人每ニ金二圓
  請負業請負金額千分ノ五
  從業者一人每ニ金二圓
  資本金額千分ノ五半
  印刷業建物賃貸價格千分ノ五十五
  出版業從業者一人每ニ金二圓
  從業者ノ内職工勞役者一人每ニ金五十錢
  資本金額千分ノ四
  寫眞業建物賃貸價格千分ノ七十五
  從業者一人每ニ金二圓
  席貸業物賃貸價格千分ノ百四十五
  理店業從建業者一人每ニ金二圖五十錢
  料
  建物賃貸價格千分ノ九十五
  旅人宿業業者一人每ニ金二圓五十錢
  從
  周旋業報償金額千分ノ三十五
  代理業從業者一人每ニ金二圓
  仲立業報償金額千分ノ三十
  問屋業建物賃貸價格千分ノ七十
  信託業從業者一人每ニ金二圓
  營業者ヲ除クノ外從業者中十五歲未滿ノ者ニ付テハ前項稅率ノ二分ノ
  トス
  第十五條中「土木請負業、勞力請負業」ヲ「請負業」ニ、「公ナル周旋業、代辨業、仲
  立業、仲買業ヲ「周旋業、代理業、仲立業、問屋業、信託業」ニ改ム
  第十八條建物賃貸價格ハ貸主カ公課、修繕費、保險料其ノ他土地又ハ建物ノ
  維持ニ必要ナル經費ヲ負擔スル條件ヲ以テ店舗其ノ他營業用ノ土地建物
  ヲ賃貸スル場合ニ於テ貸主ノ收得スヘキ金額ヲ謂フ但シ同一區域內ニ在
  ル住居用其ノ他ノ土地建物ニシテ間接ニ營業ニ使用スルモノハ營業用ト
  シテ計算ス
  第十九條中但書ヲ削ル
  第二十一條中「船渠業、ヲ削リ「印刷業、」ノ下ニ「出版業、」ヲ加フ
  附則
  本法ハ明治四十四年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中營業稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  相續稅法中改正法律案
  相續稅法中左ノ通改正ス
  第三條中「慈善」ヲ「慈善其ノ他ノ公益」ニ改ム
  第八條相續稅ハ課稅價格ヲ左ノ各級ニ區分シ其ノ各區分ニ對シ相續人ノ
  種類ニ從ヒ遞次ニ各稅率ヲ適用シテ之ヲ課ス
  家督相續
  稅率
  相續人カ被相續人ノ
  相續人カ被相續人ノ指定シタル者、民法相續人カ民法第九百
  課稅價格第九百八十二條ニ依八十五條ニ依リ選定
  家族タル直系卑屬ナリ選定セラレタルセラレタル者ナルト
  ルトキ者、被相續人ノ家族
  タル直系尊屬又ハ入キ
  夫ナルトキ
  五千圓以下ノ金額千分ノ十千分ノ十二千分ノ十五
  五千圓ヲ超ユル金額
  一萬圓ヲ超ユル金額
  二萬圓ヲ超ユル金額
  三萬圓ヲ超ユル金額
  四萬圓ヲ超ユル金額
  五萬圓ヲ超ユル金額
  七萬圓ヲ超ユル金額
  十萬圓ヲ超ユル金
  額ハ其ノ五萬圓每
  ニ(リテ止ム百萬圓二里)
  遺
  課稅價格
  千圓以下ノ金額
  千圓ヲ超ユル金額
  五千圓ヲ超ユル金額
  一萬圓ヲ超コル金額
  二萬圓ヲ超ユル金額
  三萬圓ヲ超ユル金額
  四萬圓ヲ超ユル金額
  五萬圓ヲ超ユル金額
  七萬圓ヲ超ユル金額
  十萬圓ヲ超ユル金
  領ハ其ノ五萬圓每
  リテ止ム二(順二四)三十
  ハ其ノ最低キ稅率ヲ適用ス
  第十條中「三年」ヲ「五年」ニ
  第十七條中「三年」
  附則
  續ニ關シテハ仍舊法ヲ適用ス
  千分ノ十二
  千分ノ十四
  千分ノ十七
  千分ノ二十
  千分ノ二十五
  千分ノ三十
  千分ノ三十五
  千分ノ五ヲ加フ
  產相續
  稅
  相續人カ直系卑屬ナ
  ルトキ
  千分ノ十五
  千分ノ十七
  千分ノ二十
  千分ノ二十五
  千分ノ三十
  千分ノ三十五
  千分ノ四十
  千分ノ四十五
  千分ノ五十
  千分ノ五ヲ加フ
  ヲ「五年」三枚入
  第二十四條及第二十五條中「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ本法施行前開始シタル相
  千分ノ十四千分ノ二十
  千分ノ十七千分ノ二十五
  千分ノ二十千分ノ三十
  千分ノ二十五千分ノ三十五
  千分ノ三十千分ノ四十
  千分ノ三十五千分ノ四十五
  千分ノ四十千分ノ五十
  千分ノ五ヲ加フ千分ノ五ヲ加フ
  率
  相續人カ配偶者又ハ相續人カ其ノ他ノ者
  直系尊屬ナルトキナルトキ
  千分ノ十七千分ノ二十五
  千分ノ二十千分ノ三十
  千分ノ二十五千分ノ三十五
  千分ノ三十千分ノ四十
  千分ノ三十五千分ノ四十五
  千分ノ四十千分ノ五十
  千分ノ四十五千分ノ五十五
  千分ノ五十千分ノ六十
  千分ノ五十五千分ノ六十五
  千分ノ五ヲ加フ千分ノ五ヲ加フ
  外國ノ法律ニ依リ開始シタル相續ニ關シテハ遺產相續ニ關スル稅率ヲ準
  用ス但シ相續人二人以上アル場合ニ於テ其ノ適用スヘキ稅率相異ルトキ
  、「五年」ヲ「七年」ニ改ム
  通行稅法案
  通行稅法
  第一條汽車、電車及汽船ノ乘客ニハ左ノ區別ニ依リ通行稅ヲ課ス
  二百哩又ハ二百海里以上
  一等金五十錢
  二等金二十五錢
  三等金四錢
  二百哩又ハ二百海里未滿
  一等金四十錢
  二等金二十錢
  三等金三錢
  百哩又ハ百海里未滿
  等金二十錢
  二等金十錢
  三等金二錢
  五十哩又ハ五十海里未滿
  一等金五錢
  二等金三錢
  三等金一錢
  往復乘船車ノ契約ヲ爲シタル場合ニ於テハ通行稅ハ往復ノ里程ヲ通算シ
  テ之ヲ徵收ス
  貸切、多人數、囘數又ハ定期乘船車ノ契約ヲ爲シタル場合ニ於テハ通行稅
  ハ第一項稅額ノ五倍ヲ徵收ス
  第二條通行稅ヲ課スヘキ場合ニ於テ汽車、電車又ハ汽船ニシテ等級ヲ分
  タサルモノニ在リテハ三等ノ稅率ヲ適用シ二等級ニ分チタルモノニ在リ
  テハ二等三等ノ稅率ヲ適用シ一等級ノ上又ハ三等級ノ下ニ更ニ等級ヲ設
  ケタルモノニ在リテハ一等又ハ三等ノ稅率ヲ適用ス
  第三條左ノ場合ニ於テハ通行稅ヲ課セス
  一市內又ハ命令ヲ以テ市內ニ準スヘキモノト定メタル區域內ノミヲ通
  行スルトキ
  二外國行ノ汽船ニ乘シ外國ニ赴クトキ
  三鐵道軍事供用令ニ依リ乗車スルトキ
  第四條通行稅ハ汽車、電車又ハ汽船營業者乘船車賃金ヲ領收スルトキ之
  ヲ徵收スヘシ
  前項ニ依リ徵收シタル通行稅ハ每月取纏メ翌月十日迄ニ之ヲ政府ニ納付
  スヘシ
  第五條汽車、電車又ハ汽船營業者前條ニ依リ徵收スヘキ通行稅ヲ納付セ
  サルトキハ國稅徵收法ニ依リ該營業者ヨリ之ヲ徴收ス
  第六條收稅官吏ハ汽車、電車又ハ汽船營業者ノ帳簿書類ヲ檢査スルコト
  ヲ得
  第七條囘數乘船車券ハ之ヲ分割販賣スルコトヲ得ス違反スル者ハ三十圓
  以下ノ罰金又ハ科料ニ處ス
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中通行稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  酒精造石稅徵收猶豫及免除ニ關スル法律案
  第一條酒精及酒精含有飮料稅法ニ依リ納付スヘキ酒精ノ造石稅ハ其ノ稅
  額ニ相當スル擔保ヲ提供シタルトキハ三月以內其ノ徵收ヲ猶豫スルコト
  ヲ得
  前項ニ依リ造石稅ノ徵收ヲ猶豫セラレタル者猶豫期間內ニ稅金ヲ納付セ
  サルトキハ擔保ヲ以テ稅金ニ充ツ但シ金錢以外ノ擔保物ハ之ヲ公賣ニ付
  シ公賣ノ費用及稅金ニ充テ不足アルトキハ之ヲ追徵シ殘金アルトキハ之
  ヲ還付ス
  擔保ニ關スル規定ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
  第二條造石稅ノ徵收ヲ猶豫セラレタル酒精ヲ其ノ猶豫期間內ニ工業用酒
  精酒類其ノ他酒精含有飮料戾稅法ノ規定スル所ニ從ヒ工業用ニ使用又ハ
  供給シタルトキハ其ノ石數ニ相當スル酒精ニ付テハ造石稅ヲ免除ス
  第三條前條ニ依リ造石稅ノ免除ヲ請求セムトスル者ハ申請書ニ其ノ酒精
  カ造石稅ノ徵收猶豫ヲ受ケタルモノナルコトヲ證スヘキ書類竝工業用ニ
  使用又ハ供給シタルコトヲ證スヘキ書類ヲ添附スルコトヲ要ス
  第四條詐僞其ノ他不正ノ所爲ヲ以テ造石稅ノ免除ヲ得又ハ得ムトシタル
  者ハ其ノ造石稅五倍ニ相當スル罰金ニ處ス但シ三十圓ヲ下ルコトヲ得ス
  第五條間接國稅犯則者處分法及明治三十三年法律第五十二號ハ本法又ハ
  本法ニ基キテ發スル命令ニ違反シタル者ニ之ヲ準用ス
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=66

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• 067・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　議案ノ說明ハ前段申述ベタ通リデアリマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=67

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• 068・伊藤大八

  ○伊藤大八君　是モ一括シテ同一委員ニ付託シテ、其人數ハ三十六名ト云フコトニ
  願ヒマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=68

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• 069・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　日程第十一ヨリ第二十マデヲ一括シテ、議長指名ノ委員
  三十六名ニ付託スルト云フコトニ御異議ハアリマセヌカ
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=69

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• 070・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ハナイト認メマスカラ、其通リ決シマス-次ハ日程
  第二十一乃至第三十六ハ關聯セル議案ナルニ依リ、一括シテ議題トスルニ御異議ハア
  リマセヌカ
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=70

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• 071・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナケレバ砂糖消費稅法中改正法律案外七件及
  各案ノ審査ヲ付託スベキ委員ノ選擧ヲ一括シテ議題ト致シマス、議案ノ朗讀ハ省略致
  シンズ
  第二十一砂糖消費稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第二十二右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第二十三織物消費稅法案(政府提出)第一讀會
  第二十四右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第二十五賣藥稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第二十六右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第三丁七砂金採取地稅法案(政府提出)第一讀會
  第二十八右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第二十九鑛業法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第三十右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第三十一登錄稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第三十二右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選擧
  第三十三取引所稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第三十四右識案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第三十五狩獵法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第三十六右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  砂糖消費稅法中改正法律案
  砂糖消費稅法中左ノ通改正ス
  第三條消費稅ノ割合左ノ如シ
  一砂糖
  第一種砂糖色相和蘭標本第十一號未滿ノ砂糖
  甲樽入黑糖百斤ニ付金二圓
  乙其ノ他ノモノ百斤ニ付金三圓
  第二種砂糖色相和蘭標本第十五號未滿ノ砂糖百斤ニ付金五圓
  第三種砂糖色相和蘭標本第十八號未滿ノ砂糖百斤ニ付金七圓
  第四種砂精色相和蘭標本第二十一號未滿ノ砂糖百斤ニ付金八圓
  第五種砂精色相和蘭標本第二十一號以上ノ砂糖百斤ニ付金九圓
  第六種氷砂糖、角砂糖、棒砂糖其ノ他類似ノモノ百斤ニ付金十圓
  二糖蜜
  第一種氷砂糖ヲ製造スルトキニ生スル糖蜜
  甲糖分ヲ蔗糖トシテ計算シタル重量全重量ノ百分ノ七十ヲ
  超エサルモノ百斤ニ付金三圓
  乙其ノ他ノモノ糖分ヲ蔗糖トシテ計算シタル重量百斤ニ
  付金九圓ノ割合ヲ以テ算出シタル金額
  第二種其ノ他ノ糖蜜
  甲糖分ヲ蔗糖トシテ計算シタル重量全重量ノ百分ノ六十ヲ
  超エサルモノ百斤ニ付金二圓
  乙其ノ他ノモノ百斤ニ付金三圓
  三糖水百斤ニ付金八圓
  第七條ニ左ノ一項ヲ加フ
  命令ノ定ムル所ニ依リ政府ノ承認ヲ得テ消費稅納付前又ハ擔保提供前砂
  糖、糖蜜又ハ糖水ヲ製造場外ニ移出シタル場合ニ於テハ移出先ヲ以テ製
  造場ト看做シ移出先ノ營業人ヲ以テ製造者ト看做ス
  第八條ノ二砂糖、糖蜜又ハ糖水ヲ製造スル者ハ同一ノ場所ニ於テ砂糖、
  糖蜜若ハ糖水ノ販賣業又ハ砂糖、糖蜜若ハ糖水ヲ原料トスル砂糖、糖蜜
  若ハ糖水以外ノ物品ノ製造業ヲ兼營スルコトヲ得ス但シ政府ノ認許ヲ得
  砂糖、糖蜜又ハ糖水ノ製造場ト販賣場又ハ砂糖、糖蜜若ハ糖水ヲ原料ト
  スル砂糖、糖蜜若ハ糖水以外ノ物品ノ製造場トヲ區劃シタル場合ハ此ノ
  限ニ在ラス
  第十一條ノ三左ノ各號ノ一ニ該當スル場合ニ於テハ砂糖ヲ製造シタルモ
  ノト看做ス
  一砂糖ニ加工ヲ爲シテ其ノ種別ヲ上昇シタルトキ
  二砂糖、糖蜜又ハ糖水ニ砂糖、糖蜜又ハ糖水以外ノ物品ヲ混和シ其ノ
  種別ヲ上昇シ又ハ其ノ數量ヲ增加シタルトキ但シ其ノ種別ヲ下降シ
  タルトキ又ハ水ノミヲ混和シタルトキハ此ノ限ニ在ラス
  三第八條ノ規定ニ依リ申告ヲ爲シタル製造場ニ於テ砂糖、糖蜜又ハ糖
  水ニ砂糖、糖蜜又ハ糖水ヲ混和シタルトキ但シ糖蜜又ハ糖水ニ同種
  ノ糖蜜又ハ糖水ヲ混和シタルトキハ此ノ限ニ在ラス
  第十三條ノ二第八條ノ二ノ禁令ヲ犯シタル者ハ三圓以上三十圓以下ノ罰
  金又ハ科料ニ處ス但シ砂糖糖蜜又ハ糖水ヲ原料トスル物品ヲ製造シタ
  ルトキハ第十二條ノ例ニ依ル
  第九條、第十條、第十四條及第十七條中「又ハ之ヲ販賣スル者」ヲ「、ヲヲ販
  賣スル者又ハ第八條ノ一一但書ノ場合ニ於ケル物品ノ製造者」ニ改ム
  第十四條及第十五條中「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
  附則
  本法ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
  織物消費稅法案
  織物消費稅法
  第一條織物ニハ本法ニ依リ消費稅ヲ課ス
  第二條消費稅ノ稅率ハ織物ノ價格百分ノ十トス
  第三條左ニ揭クルモノニ付テハ命令ノ定ムル所ニ依リ消費稅ヲ免除ス
  一外國ニ輸出スル織物又ハ製品ト爲シテ外國ニ輸出セムトスル織物
  二製造者カ自己又ハ其ノ家族ノ用ニ供スル爲自ラ製造シタル織物
  消費稅ヲ納付シタル織物又ハ之ヲ以テ製造シタル物品ヲ外國ニ輸出シタ
  ルトキハ命令ノ定ムル所ニ依リ消費稅額ニ相當スル金額ヲ交付ス
  第四條消費稅ハ製造場、稅關又ハ保稅倉庫ヨリ織物ヲ引取ルトキ引取人
  之ヲ納付スヘシ但シ命令ノ定ムル所ニ依リ製造者ニ於テ織物ニ其ノ價格
  ヲ表記シ消費稅ニ相當スル印紙ヲ貼用シテ消費稅ノ納付ニ代フルコトヲ
  得此ノ場合ニ於テハ製造者ヲ以テ引取人ト看做ス
  印紙ヲ貼用スル場合ニ於テ消費稅額一錢未滿ノ端數ハ總テ一錢トシテ計
  算ス
  第五條消費稅額ニ相當スル擔保ヲ提供シタルトキハ政府ハ三月以內消費
  稅ノ徵收ヲ猶豫ス
  第六條消費稅ヲ納付シ又ハ消費稅額ニ相當スル擔保ヲ提供シタル者ハ其
  ノ織物ニ納稅濟證印ノ押捺ヲ受ケ又ハ納稅濟證ノ貼付ヲ受クルコトヲ
  得
  第七條左ニ揭クル場合ニ於テハ命令ノ定ムル所ニ依リ消費稅ヲ納付セス
  シテ織物ヲ引取ルコトヲ得
  一他ノ製造場ニ移出シ又ハ藏置場ニ藏置スル爲織物ヲ引取ルトキ
  二染色、捺染、刺繡其ノ他ノ加工ヲ爲ス爲製造場又ハ藏置場ヨリ織物ヲ
  引取ルトキ
  三一定ノ場所ニ於テ消費稅ヲ納付スル爲政府ノ定メタル條件ニ從ヒ製
  造場又ハ藏置場ヨリ織物ヲ引取ルトキ
  前項ノ場合ニ於テハ移出先ヲ以テ製造場ト看做シ移出先ノ營業人ヲ以テ
  製造者ト看做ス
  第八條消費稅ヲ納付シ製造場ヨリ引取リタル織物ヲ再ヒ其ノ製造場ニ戾
  入シタル場合ニ於テ其ノ種類及數量ニ付政府ノ承認ヲ受ケタルトキハ其
  ノ織物ヲ製造場ヨリ引取ルモ更ニ消費稅ノ徵收ヲ爲サス
  第九條第四條第一項但書及第七條ノ場合ヲ除クノ外製造場、稅關又ハ保
  稅倉庫ヨリ織物ヲ引取ル者ハ引取ノ際織物ノ價格ヲ政府ニ申告スヘシ
  前項ノ申告ヲ爲サス又ハ政府ニ於テ其ノ申告シタル價格ヲ不相當ト認ム
  ルトキハ政府ハ織物ノ價格ヲ評定ス
  織物引取人前項ノ評定價格ニ不服アルトキハ卽時異議ノ申立ヲ爲スコト
  ヲ得
  異議ノ申立アリタルトキハ二人以上ノ鑑定人ヲ選定シ其ノ意見ヲ徵シ政
  府之ヲ決定ス
  異議申立人ノ主張ニ依ル價格ト前項ノ決定價格トノ差カ第二項ノ評定價
  格ト前項ノ決定價格トノ差ヨリ大ナルトキハ鑑定ニ關スル費用ハ其ノ申
  立人ノ負擔トス
  印紙ヲ貼用シタル織物ノ表記價格ヲ不相當ト認ムルトキハ政府ハ織物ノ
  價格ヲ評定シ其ノ差額ニ對スル消費稅ヲ追徵ス此ノ場合ニ於テハ前三項
  ノ規定ヲ準用ス
  第十條第五條又ハ第七條ニ該當スル場合ヲ除クノ外消費稅納付前ニ於テ
  製造場、稅關又ハ保稅倉庫ヨリ織物ヲ引取ルコトヲ得ス
  第十一條織物製造者ハ第五條又ハ第七條ニ該當スル場合ヲ除クノ外消費
  稅納付前ニ於テ織物ヲ他ニ引渡スコトヲ得ス
  第十二條織物ヲ製造又ハ販賣セムトスル者ハ政府ニ申告スヘシ但シ第三
  條第一項第二號ニ該當スル織物ノミヲ製造セムトスル者ハ此ノ限ニ在ラ
  ス
  第十三條織物製造者ハ同一ノ場所ニ於テ織物ノ販賣業又ハ織物ヲ原料ト
  スル製品ノ製造業ヲ兼營スルコトヲ得ス但シ政府ノ認許ヲ得織物ノ製造
  場ト販賣場又ハ織物ヲ原料トスル製品ノ製造場トヲ區劃シタル場合ハ此
  ノ限ニ在ラス
  第十四條織物ノ製造者、販賣者及前條但書ニ該當スル製品ノ製造者ハ帳
  簿ヲ備ヘ織物又ハ製品ノ製造出入ヲ詳細明瞭ニ記載スヘシ
  第十五條收稅官吏ハ織物ノ製造場、販賣場又ハ第十三條但書ニ該當スル
  製品ノ製造場ニ立入リ織物、原料、織物ヲ原料トシテ製造シタル物品、器
  具、機械、建築物又ハ帳簿書類ヲ檢査スルコトヲ得
  收稅官吏ハ監督上必要ト認ムルトキハ前項ノ物件ニ封印ヲ施スコトヲ得
  第十六條收稅官吏ハ運搬中ニ在ル織物ヲ檢査シ其ノ出所及到著先ヲ質問
  スルコトヲ得
  前項ノ場合ニ於テ監督上必要ト認ムルトキハ收稅官吏ハ其ノ運搬ヲ停止
  シ又ハ荷物若ハ船車ニ封印ヲ施スコトヲ得
  第十七條左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ消費稅五倍ニ相當スル罰金ニ處シ
  直ニ消費稅ヲ徵收ス但シ消費稅四圓未滿ナルトキハ罰金額ハ二十圓ト
  ス
  一第十二條但書ニ該當スル場合ヲ除クノ外政府ニ申告セスシテ織物ヲ
  製造シタルトキ
  二外國ニ輸出スル爲若ハ製品ト爲シテ外國ニ輸出スル爲消費稅ヲ免除
  セラレタル織物又ハ之ヲ以テ製造シタル物品ヲ內地ニ於テ消費シ又
  ハ內地ニ於テ消費スル目的ヲ以テ之ヲ讓渡シタルトキ
  三消費稅納付前又ハ擔保提供前ニ於テ織物ヲ消費シタルトキ
  四第七條ニ依リ引取リタル織物ヲ其ノ定メラレタル場所ニ移入セサル
  トキ
  五第十條又ハ第十一條ノ規定ニ違反シタルトキ
  第十八條左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ三圓以上三十圓以下ノ罰金又ハ科
  料ニ處ス但シ第一號ノ場合ニ於テ織物ヲ原料トスル製品ヲ製造シタルト
  キハ前條ノ例ニ依ル
  一第十三條ノ規定ニ違反シタルトキ
  二織物ノ製造者、販賣者又ハ第十三條但書ノ場合ニ於ケル製品ノ製造
  者織物又ハ製品ノ製造出入ニ關スル帳簿ヲ調製セス又ハ其ノ記載ヲ
  詐リ若ハ怠リタルトキ
  三命令ノ定ムル方法ニ依リ織物ニ價格ヲ表記セス又ハ印紙ヲ貼用セサ
  ルトキ
  四收稅官吏ノ尋問ニ對シ虛僞ノ答辯ヲ爲シ又ハ其ノ職務執行ヲ拒ミ之
  ヲ忌避シ若ハ之ニ支障ヲ加ヘタルトキ
  第十九條本法又ハ本法ニ基キテ發スル命令ニ違反シタル者ニハ刑法ノ刑
  ノ減免及刑法第四十八條第二項ノ例ヲ用井ス
  第二十條織物ノ製造者、販賣者又ハ第十三條但書ノ場合ニ於ケル製品ノ
  製造者カ未成年者又ハ禁治產者ナルトキハ本法又ハ本法ニ基キテ發スル
  命令ニ依リ本人ニ適用スヘキ罰則ハ之ヲ法定代理人ニ適用ス但シ營業ニ
  關シ成年者ト同一ノ能力ヲ有スル未成年者ニ付テハ此ノ限ニ在ラス
  第二十一條織物ノ製造者、販賣者又ハ第十三條但書ノ場合ニ於ケル製品
  ノ製造者ノ代理人、戶主、家族、同居者、雇人其ノ他ノ從業者ニシテ其ノ業
  務ニ關シ本法又ハ本法ニ基キテ發スル命令ニ違反シタルトキハ織物ノ製
  造者、販賣者又ハ第十三條但書ノ場合ニ於ケル製品ノ製造者ヲ處罰ス
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中織物消費稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス但シ同規定ニ依リ爲
  シタル處分又ハ行爲ハ本法ニ依リ爲シタルモノト看做ス
  賣藥稅法中改正法律案
  賣藥稅法中左ノ通改正ス
  第一條本法ニ於テ賣藥營業者ト稱スルハ賣藥規則ニ依ル賣藥營業者ヲ謂
  フ
  第一條ノ二賣藥營業者ニハ藥劑一方每ニ一年間製造高ノ定價總額ニ應シ
  每年左ノ賣藥營業稅ヲ課ス
  定價總額三百圓未滿ノモノ金三圓
  定價總額五百圓未滿ノモノ金五圓
  定價總額千圓未滿ノモノ金七圓
  定價總額二千圓未滿ノモノ金九圓
  定價總額三千圓未滿ノモノ金十二圓
  定價總額五千圓未滿ノモノ金十七圓
  定價總額一萬圓未滿ノモノ金二十二圓
  定價總額二萬圓未滿ノモノ金三十二圓
  定價總額三萬圓未滿ノモノ金四十二圓
  定價總額五萬圓未滿ノモノ金五十七圓
  定價總額七萬圓未滿ノモノ金七十二圓
  定價總額十萬圓未滿ノモノ金八十七圓
  定價總額十萬圓以上ノモノ金百二圓
  前項ノ定價總額ハ前年中ノ總額ニ依ル但シ前年又ハ其ノ年免許ヲ受ケタ
  ル者ニ付テハ其ノ年製造高ノ豫算定價額ニ依ル
  外國ニ輸出スル賣藥ニ付テハ外國ニ輸出セサル賣藥ニ凖シ定メタル價格
  ヲ以テ定價ト看做ス
  第一條ノ三賣藥營業者二箇所以上ニ於テ營業スルトキハ營業場每ニ前條
  ノ賣藥營業稅ヲ納ムヘ
  第一條ノ四賣藥營業者ハ每年一月十五日迄ニ課稅標準額ヲ所轄收稅官廳
  ニ申告スヘシ但シ其ノ年免許ヲ受ケタル者ハ免許ヲ受ケタル日ヨリ一一十
  日以內ニ申告スヘシ
  第一條ノ五賣藥營業稅ハ年額ヲ二分シ一月及七月之ヲ徵收ス但シ納期限
  ヲ經過シテ免許ヲ受ケタル場合ニ於テハ當該納期ニ納ムヘキ稅金ハ卽納
  トス
  賣藥營業者六月以前ニ廢業シ又ハ賣藥ノ發賣ヲ禁止セラレタルトキハ七
  月ニ納ムヘキ稅金ハ之ヲ免除ス
  第二條賣藥ニハ定價一割ノ賣藥印紙稅ヲ課ス
  定價一錢未滿ナルトキ又ハ一錢未滿ノ端數アルトキハ一錢未滿ノ金額ハ
  總テ之ヲ一錢トシテ賣藥印紙稅ヲ計算ス
  賣藥印紙稅ハ印紙ヲ貼用シテ納ムルモノトス
  第三條、第五條及第十條中「賣藥稅」ヲ「賣藥印紙稅」ニ改ム
  第十二條第一項中「脫稅高二十倍ノ罰金」ヲ「脫稅高二十倍ノ罰金又ハ科料」
  ニ「五圓ノ罰金」ヲ「五圓ノ科料」ニ、第二項中「罰金ヲ」「罰金又ハ科料」ニ
  改ム
  第十三條乃至第十五條中「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
  第十三條ノ二第一條ノ四ノ申告ヲ爲サス又ハ虛僞ノ申告ヲ爲シタル者ハ
  一圓以上ノ科料ニ處ス因リテ賣藥營業稅ヲ通脫シタル者ハ脫稅金額三倍
  ニ相當スル罰金又ハ科料ニ處ス
  第二十條本法ニ依リ賣藥營業稅ヲ課セラレタル者ニハ營業稅ヲ課セス
  附則
  本法ハ明治四十四年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
  賣藥規則中及非常特別稅法中賣藥營業稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  砂金採取地稅法案
  砂金採取地稅法
  第一條砂金採取業者ニハ左ノ割合ニ依リ每年砂金採取地稅ヲ課ス
  河床採取區域一町每ニ金三十錢
  河床ニ非サルモノ採取區域一千坪每ニ金三十錢
  前項ノ場合ニ於テ一町未滿又ハ一千坪未滿ノ端數ハ一町又ハ一千坪トシ
  テ計算ス
  第一編砂金採取地稅ノ賦課徵收ニ關シテハ鑛區稅ノ賦課徵收ニ關スル規
  定ヲ準用ス
  附則
  本法ハ明治四十四年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中砂金採取地稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  鑛業法中改正法律案
  鑛業法中左ノ通改正ス
  第八十三條中「十錢」ヲ「三十錢」ニ、四十錢」ヲ「六十錢ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十四年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中鑛區稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  登錄稅法中改正法律案
  登錄稅法中左ノ通改正ス
  第二條第一項第三號中「千分ノ四十」ヲ「千分ノ六十」ニ、「千分ノ十」ヲ「千分
  ノ三十」ニ、第四號中「千分ノ二十五」ヲ「千分ノ三十五」ニ第五號中「千分ノ
  二」ヲ「千分ノ五」ニ第十一號中「千分ノ二十」ヲ「千分ノ二十五」ニカル、
  第三條第一項第三號中「千分ノ二十」ヲ「千分ノ五十」ニ第四號中「千分ノ十
  五寸「千分ノ二十五」ニ第五號中「千分ノ一」ヲ「千分ノ三」ニ改ム
  第六條及第六條ノ二中「千分ノ三」ヲ「千分ノ四」ニ、「千分ノ四」ヲ「千分ノ五」
  ニ、「千分ノ一」ヲ「千分ノ二」ニ、「十圓」ヲ「十五圓」ニ「五圓」ヲ「七圓」ニヽ三
  圓」ヲ「五圓」ニ、「二圓」ヲ「三圓」ニ、「一圓」ヲ「一圓五十錢」ニ、「五十錢」ヲ「七
  十錢ニ改ム
  第十四條中「七十五圓」ヲ「百圓」ニ、「三十五圓」ヲ「四十五圓ニ、「百五十圓」ヲ
  「二百圓」ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中登錄稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  取引所稅法中改正法律案
  取引所稅法中左ノ通改正ス
  第一條中「國債及」ヲ削リ「萬分ノ六箇」ヲ「萬分ノ十二」ニ、「萬分ノ三箇」ヲ
  萬分ノ五」ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中取引所稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  狩獵法中改正法律案
  狩獵法中左ノ通改正ス
  第十一條中「金二十圓」ヲ「金四十圓」ニ、「金十圓」ヲ「金二十圓」ニ、「金二圓」ヲ
  「金五圓」ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中狩獵免許稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=71

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• 072・伊藤大八

  ○伊藤大八君　是モ三十六名ノ議長指名ノ委員ニ付託セラレンコトヲ望ミマス
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=72

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• 073・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　第二十一乃至第三十六ハ一括シテ三十六名ノ委員トシ、
  其委員ハ議長指名ト云フニ御異議ハアリマスカ
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=73

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• 074・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ハナイト認メマスカラ其通リ決シマス-第三十七
  乃至第四十四ハ關聯セル議案ナルニ依リ、一括シテ議題トスルニ御異議ハアリマセヌカ
  (「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=74

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• 075・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナケレバ印紙稅法中改正法律案外三件及ビ各
  案審査ヲ付託スベキ委員ノ選舉ヲ一括シテ議題ト致シマス、議案ノ朗讀ヲ省略致シマ
  ス
  第三十七印紙稅法中改正法律案(政府提出)第一讀會
  第三十八右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第三十九民事訴訟用印紙法中改正法律案(政府提第一讀會
  〓
  第四十右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第四十一商事非訟事件印紙法中改正法律案(政府第一讀會
  提出)
  第四十二右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  第四十三行政訴訟書類印紙貼用廢止ニ關スル法律第一讀會
  案(政府提出)
  第四十四右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  印紙稅法中改正法律案
  印紙稅法中左ノ通改正ス
  第四條中「一錢」ヲ「二錢」ニ、「二錢」ヲ「三錢」ニ、「二十錢」ヲ「二十五錢」改改
  ム
  第十二條中「二十圓以下ノ罰金」ヲ「二圓以上ノ科料」ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中印紙稅ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  民事訴訟用印紙法中改正法律案
  民事訴訟用印紙法中左ノ通改正ス
  第二條中印紙金額「二十錢」ヲ「二十五錢」ニ、「三十錢」ヲ「四十錢」ニ、「六十錢」
  ヲ「八十錢」ニ、「一圓五十錢」ヲ「一圓八十錢」ニ「二圓二十錢」ヲ「二圓五十錢」
  ニ、「三圓」ヲ「三圓五十錢」ニ、「六圓五十錢」ヲ「七圓ニ「十圓」ヲ「十二圓」ニ、「十
  三圓ヲ「十五圓」ニ、「十五圓」ヲ「十八圓」ニ「二十圓」ヲ「二十五圓」ニ「二十五
  圓」ヲ「三十圓」ニ「二圓」ヲ「三圓」ニ改ム
  第六條支拂命令ノ申請ニシテ訴訟物ノ價額十圓以下ナル場合ニ於テハ二
  十鎭ノ印紙ヲ、十圓ヲ超過スル場合ニ於テハ第二條ニ依リ第一審ノ訴狀
  ニ貼用スヘキ印紙金額ノ半額ノ印紙ヲ貼用スヘ
  第六條ノ二左ニ揭クル申立又ハ申請ニシテ訴訟物ノ價額又ハ請求ノ價額
  二十圓以下ナル場合ニ於テハ二十錢ノ印紙ヲ、二十圓ヲ超過スル場合ニ
  於テハ四十錢ノ印紙ヲ貼用スヘシ
  一期日ノ變更、辯論ノ延期又ハ辯論期日ノ指定ノ申立
  二中斷又ハ中止シタル訴訟手續ノ受繼ノ申立
  從參加ノ申請
  忌避ノ申請
  和解ノ申立
  十九八七六五四三費用額確定ノ申請
  假執行宣言ノ申立
  强制執行ノ停止若ハ續行又ハ執行處分ノ取消ノ申立
  配當要求
  家資分散ノ申立又ハ家資分散者ノ復權ノ申立
  十一强制競賣又ハ强制管理ノ申立
  十二債權又ハ他ノ財產權差押ノ申請
  十三民事訴訟法第七百三十二條乃至第七百三十四條ノ申立
  第六條ノ三左ニ揭クル申立又ハ申請ニシテ訴訟物ノ價額又ハ請求ノ價額
  二十圓以下ナル場合ニ於テハ五十錢ノ印紙ヲ、二十圓ヲ超過スル場合ニ
  於テハ一圓ノ印紙ヲ貼用スヘシ
  一抗告
  二故障
  證據調ノ申立
  五四三假差押又ハ假處分ノ申請
  判決送達ノ申立
  六執行力アル正本ヲ求ムル申立但二通以上ヲ求ムルトキハ一通每ニ印
  紙ヲ貼用スヘシ
  第七條ニ左ノ一項ヲ加フ
  民事訴訟法第三百九十條ノ規定ニ依リ訴カ區裁判所ニ繫屬スル場合又ハ
  第三百九十一條第二項ノ規定ニ依リ地方裁判所ニ訴ヲ起ス場合ニ於テハ
  第六條ニ依リ貼用シタル印紙ノ額ハ訴訟ニ付キ貼用スヘキ印紙ノ額ニ之
  ヲ通算スヘシ
  第十條答辯書其他前數條ニ揭ケサル申立又ハ申請ニシテ訴訟物ノ價額又
  ハ請求ノ價額二十圓以下ナル場合ニ於テハ二十錢ノ印紙ヲ、二十圓ヲ超
  過スル場合ニ於テハ二十五錢ノ印紙ヲ貼用スヘシ
  第十六條非訟事件ニ關スル申立又ハ申請ニシテ請求ノ價額二十圓以下ナ
  ル場合ニ於テハ二十錢ノ印紙ヲ、二十圓ヲ超過スル場合ニ於テハ二十五
  錢ノ印紙ヲ貼用スヘシ但第六條ノ三ノ規定ハ非訟事件ニ之ヲ準用ス
  左ニ揭クル申立又ハ申請ニシテ請求ノ價額二十圓以下ナル場合ニ於テハ
  五十錢ノ印紙ヲ、二十圓ヲ超過スル場合ニ於テハ一圓ノ印紙ヲ貼用スヘ
  シ
  一裁判上代位ノ申請
  二競賣法ニ依ル競賣ノ申立
  三裁判上ノ代位、競賣法ニ依ル競賣又ハ不動產登記ニ關スル抗〓
  非訟事件ニ關スル申立又ハ申請ニシテ請求ノ價額ナキモノハ其請求ノ價
  額二十圓以下ノモノト看做ス
  第十一條及ヒ第十二條ノ規定ハ之ヲ非訟事件ニ準用ス
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中民事訴訟用印紙ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  商事非訟事件印紙法中改正法律案
  商事非訟事件印紙法中左ノ通改正ス
  第二條中「五十錢」ヲ「一圓ニ改ム
  第三條中「二十錢ヲ「二十五錢」ニ改ム
  第四條中印紙金額「四十錢」ヲ「五十錢」ニ、「六十錢」ヲ「八十錢」ニ、「一圓二
  十錢」ヲ「一圓六十錢」ニ、「三圓」ヲ「三圓六十錢」ニ「四圓四十錢」ヲ「五圓
  ニ、「六圓」ヲ「七圓」ニ、「十三圓」ヲ「十四圓」ニ、「二十圓」ヲ「二十四圓」ニ、三
  十六圓」ヲ十三十圓ニ、「三十圓」ヲ「三十六圓」ニ、「四十圓」ヲ「五十圓」ニ、五
  十圓」ヲ「六十圓」ニ、「四圓」ヲ「六圓」ニ改ム
  附則
  本法ハ明治四十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
  非常特別稅法中商事非訟事件印紙ニ關スル規定ハ之ヲ廢止ス
  行政訴訟書類印紙貼用廢止ニ關スル法律案
  非常特別稅法中行政訴訟ノ書類ニ印紙ヲ貼用スルコトニ關スル規定ハ明治
  四十三年三月三十一日限リ之ヲ廢止ス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=75

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• 076・伊藤大八

  ○伊藤大八君　唯今ノ內四十五ハ··

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=76

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• 077・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　四十五四十六ハ此次ニ議題ト致シマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=77

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• 078・伊藤大八

  ○伊藤大八君　是ハ三十六名ノ委員ニ付託センコトヲ望ミマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=78

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• 079・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　三十七乃至四十四ハ三十六名ノ議長指名ノ委員ニ付託
  スルコトニ御異議ハアリマセヌカ
  〔「異議ナシ異議ナシ」ノ聲起ル〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=79

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• 080・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナイト認メマスカラ、其通リ決シマス-日程第
  四十五四十六明治四十一年法律第三十七號中改正法律案ノ第一讀會ヲ開キ、議
  案ノ朗讀ハ省略致シマス
  第四十五明治四十一年法律第三十七號中改正法律第一讀會
  案(政府提出)
  第四十六右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉
  明治四十一年法律第三十七號中改正法律案
  明治四十一年法律第三十七號中左ノ通改正ス
  第一條北海道府縣、其ノ他ノ公共團體ハ左ノ制限以內ノ地租附加稅又ハ
  段別割ヲ課スルノ外土地ニ對シテ課稅スルコトヲ得ス
  一北海道、府縣(沖繩縣ヲ除ク)、沖繩縣ノ區及町村
  附加稅ノミヲ課スルトキ宅地地租千分ノ百三十三
  其ノ他ノ土地地租千分ノ二百七十三
  段別割ノミヲ課スルトキ一段步ニ付每地目平均金四十錢
  附加稅及段別割ヲ併課スル場合ニ於テハ段別割ノ總額ハ其ノ地目ノ
  地租額宅地ニ在リテハ千分ノ百三十三、其ノ他ノ土地ニ在リテハ千
  分ノ二百七十三ト附加稅額トノ差額ヲ超ユルコトヲ得ス
  二其ノ他ノ公共團體
  附加稅ノミヲ課スルトキ宅地地租千分ノ八十九
  其ノ他ノ土地地租千分ノ百八十二
  段別割ノミヲ課スルトキ一段步ニ付每地目平均金四十錢
  附加稅及段別割ヲ併課スル場合ニ於テハ段別割ノ總額ハ其ノ地目ノ
  地租額宅地ニ在リテハ千分ノ八十九、其ノ他ノ土地ニ在リテハ千分
  ノ百八十二ト附加稅額トノ差額ヲ超ユルコトヲ得ス
  第二條中「百分ノ二十五」ヲ「百分ノ十一」ニ「百分ノ三十五」ヲ「百分ノ十五」ニ
  改ム
  第三條中「百分ノ十」ヲ「百分ノ五」ニ、「百分ノ三十五」ヲ「百分ノ十七」ニ改メ
  左ノ一項ヲ加フ
  第二種ノ所得ニ對シテハ附加稅ヲ課スルコトヲ得ス
  第五條第三項ニ左ノ但書ヲ加フ
  但シ地租附加稅及段別割ヲ併課シタル場合ニ於テハ一地目ニ對スル賦課
  カ制限ニ達シタルトキハ附加稅カ制限ニ達シタルモノト看做ス其ノ段別
  割ノミヲ賦課シタル場合ニ於テ一地目ニ對スル賦課カ制限ニ達シタルト
  キ亦同シ
  第六條削除
  附則
  本法ハ明治四十四年度分ヨリ之ヲ適用ス但シ所得稅附加稅ニ付テハ明治四
  十三年度分ヨリ之ヲ適用ス
  明治四十四年一月一日以後ニ於テ明治四十三年度分地租附加稅ヲ賦課スル
  場合ニ於テハ明治四十三年分ノ定率地租ヲ以テ課稅標準トス
  明治四十三年一月一日以後同年三月三十一日以前ニ於テ事業年度ノ終了ス
  ル法人ノ所得ニ對シ所得稅附加稅ヲ賦課スル場合及明治四十四年一月一日
  以後同年三月三十一日以前ニ於テ廢業スル營業ニ對スル營業稅附加稅ヲ賦
  課スル場合ニ於テハ本法ニ規定スル制限ニ依ル

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=80

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• 081・伊藤大八

  ○伊藤大八君　是モ第一ノ前ノ同一委員ニ付託セラレンコトヲ望ミマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=81

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• 082・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　第一ヨリ第十マデノ四十五名ノ委員デスカ

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=82

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• 083・伊藤大八

  ○伊藤大八君　ソレニ付託セラレンコトヲ望ミマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=83

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• 084・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　伊藤君ノ動議ニ御異議ハアリマセヌカ
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=84

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• 085・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ハナイト認メマスカラ、第四十五ハ第一ヨリ第十マ
  デ一括シテ付託セル四十五名ノ委員ニ付託スルコトニ致シマス-日程第四十七製
  鹽地整理ニ關スル法律案ノ一讀會ヲ開キ、議案ノ朗讀ヲ省略致シマス
  第四十七製鹽地整理ニ關スル法律案(政府提出)第一讀會
  製鹽地整理ニ關スル法律案
  第一條鹽專賣法第六條及第四十條ノ二ニ依リ鹽又ハ鹹水ノ製造區域ヲ制
  限スル場合ニ於テハ政府ハ鹽又ハ鹹水ノ種類、製造方法ヲ區別シテ之ヲ
  制限スルコトヲ得
  鹽又ハ鹹水製造區域ノ制限ニ依リ鹽又ハ鹹水ノ製造ヲ禁止シタルトキハ
  政府ハ禁止ノ際ニ於ケル鹽又ハ鹹水ノ製造者、製鹽地ノ所有者、現ニ鹽又
  ハ鹹水ノ製造ニ專用スル建物設備器具器械ノ所有者ニ對シ其ノ請求ニ依
  リ命令ノ定ムル所ニ從ヒ交付金ヲ下付ス
  前項ノ鹽又ハ鹹水ノ製造者ハ明治四十二年十二月以前ニ於テ鹽又ハ鹹水
  製造ノ許可ヲ受ケ製造禁止ノ際現ニ其ノ製造ヲ爲ス者ニ限ル但シ相續ニ
  因リ鹽又ハ鹹水ノ製造ヲ承繼シタル場合ニ於テハ被相續人ノ受ケタル製
  造ノ許可ハ相續人ニ於テ之ヲ受ケタルモノト看做ス
  明治四十二年十二月ニ於ケル現狀ニ依リ鹽又ハ鹹水ノ製造ヲ廢止シタル
  モノト認ムヘキ製鹽地及之ニ附屬スル建物設備器具器械ニ付テハ第二項
  ノ交付金ヲ下付セス
  明治四十二年十二月以前ニ於テ鹽又ハ鹹水ノ製造ニ著手セサル製鹽地及
  之ニ附屬スル建物設備器具器械ニ付亦前項ニ同シ但シ明治四十二年十二
  月以前ニ於テ工事ニ著手シタル製鹽地又ハ製鹽地ニ附屬シタル建物設備
  器具器械ニ付テハ此ノ限ニ在ラス
  交付金ヲ下付スヘキ建物設備器具器械ノ種類、數量ハ政府之ヲ決定ス
  第二條交付金ハ左ノ各號ニ依リ之ヲ定ム
  一鹽製造者ニ對シテハ其ノ一年間納付鹽賠償金額ノ二割ニ相當スル金
  額
  二鹹水製造者ニ對シテハ其ノ一年間鹹水賣渡代金ノ二割ニ相當スル金
  額
  三製鹽地所有者ニ對シテハ製鹽地ノ價額ヨリ鹽又ハ鹹水製造禁止後ニ
  於ケル其ノ見込價額ヲ控除シタル金額
  四鹽又ハ鹹水製造專用ノ建物設備器具器械ノ所有者ニ對シテハ其ノ建
  物設備器具器械ノ價額ヨリ鹽又ハ鹹水製造禁止後ニ於ケル其ノ見込
  價額ヲ控除シタル金額
  第三條前條製鹽地ノ價額ハ其ノ製鹽地納付鹽賠償金額ノ百分ノ十一ノ二
  十倍ニ相當スル金額トス
  第四條前二條ノ納付鹽賠償金額ハ明治四十一年及明治四十二年ノ納付鹽
  賠償金額ノ平均ニ依リ之ヲ定ム但シ明治四十一年二月以後鹽ノ製造ニ著
  手シタル場合ニ於テハ明治四十二年ノ納付鹽賠償金額ニ依ル
  明治四十一年中又ハ明治四十二年中鹽ノ製造ヲ繼續セサルトキハ前條ノ
  納付鹽賠償金額ハ兩年ノ中鹽ノ製造ヲ繼續シタル年ノ納付鹽賠償金額ニ
  依ル
  製鹽地所有者又ハ鹽ノ製造者ニ異動ヲ生シ製鹽地ニ對スル明治四十一年
  分又ハ明治四十二年分納付鹽ノ數量ヲ區分シ難キトキハ前條ノ納付鹽賠
  償金額ハ兩年ノ中納付鹽ノ數量ヲ區分シ得ヘキ年ノ納付鹽賠償金額ニ依
  鹹水賣渡代金ハ第一項ノ規定ニ準シ之ヲ定ム
  第五條左ノ場合ニ於テハ製鹽地ノ價額ハ前二條ノ規定ニ拘ラス鑑定人ノ
  意見ヲ徵シ政府之ヲ決定ス
  -鹽田ニ依ラスシテ鹽ヲ製造スルトキ
  二明治四十一年中及明治四十二年中共ニ鹽ノ製造ヲ繼續セス又ハ前條
  第一項但書ノ場合ニ於テ明治四十二年中鹽ノ製造ヲ繼續セサルトキ
  三明治四十二年二月以後ニ於テ鹽ノ製造ニ著手シタルトキ
  四製鹽地ノ所有者又ハ鹽ノ製造者ニ異動ヲ生シ製鹽地ニ對スル明治四
  十一年分及明治四十二年分納付鹽ノ數量ヲ共ニ區分シ難キトキ
  五所有者ヲ異ニスル製鹽地ノ間又ハ前四號ノ一ニ該當スル製鹽地ト他
  ノ製鹽地トノ間ニ納付鹽ノ數量ヲ區分シ難キトキ
  六第一條第五項但書ノ規定ニ該當スルトキ
  第六條鹽又ハ鹹水製造禁示後ニ於ケル製鹽地ノ見込價額ハ鑑定人ノ意見
  ヲ徵シ政府之ヲ決定ス
  鹽又ハ鹹水製造專用ノ建物設備器具器械ノ價額ヨリ鹽又ハ鹹水製造禁止
  後ニ於ケル其ノ見込價額ヲ控除シタル金額ハ協議ニ依リ之ヲ定ム協議調
  ハサルトキハ鑑定人ノ意見ヲ徵シ政府之ヲ決定ス
  第七條前二條ノ決定ニ對シ不服アル者ハ十日以內ニ其ノ申立ヲ爲スコト
  ヲ得此ノ場合ニ於テハ政府ハ更ニ鑑定人ヲ選定シ其ノ意見ヲ徵シ之ヲ裁
  定ス
  第八條交付金ノ總額ハ三百四十萬圓以內トス
  交付金ハ額面金額ニ依リ五分利付國債證券ヲ以テ之ヲ給付ス但シ國債證
  券ノ最小額面金額ニ滿タサル端數ハ現金ヲ以テ之ヲ給付ス
  第九條政府ハ前條ノ給付ニ必要ナル國債證券ヲ發行スルコトヲ得
  第十條鹽又ハ鹹水ノ製造ヲ禁止シタル區域內ニ於ケル鹽又ハ鹹水製造專
  用ノ建物設備器具器械ニ對シテハ政府ハ監督上必要ナル處分ヲ爲スコト
  ヲ得
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=85

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• 086・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナイト認メマスカラ、日程第四十八右議案審査ヲ
  付託スベキ委員ノ選舉ヲ議題ト致シマス
  第四十八右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=86

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• 087・長晴登

  ○長晴登君　是ハ第四番目ノ委員、卽チ印紙稅法中改正法律案等ノ三十六名ノ
  委員ニ合併シテ付託センコトヲ希望致シマス
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=87

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• 088・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　今長晴登君ヨリノ動議、本案ハ日程三十七ヨリ四十四マ
  デ、一括シタル同一委員ニ付託スルコトニ御異議ハアリマセヌカ
  (「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=88

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• 089・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナイト認メマスカラ、其通リ決シマス-日程第
  四十九關稅定率法中改正法律案ノ第一讀會ヲ開キ、議案ノ朗讀ヲ省略致シマス
  第四十九關稅定率法改正法律案(政府提出)第一讀會
  關稅定率法改正法律案
  關稅定率法
  第一條外國ヨリ輸入スル物品ニハ別表ニ依リ關稅ヲ課ス
  第二條從價稅品ハ輸入港ニ到著シタルトキノ價格ニ依リテ課稅ス
  第三條從價稅ニ代フルニ從量稅ヲ以テスルヲ便宜トスル物品ニ付テハ六
  月以上ノ平均價格ニ依リ換算シ勅令ヲ以テ之ヲ定ムルコトヲ得
  前項ノ從量稅率ハ物品ヲ細別シ又ハ風袋込ヲ以テ之ヲ定ムルコトヲ得
  第四條條約ニ依ル特別協定ノ便益ヲ受ケサル地域ノ生產品ニ對シ必要ア
  ルトキハ勅令ヲ以テ地域及物品ヲ指定シ該協定ノ限度ヲ超エサル便益ヲ
  與フルコトヲ得
  第五條本邦ノ船舶又ハ生產品ニ對シ他國ノ船舶又ハ生產品ヨリモ不利益
  ナル取扱ヲ爲ス國ノ生產品ニ對シテハ勅令ヲ以テ物品ヲ指定シ別表ニ定
  メタル關稅ノ外其ノ物品ノ價格ト同額以下ノ關稅ヲ課スルコトヲ得
  第六條外國ニ於テ輸出奬勵金ヲ受クル物品ニ對シテハ別表ニ定メタル關
  稅ノ外勅令ヲ以テ奬動金ト同額ノ關稅ヲ課スルコトヲ得
  第七條左ノ物品ニハ輸入稅ヲ免ス
  一御料品
  二本邦ニ來遊スル外國ノ元首及其ノ一族竝其ノ從者ニ屬スル物品
  三陸海軍ノ輸入ニ係ル兵器、彈藥及爆發物
  四陸海軍ニ於テ燃料トシテ輸入スル原油以外ノ礦油ニシテ攝氏十五度
  ニ於ケル比重〇、八七五ヲ超エタルモノ
  五軍艦
  六本邦ニ派遣セラレタル外國ノ大使又ハ公使ニ屬スル自用品竝在本邦
  外國大使館又ハ公使館ニ屬スル公用品
  七本邦大使館又ハ公使館ノ館員ニ屬スル自用品ニ對シ關稅ヲ免除スル
  國ノ在本邦大使館又ハ公使館ノ館員ニ屬スル自用品及本邦領事館ニ
  屬スル公用品ニ對シ關稅ヲ免除スル國ノ在本邦領事館ニ屬スル公用
  品
  本邦在住者ニ贈與スル勳章、賞牌及記章
  十九八記錄文書其ノ他ノ書類
  官立公立ノ學校、博物館、物品陳列所其ノ他ノ營造物ニ陳列スル標本
  又ハ參考品トシテ輸入スル物品
  十一慈善又ハ救恤ノ爲ニ寄贈シタル物品
  十二政府ノ輸入ニ係ル政府ノ專賣品
  十三商品ノ見本但シ見本用ニノミ適スルモノニ限ル
  十四旅客ノ用品及旅客ノ職業上必要ナル器具但シ旅客ノ身分ニ相當ス
  ルモノニシテ稅關カ適當ト認メタルモノニ限ル
  十五在外軍隊及軍艦ヨリ送還シタル物品
  十六個人ニ屬スル引越荷物但シ旣ニ使用セラレタルモノニ限ル
  十七輸出シタル物品ニシテ五年以內ニ輸入セラレ輸出ノ時ノ性質及形
  狀ヲ變セサルモノ但シ酒精、酒類、砂糖及第八條又ハ第九條ニ依リ
  輸入稅ノ免除又ハ拂戾ヲ受ケタル物品ヲ除ク
  十八命令ヲ以テ指定シタル輪出貨物ノ容器ニシテ再輸入スルモノ
  十九本邦ヨリ出漁セル船舶ヲ以テ捕獲採取シタル魚介類、海獸、海藻其
  ノ他ノ水產物及其ノ製品ニシテ工程ノ簡單ナルモノ但シ當該船舶
  又ハ之ニ附屬セル船舶ヲ以テ輸入シタルモノニ限ル
  二十外國航行ノ艦船ニ船用ノ爲開港內ニ於テ引渡ス物品
  十難破シタル本邦船舶ノ解體材及艤裝品
  二十二本邦ヨリ出港シタル船舶ニ搭載シタル輸出貨物ニレテ該船舶難
  破シタル爲積戾リタルモノ
  二十三國、道、府縣ノ輸入スル種馬種牛、種豚、種羊及種禽竝產牛馬組合、產
  馬組合又ハ產牛組合ノ輸入スル種馬、種牛
  第八條左ノ物品ニシテ輸入ノ日ヨリ一年以內ニ再ヒ輸出スルモノニハ輸
  入稅ヲ免ス但シ輸入ノ際稅金ニ相當スル擔保ヲ提供スルコトヲ要ス
  一加工ノ爲輸入スル物品ニシテ命令ヲ以テ指定シタルモノ
  二輸入貨物ノ容器ニシテ命令ヲ以テ指定シタルモノ
  修繕ノ爲輸入スル物品
  五四三學術〓究ノ爲輸入スル物品
  試驗品トシテ輸入スルモノ
  六注文取集ノ爲輸入スル見本品
  七演劇其ノ他興行用ノ爲輸入スル物品
  第九條輸入原料品ヲ用井命令ヲ以テ指定シタル物品ヲ製造シ之ヲ外國ヘ
  輸出シタルトキハ命令ノ定ムル所ニ依リ輸入稅ノ全部又ハ一部ノ拂戾ヲ
  爲スコトヲ得
  輸入原料品ヲ用井命令ヲ以テ指定シタル肥料ヲ製造シタルトキハ命令ノ
  定ムル所ニ依リ輸入稅ノ全部又ハ一部ノ拂戾ヲ爲スコトヲ得
  詐僞又ハ不正ノ所爲ヲ以テ前二項ノ拂戾金ヲ得又ハ得ムトシタル者ハ關
  稅法第七十五條ノ例ニ依り處分ス
  第十條輸入製品ニシテ內國ニ於テ製造スル船舶ニ備付ケ又ハ取付ケ輸入
  ノ日ヨリ二年以內ニ該船舶ト共ニ輸出スルモノハ輸入稅ヲ免ス但シ輸入
  ノ際稅金ニ相當スル擔保ヲ提供スルコトヲ要ス
  第十一條左ニ揭クル物品ハ輸入ヲ禁ス
  一阿片及阿片吸煙具但レ政府ノ輸入スルモノヲ除ク
  二僞造、變造又ハ模造ノ貨幣紙幣、銀行券及有價證券
  三公安又ハ風俗ヲ害スヘキ書籍、圖畫、彫刻物其ノ他ノ物品
  四特許權、實用新案權、意匠權商標權及著作權ヲ侵害スル物品
  附則
  本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
  (別表)
  番號一
  一
  二
  九八七六五四三
  一0
  一一
  三
  三
  九八七六五四
  二○
  二一
  輸入稅表
  品名
  第一類植物及動物(生活力ヲ有スルモノ)
  植物、枝、幹、莖及根(栽植用又ハ接木用ノモノ)
  培殖用菌類
  一酵母
  甲壓榨シタルモノ
  乙其ノ他
  二麴
  三其ノ他
  馬
  牛
  綿羊
  山羊
  豚
  家禽類
  魚介類
  一種魚及魚卵
  二其ノ他
  蜜蜂
  別號ニ揭ケサル動物
  第二類穀物、穀粉、澱粉類及種子
  米及籾
  大麥
  パールバーレー
  麥芽
  小麥
  オート
  粟
  商業
  玉
  一百五
  二蠶小大豆豆豆
  三
  五四綠豆
  豌豆
  六落花生
  甲脫殼セサルモノ
  乙其ノ他
  七其ノ他(醫藥用ノモノヲ除ク)
  一軍
  每百斤
  從價
  價
  同從同每同從頭
  價
  價
  同同從
  百斤
  同同同同同同同同每
  同同同同同同同同同
  位一稅率
  無稅
  二、六〇
  無
  一五無二割分稅割稅
  三、○○
  二、三〇
  二割割
  二
  無
  二割割割稅
  一
  二
  〇、六四
  〇、四二
  四、〇〇
  二、二〇
  〇、六〇
  〇、六五
  〇、五〇
  〇、三五
  〇、三〇
  〇、五〇
  〇、五〇
  〇、四〇
  〇、五〇
  〇、四五
  〇、八〇
  〇、九五
  〇、四五
  二二
  二三
  二四
  二五
  二六
  二七
  二八
  二九
  三〇
  三
  三
  三三
  穀粉及澱粉類
  一小麥粉一、六五
  二オートミール五、〇〇
  三コーンミール三、一五
  四メビオカ及マニオカ一0〇五
  五セーゴ同同同同同同同同同同同同二、〇
  六其ノ他一- エムエ
  胡麻子一0
  荏胡麻子〇、八五
  菜子〇、六五
  亞麻子〇、六五
  棉子〇、一〇
  アイボリーナット無稅
  椰子每百斤〇、七〇
  別號ニ揭ケサル穀物及種子(醫藥用ノモノ
  ヲ除ク)從價一割五分
  第三類飮食物及煙草
  蔬菜、果實及核子
  一砂糖、糖蜜、糖水又ハ蜂蜜ヲ以テ貯藏
  シタルモノ容每器百共斤三、七〇
  二其ノ他
  甲蔬菜
  甲ノ一罐詰ノモノ七、九〇
  甲ノ二罎詰ノモノ從同同同同同同七六〇
  甲ノ三壺詰ノモノ一、九五
  甲ノ四其ノ他價三割
  乙其ノ他
  乙ノ一罐詰ノモノ器百共斤七、二五
  乙ノ二罎詰ノモノ同同同同容每八、五〇
  乙ノ三壺詰ノモノ三、二〇
  乙ノ四其ノ他
  イ生果百斤四、〇〇
  ロ乾果從同同每六、九〇
  ハ核子七、八五
  ニ其ノ他價三割
  茶
  一紅茶百斤二二、六〇
  二紅茶粉お六、八〇
  三其ノ他六、〇〇
  マーテ其ノ他ノ茶代用物價四割五分
  三四
  三五
  三六
  三七
  三八
  三九
  四〇
  四
  四二
  四三
  四四
  四五
  四六
  四七
  四八
  四九
  咖啡
  一種子
  二其ノ他
  チコリー其ノ他ノ咖啡代用物
  コーコー(砂糖ヲ加ヘサルモノ)
  一種子
  二其ノ他
  胡椒
  一種子
  二其ノ他
  カリー
  一粉狀ノモノ
  二其ノ他
  マスタード
  一粉狀ノモノ
  二其ノ他
  砂
  二一糖和蘭標本色相第十一號未滿ノモノ
  和蘭標本色相第十五號未滿ノモノ
  三和蘭標本色相第十八號未滿ノモノ
  四和蘭標本色相第二十一號未滿ノモノ
  五其ノ他
  氷砂糖、角砂糖、棒砂糖其ノ他類似ノモノ
  糖蜜
  一糖分ヲ蔗糖トシテ計算シタル重量全
  重量ノ百分ノ六十ヲ超エサルモノ
  二其ノ他
  葡萄糖、麥芽糖及飴
  蜂蜜
  菓子
  ジャム、フルートゼリー類
  ビスケット(砂糖ヲ加ヘサルモノ)
  マカロニー、ヴアーミセリー其ノ他各種ノ
  麵類
  果汁及糖水
  果汁(砂糖ヲ加ヘタルモノ)及糖水
  甲罎入又ハ罐入ノモノ
  乙其ノ他
  二其ノ他
  每百斤
  同
  從價
  百斤
  容每每器百共斤
  百斤
  容每每器百
  共斤
  從同同
  價
  百
  從容每器價共斤
  百斤
  同同同同同每
  器百共斤
  同同同同同同容每同同同
  每百斤
  百共斤
  每容每器
  百斤
  容每百共斤
  器
  工 五、一〇
  二五、一〇
  四割五分
  六、〇〇
  四三、〇〇
  九、三五
  一一、七〇
  二一一〇
  四割
  八、三五
  四割
  二、五〇
  三、一〇
  三、三五
  四、二五
  四、六五
  七、四〇
  一、三〇
  二、五〇
  一三、六五
  七、二〇
  三二、〇〇
  一七、五〇
  一三、三〇
  七、九〇
  一五、三〇
  一〇、七〇
  一一、〇〇
  五〇
  五一
  五一
  五三
  五四
  五五
  五六
  五七
  五八
  五九
  六〇
  六、
  六二
  六三
  ソース
  一樽入ノモノ每百斤八、二五
  二其ノ他每百斤一一、〇〇
  容器共
  食酢每百リツトル一三、九〇
  但シ攝氏十五度ニ於テ百立方センチメー
  トル中ニ於ケル醋酸ノ重量十グラム以上
  一グラムヲ增ス每ニ百リットルニ付三圓
  ヲ加フ
  鳥獸肉及魚介類
  -生鮮ナルモノ
  甲牛肉百斤三、八〇
  乙羊肉從同每六、〇〇
  丙其ノ他價三割
  二罐詰、罎詰又ハ壺詰ノモノ
  甲鳥獸肉同三割五分
  乙魚介類
  イ鰮油漬四
  ロ其ノ他同同割割
  四
  三其ノ他
  甲ソーセージ百斤一七、〇〇
  乙ハム及ベーコン同同每一六、〇〇
  丙鹹肉五、六五
  丁鹽鯨
  イ尾肉三、六〇
  ロ其ノ他一、九〇
  戊鹹魚二、〇〇
  己其ノ他價三割
  バター、人造バター及ギー百斤二九、六〇
  チース同同同同容每同每從同同同二〇、五〇
  コンデンスドミルク器百共斤一一、一〇
  イーフアントフード二四、三〇
  肉越幾斯七二、五〇
  ペプトン、ソマトーゼ、ヘモグロビン其ノ他
  類似ノ滋養食料從價三割五分
  鳥卵(生鮮ナルモノ)每百斤六、〇〇
  礦水、曹達水其ノ他砂糖又ハ酒精ヲ含マサル
  諸飮料毎百リツトル一六、〇〇
  〓酒一七、〇〇
  支那酒(醸造シタルモノ)同同同七、〇〇
  麥酒一二、〇○
  六四葡萄酒(ポート、シエリー、ヴヱルモット、マデ
  ーラ、マルサラ、サンラフアヱル等ヲ含ム)
  但シ攝氏十五度ニ於テ○、七九四七ノ比重
  ヲ有スルモノヲ純酒精トシ原容量百分中
  純酒精ノ容量二十四ヲ超エサルモノ
  一罎入ノモノ同
  二其ノ他
  甲原容量百分中純酒精ノ容量十四ヲ
  超エサルモノ
  イ攝氏十五度ニ於テ百立方ヒンチ
  メートル中ニ於ケル糖分ヲ葡萄
  糖トシテ計算シタル重量一グラ
  ムヲ超エサルモノ
  其ノ他同同
  但シ攝氏十五度ニ於テ百立方セ
  ンチメートル中ニ於ケル糖分ヲ
  葡萄糖トシテ計算シタル重量二
  十グラムヲ超エタルモノハ二十
  グラム以上一グラムヲ增ス每ニ
  百リットルニ付二十五錢ヲ加フ
  乙其ノ他同
  但シ攝氏十五度ニ於テ百立方セン
  チメートル中ニ於ケル糖分ヲ葡萄
  酒トシテ計算シタル重量二十グラ
  ムヲ超エタルモノハ二十グラム以
  上一グラムヲ增ス每ニ百リットル
  ニ付二十五錢ヲ加フ
  六五シヤンパン其ノ他ノスパークリングワイン同
  六六別號ニ揭ケサル酒類
  一攝氏十五度ニ於テ〇、七九四七ノ比重
  ヲ有スルモノヲ純酒精トシ原容量百
  分中純酒精ノ容量七ヲ超エサルモノ同
  二其ノ他
  甲罎入ノモノ同
  乙其ノ他同
  但シ攝氏十五度ニ於テ〇、七九四七
  ノ比重ヲ有スルモノヲ純酒精トシ
  原容量百分中純酒精ノ容量五十以
  上一ヲ增ス每ニ百リットルニ付一
  圓ヲ加フ
  六七別號ニ揭ケサル飮食物
  -砂糖ヲ加ヘタルモノ從價
  四〇、〇〇
  一二、〇〇
  二〇、〇〇
  三〇、〇〇
  一〇〇、〇〇
  二〇、〇〇
  一一〇、〇〇
  六〇、〇〇
  六割
  二其ノ他同四割
  六八煙草
  一葉卷煙草、紙卷煙草及刻煙草三十五割五分
  二咀嚼煙草從同每同斤二、二三
  三嗅煙草五、一七
  四其ノ他價三十五割五分
  第四類皮毛骨角齒牙甲殼類及其ノ製品
  六九毛皮
  一綿羊皮及山羊皮每百斤九、四〇
  二其ノ他同從價割
  七〇毛皮製品(別號ニ掲ケサルモノ)五四割
  七獸皮
  一牛皮及水牛皮百斤-七0
  二鹿皮同同每、九〇
  三山馬皮一二
  四屑五無分稅五
  五其ノ他從價
  七二革類
  一牛革、水牛革、馬革、綿羊革及山羊-革
  甲塗リタルモノ同二割
  乙染メタルモノ又ハ著色シタルモノ
  (ローラーレザーヲ除ク)同二割
  丙其ノ他
  丙ノ一牛革、水牛革革馬革
  イ靴底革每百斤一五、二〇
  ロ印度紅革同九、五〇
  ハ其ノ他從價二割
  丙ノ二綿羊革及山羊革
  イローラーレザー百斤六九、〇〇
  ロ其ノ他同同同每二四、〇〇
  二羚羊革(摸造羚羊革ヲ含ム)七四、四〇
  三豚革三〇、〇〇
  四鰐魚革
  甲一箇ノ重量百五十グラムヲ超エサルモノ二〇七、〇〇
  乙其ノ他一一三、〇〇
  五リザードレザー從同同同同三九四、〇〇
  六屑九、二〇
  七其ノ他價二割
  七三革製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一機械用ノ帶及管每百斤三七、二〇
  二帽子用裏革(摸造革ヲ含ム)同八八、八〇
  三其ノ他
  七四
  七五
  七六
  七七
  七八
  七九
  八〇
  八
  八二
  八三
  八四
  八五
  八八七六
  八八
  八九
  九〇
  九
  九二
  九三
  九四
  甲貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、貴石、
  眞珠、珊瑚、象牙又ハ鼈甲ヲ用井タル
  モノ
  乙其ノ他
  獸毛(別號ニ揭ケサルモノ)
  羽毛
  一粧飾用ノモノ
  二其ノ他
  羽毛皮
  羽毛製品及羽毛皮製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  クイルブリッスル
  獸骨(醫藥用ノモノヲ除ク)
  獸牙
  獸牙製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一象牙製ノモノ
  二其ノ他
  獸角(醫藥用ノモノヲ除ク)
  獸蹄
  獸筋
  ブラッダー
  貝殼
  鼈甲
  一ホークビル甲
  甲背甲及綠甲
  乙其ノ他
  二蠵龜甲(和甲)
  甲背甲
  乙緣甲
  丙其ノ他
  三屑
  四其ノ他
  鼈甲製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  珊瑚
  珊瑚製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  眞珠
  海綿
  一整理シタルモノ
  二其ノ他
  別號ニ揭ケサル皮毛骨角齒牙甲殼類(醫藥
  用ノモノヲ除ク)
  皮毛骨角齒牙甲殼類製品(別號ニ揭ケサル
  モノ)
  同從價
  同從價
  從價
  同從價
  從價
  每百斤
  同
  同同同同從同同同同價
  每百斤
  同
  從價
  同
  無四五稅割割
  無無無五無二四稅稅稅割稅割割
  無一無無無四五稅割稅稅稅割割
  一三四、〇〇
  一六、七〇
  五、三五
  一、三〇
  一六、七〇
  七、九五
  五四五一分割割割割
  五
  一八一、〇〇
  九、二〇
  一割
  四割
  第十五類油、脂、蠟及其ノ製品
  九五植物性揮發油
  一芳香性ノモノ無稅
  二其ノ他
  甲松精油
  イ罐入又ハ樽入ノモノ每百リツトル五、二〇
  ロ其ノ他同從價二割割
  乙其ノ他二
  九六亞麻子油
  一罐入又ハ樽入ノモノ
  甲ボイルド油百斤三、〇〇
  乙其ノ他第九份一、六〇
  二其ノ他價二割
  九七蓖麻子油
  一罐入、樽入又ハ壺入ノモノ每百價斤二、二〇
  二其ノ他從二割
  九八阿列布油
  一罐入又ハ樽入ノモノ每百一七九〇
  二其ノ他每百斤共斤斤九、五〇
  器
  九九椰子油百一、五〇
  一〇落花生油四、六五
  〇一大豆油一四〇
  ー〇二棉子油四、四五
  ○三桐油同同同同同同同同每容一、九〇
  〇四カメリア油四、九〇
  〇五カカオバター一八、五〇
  一〇六肝油〇、三〇
  一〇七魚油及鯨油一、三〇
  一〇八獸脂
  一豚脂九、〇〇
  二其ノ他〇、八〇
  一〇九コムパウンドラード同同同同同七、七〇
  一一〇スチアリン四、五〇
  一一オレイン一七〇
  一一一二礦油
  一原油
  劃溫蒸餾法ニ依リ攝氏百二十度ヨリ
  二百七十五度ニ至ル間ニ於テ蒸餾ス
  ル液ノ原液ノ容量ニ對スル百分率
  甲二十ヲ超エサルモノ每十ガロン〇·一〇
  丙乙二十五ヲ超エサルモノ101.
  三十ヲ超エサルモノ同同〇、二五
  戊丁三十五ヲ超エサルモノ
  四十ヲ超エサルモノ同同同
  己其ノ他
  但シ百分率四十五以上一ヲ增ス每
  ニ十ガロンニ付一錢ヲ加フ
  二其ノ他(動植物性ノ油及脂、石鹼等ヲ含
  有スル機械油ヲ含ム)
  攝氏十五度ニ於ケル比重
  甲〇、七三〇ヲ超エサルモノ
  乙〇、八七五ヲ超エサルモノ
  丙其ノ他同每同同百斤
  一一三ワセリン
  一一四パラフィンワックス
  融解〓攝氏四十二度ヲ超エサルモノ
  二其ノ他百斤
  一五柏油、漆蠟及櫨蠟同同每
  一一一一六蠟燭
  一七石鹼
  一薰香ヲ付シタルモノ每百共斤
  內装
  二其ノ他每百斤
  每百斤
  一一八薰香ヲ付シタル油、脂蠟及其ノ製品及其裝
  一一九香水從同同共客
  一二〇別號ニ揭ケサル油、脂、蠟價
  一二油、脂、蠟製品(別號ニ揭ケサルモノ)同
  第六類藥材、化學藥、製藥、其ノ調合品及爆發藥
  一一=-ホップ
  一二三甘草每百斤
  四サフラン
  二五吐根
  一二六人參價
  八七桂皮
  一キナ皮百斤
  二九龍膽及ゲンチアナ根
  一三〇大黃同每每同同同同同每同從同同
  一三一セメンシナ
  一三一セネガ根
  三三麥角
  三四麝香
  ー三五人造麝香百斤斤
  三六甘松
  〇、二九
  〇、三三
  〇、三六
  〇、五〇
  〇、九六
  一、二三
  二、九五
  無稅
  三、四五
  六〇〇
  一一、〇〇
  二八、六〇
  五、七〇
  七八、〇〇
  九〇、〇〇
  二割割
  三
  無稅
  二、〇〇
  四二一一、〇〇
  八二、〇〇
  二割
  二
  六八六五五割
  二、
  二、六〇
  六、七〇
  一九、四〇
  一四、三〇
  一○一〇〇
  八一、五〇
  四、八〇
  一三七丁香六、一〇
  一三八沈香同同同六九、三〇
  三九白檀五、一五
  一四〇沒食子、五倍子、ミロバラン、檳榔子、オーク樹
  皮、ミモサ樹皮、栲皮、クエブラチョー木片其
  ノ他類似ノタンニン材料無稅
  四阿仙藥其ノ他ノタンニン越幾斯每百斤〇、五〇
  四二バルサム同二五、〇〇
  四三生インヂアラッバー、生ガタパーチヤ及其ノ
  代用物無稅
  一四四アラビヤゴム、セルラック、松脂其ノ他別號ニ
  揭ケサル護謨及樹脂(醫藥用ノモノヲ除ク)無稅
  一阿膠百斤二、七〇
  四四六五ゼラチン一〇、二〇
  一魚膠從同同同每四〇、九○
  四四八七一、一五
  デキストリン
  四九硫黃價二
  黃燐及赤燐無稅割
  五〇
  五ヨード百斤一三五、〇○
  五二亞鉛粉一、五〇
  一五三硼酸三、二〇
  五四醋酸八〇〇
  一五五蓚酸二、〇〇
  一五六酒石酸同同每從同同同同同同同每一一、九〇
  一五七サリチール酸一一、六〇
  一五八石炭酸六、〇〇
  一五九ピクリン酸價二割
  一〇〇枸櫞酸百斤一八、四〇
  一六、焦性沒〓子酸一四四、〇〇
  一六二タンニン酸二〇、七〇
  一六三苛性曹達及苛性加里
  一精製ノモノ七、二五
  二其ノ他同同同〇、七〇
  一六四ヨード曹達一五五、〇〇
  一六五炭酸曹達
  一曹達灰〇、三五
  二其ノ他同同同同〇、八〇
  一六六重炭酸曹達〇、九五
  一七七過酸化曹達四、六〇
  一六硝酸曹達(智利硝石)
  一精製ノモノ同二、三〇
  二其ノ他無稅
  一六九硫酸曹達
  -精製ノモノ二割
  二其ノ他百斤價0.14
  一七〇硼酸曹達(硼砂)同同同每從一〇·
  七硅酸曹達〇、三五
  七二サリチール酸曹達四一○
  七三靑化曹達及靑化加里無稅
  七四硝酸加里(硝石)每百斤二、三五
  一七五硫酸加里
  一精製ノモノ從價二
  二其ノ他無稅稅割
  一七六クロール酸加里無
  一七七重クローム酸加里百斤一、八〇
  一七八ヨード加里一二二、〇〇
  七九ブローム加里一〇、〇〇
  一八〇炭酸マグネシウム二、五〇
  八一過酸化バリウム二、五〇
  一八二明礬〇、四五
  フェロ靑化曹達同同同每從同同同同同同每二、〇五
  一八三
  一八四フェリ靑化曹達價一割
  一八五フェロ靑化加里(黃色血滷鹽)百斤二、七〇
  一八六フェリ靑化加里(赤色血滷鹽)五、六〇
  一八七次硝酸蒼鉛八一〇
  一八八鹽化アムモニウム二、三〇
  一八九硫酸アムモニウム
  一精製ノモノ從價二稅割
  二其ノ他無
  一九〇炭酸アムモニウム每百斤三、四五
  九九硝酸トリウム八六、八〇
  硝酸セリウム從同-割
  一九二斤價
  九三醋酸石灰百〇、四一
  一九四アセトン一五、一三
  フオルマリン同同同每五、一〇
  九五
  一九六木精五、九五
  一九七酒精每リットル〇、七三
  一九八變性酒精〇、七三
  一九九グリセリン百斤三、二〇
  二〇〇クロロフオルム二二、三〇
  二○一ヨードフオルム東京府町三谷二〇二、〇〇
  一〇二乳糖七、六〇
  二〇三サッカリン其ノ他類似ノ甘味物斤六〇、〇〇
  二〇四ナフタリン百斤一、五〇
  二〇五龍腦及艾片三七、三〇
  二〇六アンチフエブリン一一、〇〇
  一〇七アンチビリン八二、〇〇
  一〇八サントニン三二六、〇〇
  一一〇九鹽酸キニーネ及硫酸キニーネ一三五、〇〇
  0鹽酸モルヒネ及硫酸モルヒネ斤一三、五〇
  一一一鹽酸コカイン及硫酸コカイン一九、三〇
  一
  一二鹽酸シンコニーネ及硫酸シンコニーネ從同同同同同同每同每同同同同同百斤三八、八〇
  三炭酸クレオソート三三、四〇
  炭酸グアヤコール五八、一〇
  五四アニリンソルト二、七五
  六ヂアスターゼ一四二、〇〇
  二七ベーキングパウダー二七、五〇
  九八殺蟲粉一五、七〇
  蠅取紙價三割
  一一三〇
  酒精劑
  一阿片丁幾每百斤二九、〇〇
  二其ノ他每リットル〇、七三
  二二一ヴアニリン、クマリン、ヘリオトロピン其ノ他
  別號ニ揭ケサル類似ノ薰香性化學藥從價一割
  二二二齒磨粉、齒洗藥、化粧粉其ノ他別號ニ揭ケサル
  調製薰香類五
  每同同割割
  一三三線香四
  二二四ローラーコンポジシヨン百八、八〇
  二二五內每百共斤斤五三、六〇
  プラスター裝
  二二六ガーゼ、脫脂綿、繃帶、カツトガツト其ノ他類似
  ノ外科用材料價三割
  二二七膠囊從內每從裝百六七、三〇
  價共斤
  二二八オブラート三割
  三九別號ニ揭ケサル藥材、化學藥及製藥同二割
  二三〇藥材、化學藥及製藥ノ調合品(別號ニ揭ケサル
  モノ)同三割
  二三一爆發薬
  火藥每百斤八、〇五
  二ダイナマイト六、一〇
  三デトネートル百二五、五〇
  從每內每同裝
  四フューズ百價斤共斤三七、四〇
  五其ノ他三割
  →カートリッヂ(裝藥シタルモノ)
  一裝彈シタルモノ
  甲金屬製ノモノ內每裝百共斤二九、一〇
  乙其ノ他
  二其ノ他價
  二三三銃砲彈(裝藥シタルモノ)從每同從同同
  二三四煙火百斤
  二三五燐寸價
  第七類染料、顏料、塗料及塡充料
  二三六天然藍
  乾キタルモノ每百斤
  二液狀又ハ泥狀ノモノ從價
  二三七人造藍
  一乾キタルモノ百
  二液狀又ハ泥狀ノモノ每從每斤價斤
  三六姜黃百
  ニューハ紅花
  一餅紅花
  二其ノ他從同同
  四〇ログウード價
  二四、ログウード越幾斯每百斤
  二四二燒糖同
  二四三アリザリン染料、アニリン染料其ノ他別號
  ニ揭ケサルコールタール染料同
  二四四酸化コバルト同
  四五金液、銀液及白金液每斤
  二四六靑銅粉、アルミニウム粉其ノ他別號ニ揭ケ
  サル類似ノ金屬粉百斤
  二四七プラッシアンブリュー
  二四八群靑
  四九鉛白、鉛丹及リサージ從同同同同同同每
  二五〇亞鉛白(酸化亞鉛及硫化亞鉛)
  二五一白堊及ホワイチング
  二五二朱及辰砂
  二五三鷄冠石及雄黃價
  一一雌黃及ドラゴンスブラツド
  -カーボンブラック百斤
  二.五五五五七六五四漆
  二ヴアニツシユ
  二五八木タール及石炭タール容每同同同同每
  二五九瀝靑及土瀝靑
  二六〇靴墨百共斤
  器
  二六一鉛筆
  一鞘ニ入レサルモノ(心)從價
  二三、一○
  四四割割
  一二、七〇
  四割
  二一、二〇
  一割
  二二、〇〇
  一割
  一、〇〇
  九、六五
  二、七〇
  五分
  一、八五
  一三、六五
  四、六〇
  五二、四〇
  一二、四〇
  二八、〇〇
  九、二五
  三、一五
  二、○
  二、一〇
  、六五
  二六、八〇
  一割
  無稅
  一、九五
  六八〇
  一五五○
  〇、五〇
  〇、五五
  九、九〇
  三割
  二六二
  二六三
  二六四
  二六五
  二六六
  二六七
  二六八
  二六九
  二七〇
  二其ノ他(金屬製ノ鞘ニ入レタルモノ
  ヲ除ク)
  甲木鞘又ハ紙鞘ニ入レタルモノ
  イ金具ヲ有スルモノ
  ロ其ノ他
  乙其ノ他
  インキ
  一寫字用又ハ筆記用ノモノ
  二印刷用ノモノ
  甲液狀又ハ泥狀ノモノ
  甲ノ一樽入ノモノ
  イ黑色ノモノ
  ロ其ノ他
  甲ノ二其ノ他
  乙固形ノモノ
  三其ノ他
  墨及朱墨
  聖筆及テーラースチョーク
  アーチストカラー及アーチストペーント
  ペーント
  一コッパーペーント、インターナショ
  ナルコンポジション、アンチフォー
  リングコンポジシヨン、アンチコロ
  シーヴペーント其ノ他類似ノ船底塗
  料
  二パテントドライヤー
  三エナメルペーント
  四其ノ他
  甲一箇ノ重量容器共六キログラムヲ
  超エサルモノ
  乙其ノ他
  パッテー、マンガンパッテー、マリングリ
  ービッチ其ノ他類似ノ塡充料
  一バッテー
  二マンガンバッテー
  三マリングリュービッチ
  四其ノ他
  封幟
  別號ニ揭ケサル染料及顏料
  別號ニ揭ケサル塗料
  每グロッス
  從同價
  容每器百共斤
  百
  百價斤共斤價斤
  器
  容每同同從每容每從每百
  器百共斤
  同每百斤
  每百共斤
  容器
  同同
  每百斤
  價
  從每同同從同
  百斤
  價
  同
  〇、七五
  〇、五五
  三割
  八、三五
  三、四五
  二割五分
  二一、五〇
  一一一、〇〇
  三
  三割割割
  三
  五〇、〇〇
  六、一五
  二、八〇
  一三、二〇
  六、四〇
  四、九五
  一四〇
  三
  三割割割
  三
  四○○
  一割五分
  三割
  二七一
  二七二
  二七三
  二七四
  二七五
  二七六
  第八類絲縷、繩索及同材料
  本類ノ物品カ二種以上ノ纖維ヲ以テ組成セラルル場合ニ於テ全重
  量ノ百分ノ五ヲ超エサル纖維ハ絹及人造絹ヲ除クノ外分類上之ヲ
  交ヘサルモノト看做ス
  實綿及繰綿(カード又ハコームシタルモノ
  ヲ含ム)
  綿織絲
  一單撚ノモノ及雙撚ノモノ
  甲生ノモノ(瓦斯燒シタルモノヲ含
  ム)
  イ英式番手二十四番ヲ超エサルモ
  ノ每百斤
  ロ英式番手四十二番ヲ超エサルモ
  ノ同同
  ニハ英式番手六十番ヲ超エサルモノ
  英式番手八十番ヲ超エサルモノ同
  水其ノ他同
  乙單ニ漂白シタルモノ
  丙其ノ他
  二其ノ他
  甲生ノモノ(瓦斯燒シタルモノヲ含
  ム)每百斤
  乙其ノ他同
  綿絲及長十メートルノ重量三グラムヲ超エ
  サル綿線
  一綛造ノモノ
  甲生ノモノ同同
  乙其ノ他
  二其ノ他
  甲木製ノ絲卷ニ巻キタルモノ從絲每卷百價共斤
  乙其ノ他
  亞麻、苧麻、ラミー、大麻、黃麻其ノ他別號ニ揭
  ケサル植物纖維
  亞麻織絲
  一單撚ノモノ
  甲生ノモノ每百斤
  乙其ノ他同
  二其ノ他
  甲生ノモノ同同
  乙其ノ他
  亞麻絲及英式番手七番ヲ超エタル單撚絲ヲ
  撚リ合セタルモノニシテ長十メートルノ重
  無稅
  五、八〇
  六、四〇
  九、五〇
  ー〇〇
  -一、三〇
  生ノモノノ稅率ニ一圓ヲ加フ
  生ノモノノ稅率ニ三圓ヲ加フ
  二八、〇〇
  三〇、〇〇
  二八、〇〇
  三〇、〇〇
  三五、九〇
  三割
  無稅
  八、六〇
  九、二五
  四〇、九〇
  四四、九〇
  二七七
  二七八
  二七九
  二八〇
  二八一
  二八二
  二八三
  二八四
  二八五
  二八六
  二八七
  二八八
  一八九
  一九〇
  二 九
  量十二グラムヲ超エサル亞麻線
  一生ノモノ
  二其ノ他
  苧麻織絲及ラミー織絲
  苧麻絲、ラミー絲及英式番手七番ヲ超エタ
  ル單撚絲ヲ撚リ合セタルモノニシテ長十メ
  ートルノ重量十二グラムヲ超エサル苧麻線
  及ラミー線
  大麻織絲
  黃麻織絲
  大麻絲、黃麻絲及英式番手七番ヲ超エタル
  單撚絲ヲ撚リ合セタルモノニシテ長十メー
  トルノ重量十二グラムヲ超エサル大麻線及
  黃麻線
  羊毛、山羊毛及駱駝毛(カード又ハコームシ
  タルモノヲ含ム)
  毛織絲
  一染メサルモノ又ハ捺染セサルモノ
  甲梳毛絲ト紡毛絲トヲ撚合セタルモノ
  乙番手ノ異リタル絲ヲ撚合セタルモ
  ノ及輪絲
  丙其ノ他
  丙ノ一梳毛ノモノ
  イメートル式番手三十二番ヲ超
  エサルモノ
  其ノ他
  丙ノ二紡毛ノモノ
  二其ノ他
  毛綿織絲
  一染メサルモノ又ハ捺染セサルモノ
  二其ノ他
  繭
  眞綿
  生絲(撚リタルモノヲ含ム)
  一野蠶絲
  二其ノ他
  紡績絹織絲
  絹絲
  人造絹
  別號ニ揭ケサル織絲
  一絹入、人造絹入又ハ金屬入ノモノ
  四〇、九〇
  從同同四四、九〇
  價一割
  一
  同同同一一二割割割
  每百斤二七、一〇
  無稅
  從價一割五分
  同一割五分
  每百斤一三、二〇
  同一七、五〇
  同一二、〇〇
  染メサルモノ又ハ捺染セサル
  モノノ稅率ニ二圓五十錢ヲ加フ
  每百斤九、九〇
  染メサルモノ又ハ捺染セサル
  モノノ稅率ニ三圓ヲ加フ
  無稅
  每百斤三〇、〇〇
  三一、〇
  價三割割割〇
  每同同從同三
  三
  百斤八七、九〇
  從價三割
  二其ノ他同一割五分
  二九二別號ニ揭ケサル絲同三割
  二九三テグス從每百斤八六、八〇
  二九四毛粉、絹粉及人造絹粉價割
  無二稅
  二九五屑又ハ故ノ纖維、屑織絲及屑絲
  二九六別號ニ揭ケサル線、繩索、組紐及組繩
  一綿製ノモノ每百斤一八、二〇
  二亞麻、苧麻、ラミー、大麻、黃麻、マニラ
  ヘムブノ一又ハ二以上ニテ製シタル
  モノ同六、〇〇
  三其ノ他從價二割
  二九七故ノ線、繩索、組紐及組繩(トリムミングニ屬
  スルモノヲ除ク)每百斤〇、六〇
  第九類布帛及布帛製品
  一本類中布帛ナル名稱ハフエルト及編物ヲ包含スルモノトス
  二本類中絹ナル名稱ハ人造絹ヲ包含スルモノトス
  三本類ノ布帛カ二種以上ノ纖維ヲ以テ組成セラルル場合ニ於テ
  全重量ノ百分ノ五ヲ超エサル織維ハ絹及人造絹ヲ除クノ外分
  類上之ヲ交ヘサルモノト看做ス
  四織物ノ絲數ハ其ノ絲數ノ最モ多キ部分ニ於ケル單撚絲ニ依リ
  テ之ヲ計算ス
  五紋織布トハ經緯各二十ヲ超エタル絲ヲ以テ一意匠ヲ組織シタ
  ルモノヲ謂フ
  前項ノ絲數ヲ計算スル場合ニ於テ二以上ノ單撚絲ヨリ成ル撚
  絲又ハ引揃ヘタル絲ハ之ヲ一トシテ計算ス
  二九八綿織物
  天鵞絨、ブラッシュ其ノ他ノパイル織
  物(パイルヲ切リタルト否トヲ別タ
  ス)
  甲生地ノモノ百斤三四、〇〇
  乙其ノ他每從同每四〇、〇〇
  二シュニル絲ヲ以テ織リメル布帛二割
  フランネル其ノ他ノ起毛布百一六、〇〇
  縮價斤價斤價二割
  七六五四三搦織布從每從百三六、〇〇
  レースヲ織込ミタル布帛二割
  平織布(別項ニ掲ケサルモノ)
  甲生地ノモノ
  甲ノ一百平方メートルニ付五キロ
  グラムヲ超エサルモノニシ
  テ五ミリメートル平方內ニ
  於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ
  ロ二十七ヲ超エサルモノ
  ハ三十五ヲ超エサルモノ
  ニ四十三ヲ超エサルモノ
  ホ其ノ他
  甲ノ二百平方メートルニ付十キロ
  グラムヲ超エサルモノニシ
  テ五ミリメートル平方內ニ
  於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ
  ロ二十七ヲ超エサルモノ
  ハ三十五ヲ超エサルモノ
  ニ四十三ヲ超エサルモノ
  ホ其ノ他
  甲ノ三百平方メートルニ付二十キ
  ログラムヲ超エサルモノニ
  シテ五ミリメートル平方內
  ニ於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ
  ロ二十七ヲ超エサルモノ
  ハ三十五ヲ超エサルモノ
  ニ四十三ヲ超エサルモノ
  水其ノ他
  甲ノ四百平方メートルニ付三十キ
  ログラムヲ超エサルモノニ
  シテ五ミリメートル平方內
  ニ於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ
  ロ二十七ヲ超エサルモノ
  ハ三十五ヲ超エサルモノ
  ニ四十三ヲ超エサルモノ
  ホ其ノ他
  甲ノ五其ノ他
  乙單ニ漂白シタルモノ
  丙其ノ他
  八紋織布及縮織布(別號ニ揭ケサルモノ)
  甲生地ノモノ
  甲ノ一百平方メートルニ付五キ
  グラムヲ超エサルモノニシ
  テ五ミリメートル平方內ニ
  於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ
  百斤
  同同同同每
  同同同同同
  同同同同同
  同同同同同同
  每百斤
  二三、〇〇
  三一、〇〇
  四三、〇〇
  五七、〇〇
  七七、〇〇
  -一、〇〇
  一四、〇〇
  一八、〇〇
  二二、〇〇
  二八、〇○
  ○○
  一、〇〇
  四、〇〇
  八〇〇
  二二、〇〇
  九、〇〇
  一〇、〇〇
  一二、〇〇
  一六、〇〇
  二〇、〇〇
  一四、〇〇
  生地ノモノノ稅率ニ三圓ヲ加フ
  生地ノモノノ稅率ニ七圓ヲ加フ
  二六、〇〇
  ロ二十七ヲ超エサルモノ
  ハ三十五ヲ超エサルモノ
  ニ四十三ヲ超エサルモノ
  ホ其ノ他
  甲ノ二百平方メートルニ付十キロ
  グラムヲ超エサルモノニシ
  テ五ミリメートル平方內ニ
  於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ
  ロ二十七ヲ超エサルモノ
  ハ三十五ヲ超エサルモノ
  ニ四十三ヲ超エサルモノ
  ホ其ノ他
  甲ノ三百平方メートルニ付二十キ
  ログラムヲ超エサルモノニ
  シテ五ミリメートル平方內
  ニ於ケル經緯ノ絲數
  イ二十七ヲ超エサルモノ
  ロ三十五ヲ超エサルモノ
  ハ四十三ヲ超エサルモノ
  ニ其ノ他
  甲ノ四百平方メートルニ付三十キ
  ログラムヲ超エサルモノニ
  シテ五ミリメートル平方內
  ニ於ケル經緯ノ絲數
  イ二十七ヲ超エサルモノ
  ロ三十五ヲ超エサルモノ
  ハ四十三ヲ超エサルモノ
  ニ其ノ他
  甲ノ五其ノ他
  乙單ニ漂白シタルモノ
  丙其ノ他
  九其ノ他
  甲生地ノモノ
  甲ノ一百平方メートルニ付五キロ
  グラムヲ超エサルモノニシ
  テ五ミリメートル平方內ニ
  於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ
  ロ二十七ヲ超エサルモノ
  ハ三十五ヲ超エサルモノ
  ニ四十三ヲ超エサルモノ
  同同同同
  同同同同同
  同同同同
  同同同同同
  百斤
  同同同每
  三五、〇〇
  四七、〇〇
  六五、〇〇
  八八、〇〇
  一四、〇〇
  一八、〇〇
  二二、〇〇
  二九、〇〇
  三六、〇〇
  一七、〇〇
  二一、〇〇
  二七、〇〇
  三四、〇〇
  一六、〇〇
  二〇、〇〇
  二六、〇〇
  三三、〇〇
  二四、〇〇
  生地ノモノノ稅率ニ三圓ヲ加フ
  生地ノモノノ稅率ニ七圓ヲ加フ
  二四、〇〇
  三二、〇〇
  四四、〇〇
  五九、〇〇
  ホ其ノ他同八〇、〇〇
  甲ノ二百平方メートルニ付十キロ
  グラムヲ超エサルモノニシ
  テ五ミリメートル本方內ニ
  於ケル經緯ノ絲數
  イ十九ヲ超エサルモノ一二、〇〇
  ロ二十七ヲ超エサルモノ一五、〇〇
  ハ三十五ヲ超エサルモノ同同同同同一九、〇〇
  ニ四十三ヲ超エサルモノ二四、〇〇
  水其ノ他三〇、〇〇
  甲ノ三百平方メートルニ付二十キ
  ログラムヲ超エサルモノニ
  シテ五ミリメートル平方內
  ニ於ケル經緯ノ絲數
  イ二十七ヲ超エサルモノ一二、〇〇
  ロ三十五ヲ超エサルモノ同同同同一五、〇〇
  ハ四十三ヲ超エサルモノ二〇、〇〇
  ニ其ノ他二五、〇〇
  甲ノ四百平方メートルニ付三十キ
  ログラムヲ超エサルモノニ
  シテ五ミリメートル平方內
  ニ於ケル經緯ノ絲數
  イ二十七ヲ超エサルモノ一一、〇〇
  ロ三十五ヲ超エサルモノ同同同同一三、〇〇
  ハ四十三ヲ超エサルモノ一七、〇〇
  ニ其ノ他二二、〇〇
  甲ノ五其ノ他同一五、〇〇
  乙單ニ漂白シタルモノ生地ノモノノ稅率ニ三圓ヲ加フ
  丙其ノ他生地ノモノノ稅率ニ七圓ヲ加フ
  二九九亞麻、苧麻、ラミー、大麻又ハ黃麻ノ織物、其ノ
  交織物及此等ノ纖維ト綿トノ交織物
  天鵞絨、プラッシュ其ノ他ノパイル織
  物(パイルヲ切リタルト否トヲ別タ
  ス)價二
  二篩布同同從一割五割分割
  三搦織布(篩布ヲ除ク)二
  四平織布、紋織布及繡織布(別號ニ揭ケ
  サルモノ)
  甲黃麻布
  五ミリメートル平方內ニ於ケル經
  緯ノ絲數
  イ四ヲ超エサルモノ每百斤二、〇〇
  ロ十ヲ超エサルモノ四、〇〇
  ハ二十ヲ超エサルモノ從同同七、四〇
  ニ其ノ他價二割
  乙綿ト交織ノモノ
  乙ノ一生地ノモノ
  イ百平方メートルニ付四十キロ
  グラムヲ超エサルモノニシテ
  五ミリメートル平方內ニ於ケ
  ル經緯ノ絲數
  イノ一十ヲ超エサルモノ每百斤八、〇〇
  イノ二二十ヲ超エサルモノ一四、〇〇
  イノ三三十ヲ超エサルモノ二四、〇〇
  イノ四四十ヲ超エサルモノ同同同同同三二、〇〇
  イノ五其ノ他四二、〇〇
  其ノ他一〇、〇〇
  乙ノ二其ノ他生地ノモノノ稅率ニ八圓ヲ加フ
  丙其ノ他
  丙ノ一生地ノモノ
  イ百平方メートルニ付四十キロ
  グラムヲ超エサルモノニシテ
  五ミリメートル平方內ニ於ケ
  ル經緯ノ絲數
  イノ一十ヲ超エサルモノ一〇、〇〇
  イノ二二十ヲ超エサルモノ一八、〇〇
  イノ三三十ヲ超エサルモノ三二、〇〇
  イノ四四十ヲ超エサルモノ四四、〇〇
  イノ五其ノ他五六、〇〇
  ロ其ノ他同同一三、四〇
  丙ノ二其ノ他生地ノモノノ稅率ニ八圓ヲ加フ
  五其ノ他
  甲綿ト交織ノモノ
  甲ノ一生地ノモノ
  イ百平方メートルニ付四十キロ
  グラムヲ超エサルモノニシテ
  五ミリメートル平方內ニ於ケ
  ル經緯ノ絲數
  イノ一十ヲ超エサルモノ百斤七、〇〇
  イノ二二十ヲ超エサルモノ一三、〇〇
  イノ三三十ヲ超エサルモノ同同同同同每二二、〇〇
  イノ四四十ヲ超エサルモノ三〇、〇〇
  イノ五其ノ他三八、〇〇
  ロ其ノ他九、〇〇
  三〇〇
  三〇一
  甲ノ二其ノ他
  乙其ノ他
  乙ノ一生地ノモノ
  イ百平方メートルニ付四十キロ
  グラムヲ超エサルモノニシテ
  五ミリメートル平方內ニ於ケ
  ル經緯ノ絲數
  イノ一十ヲ超エサルモノ
  イノ二二十ヲ超エサルモノsupporters
  イノ三三十ヲ超エサルモノ
  イノ四四十ヲ超エサルモノ
  イノ五其ノ他同同同
  ロ其ノ他
  乙ノ二其ノ他
  鳳梨、葛、マニラヘムプ、アゲーヴ其ノ他ノ植
  物纖維(綿、亞麻、ラミー、大麻及黃麻ヲ除ク)
  ノ織物及其ノ交織物
  五ミリメートル平方內ニ於ケル經緯ノ絲
  數
  一四ヲ超エサルモノ每百斤
  二十ヲ超エサルモノ同
  三二十ヲ超エサルモノ從同
  四其ノ他價
  毛織物、毛綿交織物及毛又ハ毛綿ト絹トノ交
  織物
  一天鵞絨、プラッシュ其ノ他ノパイル織物
  (パイルヲ切リタルト否トヲ別タス)
  甲絹入ノモノ每百斤
  乙其ノ他同
  二其ノ他
  甲毛製ノモノ
  イ一平方メートルニ付百グラムヲ
  超エサルモノ同
  ロ一平方メートルニ付一一百グラム
  ヲ超エサルモノ同
  ハ一平方メートルニ付五百グラム
  ヲ超エサルモノ同
  ニ其ノ他同
  乙毛綿製ノモノ
  イ一平方メートルニ付百グラムヲ
  超エサルモノ同
  ロ一平方メートルニ付二百グラム
  生地ノモノノ稅率ニ八圓ヲ加フ
  九、〇〇
  一六、〇〇
  二九、〇〇
  四〇、〇〇
  五〇、〇〇
  一二、〇〇
  生地ノモノノ稅率ニ八圓ヲ加フ
  二、〇〇
  六、〇〇
  一二、〇〇
  二割
  一八〇、〇〇
  五〇、〇〇
  五七、五〇
  七〇、〇〇
  六〇、〇〇
  五〇、〇〇
  五五、〇〇
  ヲ超エサルモノ同五二、五〇
  ハ一平方メートルニ付五百グラム
  ヲ超エサルモノ同三七、五〇
  ニ其ノ他同二二、五〇
  丙毛絹製ノモノ及毛綿絹製ノモノ
  丙ノ一絹ノ重量全重量ノ百分ノ十
  ヲ超エサルモノ
  イ一平方メートルニ付百グラム
  ヲ超エサルモノ同一四四、〇〇
  ロ一平方メートルニ付一一百グラ
  ムヲ超エサルモノ同一三六、〇〇
  ハ一平方メートルニ付五百グラ
  ムヲ超エサルモノ同同一二八、〇〇
  ニ其ノ他一二〇、〇〇
  丙ノ二絹ノ重量全重量ノ百分ノ二
  十五ヲ超エサルモノ
  イ一平方メートルニ付百グラム
  ヲ超エサルモノ同一八八、〇〇
  ロ一平方メートルニ付一百グラ
  ムヲ超エサルモノ同一八〇、〇〇
  ハ一平方メートルニ付五百グラ
  ムヲ超エサルモノ一七二、〇〇
  ニ其ノ他一六四、〇〇
  丙ノ三其ノ他同從同同價四割
  三〇二馬毛布(他ノ纖維ヲ交ヘタルモノヲ含ム)二割五分
  三〇三絹織物及別號ニ揭ケサル絹入ノ織物
  ー天鵞絨、プラッシュ其ノ他ノパイル織
  物(パイルヲ切リタルト否トヲ別タス)
  甲絹製ノモノ每百斤五二〇、〇〇
  乙其ノ他同一八〇、〇〇
  二篩布從價一割五分
  三其ノ他
  甲絹製ノモノ
  イ野蠶絲布每百斤二〇〇、〇〇
  ロ其ノ他同五二〇、〇〇
  乙其ノ他
  イ絹ノ重量全重量ノ百分ノ十ヲ超
  エサルモノ同九〇、〇〇
  ロ絹ノ重量全重量ノ百分ノ二十五
  ヲ超エサルモノ同一八〇、〇〇
  ハ絹ノ重量全重量ノ百分ノ五十ヲ
  超エサルモノ同二八〇、〇〇
  三〇四
  三〇五
  三〇六
  三〇七
  三〇八
  三〇九
  三0
  三一
  三一一一二
  三三
  四
  五
  三一六
  三一八七
  三
  ニ其ノ他
  別號ニ揭ケサル交織布
  一天鵞絨、プラッシニ其ノ他ノバイル織
  物(パイルヲ切リタルト否トヲ別タス)同同
  二其ノ他
  メリヤス地其ノ他類似ノ編ミタル布帛(起
  毛シタルト否トヲ別タス)
  一絹製又ハ絹入ノモノ從價
  二其ノ他
  甲一平方メートルニ付一一百グラムヲ
  超エサルモノ每百斤
  乙一平方メートルニ付五百グラムヲ
  超エサルモノ同同
  丙其ノ他
  レース地及網地
  一窻掛地
  甲綿製ノモノ
  乙其ノ他從同價
  二蚊蜻地
  甲綿製ノモノ每百斤
  乙其ノ他從價
  三ヴェーリング
  甲絹製又ハ絹入ノモノ百斤
  乙其ノ他同從每價
  四漁網地及獵網地
  五其ノ他
  甲絹製又ハ絹入ノモノ
  乙其ノ他同同
  フェルト地
  一毛製又ハ毛綿製ノモノ百斤
  二其ノ他同從每價
  刺繡布
  ブックバインダースクロース百斤
  トレーシングクロース
  アーチストカンヴアス價
  ウインドーホルランド百斤
  エンパイアクロース每從同同同同每從同每
  革布
  牀用油布及リノリューム
  ルーフィングカンヴアス
  タードカンヴアス
  金剛砂布(硝子粉ヲ塗リタルモノヲ含ム)百斤價
  五七、五〇
  三七、五〇
  四割五分
  六八、六〇
  五四、一〇
  二七、〇〇
  二〇、〇〇
  三割
  七八、〇〇
  三割
  六八〇、〇〇
  三割
  二割五分
  四割五分
  三割
  四七、四〇
  三割
  四割
  二〇、〇〇
  六四、二〇
  三割
  三〇、七〇
  三〇、一〇
  二二、四〇
  六、六〇
  二、〇〇
  三割
  二、七五
  三一九
  三二〇
  三二一
  三三
  =三
  三二四
  三二五
  三二六
  三二七
  三二八
  防水布(護謨ヲ塗リ又ハ挿入シタルモノ)
  一絹製又ハ絹入ノモノ
  二其ノ他
  護謨入布及護謨紐類
  一幅八センチメートルヲ超エタルモノ
  甲絹入ノモノ
  乙其ノ他
  二其ノ他
  甲織リタルモノ
  イ絹入ノモノ
  ロ其ノ他
  乙其ノ他
  イ絹入ノモノ
  ロ其ノ他
  インシュレーチングテーブ(布帛ヲ用井タル
  モノ)
  ランプ心
  タイプライターリボン
  手巾(單製ノモノ)
  一綿製ノモノ
  二亞麻製ノモノ
  三亞麻綿製ノモノ
  四絹製又ハ絹入ノモノ
  五其ノ他
  浴巾(單製ノモノ)
  一綿製ノモノ
  二其ノ他
  ブランケット(單製ノモノ)
  一毛製又ハ毛綿製ノモノ
  二其ノ他
  旅氈(單製ノモノ)
  一絹製又ハ絹入ノモノ
  二其ノ他
  地氈(單製連製ヲ別タス)
  一毛製又ハ毛入ノモノ
  甲パイル織ノモノ
  甲ノ一パイルヲ組成スル絲カ一系
  ノモノ
  イパイルヲ切リタルモノ
  ロ其ノ他
  甲ノ二其ノ他
  イパイルヲ切リタルモノ
  從價
  每百斤
  同同
  同從價
  同
  同
  每百斤
  從價
  同
  百打
  同從同同每
  價
  每百斤
  從價
  每百斤
  同
  同同
  同同
  同
  四割
  五七、四〇
  一四八、〇〇
  八六、〇〇
  三四割割
  四割割
  三
  一九、六〇
  三割
  三割
  二五、九〇
  八三、七〇
  七三、二〇
  五割
  三割五分
  四〇、〇〇
  三割五分
  三〇、四〇
  二五、八〇
  二三二、〇〇
  六〇、〇〇
  三六、一〇
  二一、四〇
  四四、五〇
  三二九
  三三〇
  三三一
  三一一一
  四
  三五
  三三六
  ロ其ノ他
  乙フェルト製ノモノ
  丙其ノ他
  二大麻製又ハ黃麻製ノモノ
  三其ノ他
  テーブルクロース(單製ノモノ)
  一綿製、綿大麻製又ハ綿黃麻製ノモノ
  二亞麻製又ハ綿亞麻製ノモノ
  三毛製又ハ毛綿製ノモノ
  四絹製、絹入ノモノ、金屬絲ヲ用井タル
  モノ又ハ刺繡シタルモノ
  五其ノ他
  窻掛
  一毛製又ハ毛綿製ノモノ
  二絹製、絹入ノモノ、金屬絲ヲ用井タル
  モノ又ハ刺繡シタルモノ
  三其ノ他
  甲レース製ノモノ
  乙其ノ他
  トリムミング
  一リボン、レース、小緣、平紐丸紐、組紐類
  甲絹製、絹入及貴金屬、貴金屬ヲ鍍シ
  タル金屬、貴石、半貴石、眞珠、珊瑚、
  象牙又ハ鼈甲ヲ加ヘタルモノ
  乙摸造貴石、硝子珠、卑金屬等ヲ加ヘ
  タルモノ
  丙其ノ他
  イレース編ノモノ、結リタルモノ又
  ハ刺繡シタルモノ
  ロ其ノ他
  二其ノ他(總、ノット、ループ、スター等)
  甲絹製、絹入及貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタ
  ル金屬、貴石、半貴石、眞珠、珊瑚、象
  牙又ハ鼈甲ヲ加ヘタルモノ
  乙其ノ他
  蚊幢
  ハムモック
  漁網及獵網
  エーアクツション
  一絹製又ハ絹入ノモノ
  二其ノ他
  ベツドクィルト及クッション
  同同從同同價
  每百斤
  同
  同
  同從價
  每百斤
  從價
  每百斤
  從價
  同
  同
  同同
  同同同同同
  每百斤
  同
  二七、二〇
  一七、一〇
  三
  三割割割
  三
  六〇、〇〇
  八〇、〇〇
  九八、二〇
  五割割
  四
  九三、〇〇
  五割
  三九、五〇
  四割
  五割
  四割
  三四割割
  割
  四四四五割割割
  Temperem
  三一五、〇〇
  一二四、〇〇
  三三七
  =三八
  =
  =○
  四四四四三三二一〇九
  三三三
  三四四
  三四五
  三四六
  三四七
  三四八
  一絹製又ハ絹入ノモノ
  二其ノ他
  甲羽毛ヲ塡充シタルモノ
  乙其ノ他
  ホース及機械用ベルチング(織製ノモノ)
  一綿製ノモノ
  二其ノ他
  濾過囊
  ガンニー嚢
  故ガンニー嚢
  襤褸
  別號ニ揭ケサル布帛
  別號ニ揭ケサル布帛製品
  一絹製、絹入及貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタ
  ル金屬、貴石、半貴石、眞珠、珊瑚、象牙
  若ハ鼈甲ヲ加ヘタルモノ又ハ刺繡シ
  タルモノ
  二其ノ他
  第十類衣類及同附屬品
  本類中絹ナル名稱ハ八造絹ヲ包含スルモノトス
  雨衣
  一絹製又ハ絹入ノモノ
  二其ノ他
  シヤーツ、フロント、カラー及カフス
  肌衣(上下ヲ別タス)
  メリヤス製ノモノ
  甲綿製ノモノ
  乙毛製又ハ毛綿製ノモノ
  丙絹製又ハ絹入ノモノ
  丁其ノ他
  二其ノ他
  甲絹製又ハ絹入ノモノ
  乙其ノ他
  手袋
  一革製ノモノ
  二革ト他物トヲ以テ製シタルモノ(絹
  入ノモノヲ除ク)
  三綿製、亞麻製、綿亞麻製、毛製又ハ毛綿
  製ノモノ
  四絹製又ハ絹入ノモノ
  五其ノ他
  足袋
  從價
  每百斤
  同
  每從每從百斤價斤價
  百
  從價
  同
  同
  同每從百斤價
  同從同同價
  同同
  每百斤
  同
  從同同
  價
  五割
  一二四、〇〇
  七八、一〇
  二割
  一九、二〇
  二割
  ニ、五
  三無無割稅稅五
  四五割割
  五割
  一三六、〇〇
  一三四、〇〇
  一一五、〇〇
  一三三、〇〇
  四五割割
  五割割
  四
  四五〇、〇〇
  一七九、〇〇
  二二六、〇〇
  九四九、〇〇
  四割
  一綿製、亞麻製、綿亞麻製、毛製又ハ毛綿
  製ノモノ百斤一三八、〇〇
  二絹製又ハ絹入ノモノ同從每價五割割
  三其ノ他四
  三四九肩掛及襟卷
  マフラー
  甲絹製ノモノ百斤八五三、〇〇
  乙絹入ノモノ從同每五三〇、〇〇
  丙其ノ他價四割
  二其ノ他
  甲綿製、亞麻製、苧麻製、毛製又ハ毛綿
  製ノモノ每百斤一五九、〇〇
  乙絹製ノモノ同七五〇、〇〇
  丙絹入ノモノ(毛皮付又ハ羽毛入ノ
  モノヲ除ク)同四〇〇、〇〇
  丁毛皮製、毛皮付、羽毛製又ハ羽毛入
  ノモノ同從價五割割
  戊其ノ他四
  三五〇襟飾
  一絹製又ハ絹入ノモノ同每斤一一、四〇
  二其ノ他三、五五
  三五一袴釣
  -絹製又ハ絹入ノモノ每百斤四五四、〇〇
  二其ノ他同一〇二、〇〇
  三五二衣服用ベルト
  一貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、貴石、
  半貴石、眞珠又ハ珊瑚ヲ用井タルモ
  從價五割
  二其ノ他
  甲絹製又ハ絹入ノモノ
  乙革製ノモノ同同同四四五割割割
  丙其ノ他
  三五三スリーヴサスペンダー及ストッキングサス
  ペンダー類
  一絹製又ハ絹入ノモノ同五
  割割
  二金屬製ノモノ同四
  三其ノ他每百斤一七八、〇〇
  三五四帽子及帽體
  貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、貴石、
  半貴石、眞珠、珊瑚、羽毛造花等ヲ用井
  タルモノ從價五割
  二其ノ他
  甲絹製又ハ絹入ノモノ
  イシルクハット及オペラハット二八、八〇
  ロ支那帽子從每從每價打價打五割
  ハフード三、八〇
  ニ其ノ他五割
  乙フェルト製ノモノ
  乙ノ一帽子每打七、五〇
  乙ノ二帽體
  イ形ツクリタルモノ同七、五〇
  ロ其ノ他
  ロノ一羊毛製ノモノ同〇、九五
  ロノ二其ノ他從價二割
  丙パナマストロー其ノ他類似ノ植物
  纖維製ノモノ同每打三五、六〇
  丁麥稈製、經木製又ハ其ノ混製ノモノ六、二五
  戊其ノ他
  イヘルメット帽子同同九、五〇
  ロ支那帽子一、一五
  ハキヤップ(布帛製又ハメリヤス製
  ノモノ)三、〇〇
  ニフード從同同二、九〇
  ホ其ノ他價四割
  三五五靴其ノ他ノ履物
  長靴
  甲革製ノモノ每百斤一三四、〇〇
  乙護謨製ノモノ同五〇、〇〇
  丙其ノ他從價四割
  二短靴
  甲革製ノモノ每百斤一三五、〇〇
  乙帆布製ノモノ
  イ革底ノモノ八六、七〇
  ロ其ノ他同從同同五七、八〇
  丙絹製又ハ絹入ノモノ價四五割
  丁其ノ他割
  三支那靴
  甲絹製又ハ絹入ノモノ每百斤六二、五〇
  乙其ノ他同三〇、七〇
  四護謨製被覆靴同五一、六〇
  五スリッパー
  甲革製ノモノ同一一九、〇〇
  乙布帛製ノモノ
  乙ノ一絹製又ハ絹入ノモノ從價五割
  乙ノ二フェルト製ノモノ
  イ革底ノモノ百價斤七六、四〇
  ロ其ノ他
  乙ノ三其ノ他同同同同從每
  丙其ノ他四四四四四割割割割割
  六其ノ他
  三五六靴紐
  三五七鈕釦(貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、貴石、半
  貴石、眞珠、珊瑚、象牙又ハ鼈甲ヲ用井タルモ
  ノヲ除ク)
  -カフス鈕釦及シャーツ鈕釦同四割
  二其ノ他
  甲包鈕釦裝百共斤一一八、〇〇
  乙金屬製ノモノ同同同同內每三四、三〇
  丙陶磁製又ハ硝子製ノモノ一二、六〇
  丁アイボリーナット製ノモノ(摸造ノ
  モノヲ含ム)一一一、〇〇
  戊從同同同同一〇九、〇〇
  骨製又ハ角製ノモノ
  己其ノ他價四割
  三五八バックル、フック及アイ類(貴金屬、貴金屬ヲ
  鍍シタル金屬、貴石、半貴石眞珠、珊瑚、象牙又
  ハ鼈甲ヲ用井タルモノヲ除ク)
  バックル百斤一四、四〇
  二フック及アイ四〇、八〇
  三シューフック及シューアイレット同從同同每五一、三〇
  四其ノ他價四割割
  三五九身邊粧飾用細貨類五
  三六〇別號ニ揭ケサル衣類、同附屬品及其ノ部分品
  -毛皮製、毛皮付、羽毛製、羽毛入、絹製、
  絹入及貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、
  貴石、半貴石、眞珠、珊瑚象牙若ハ鼈甲
  ヲ用井タルモノ又ハ刺繡シタルモノ同四五割割
  二其ノ他同
  第十一類製紙用パルプ、紙、紙製品、書籍及繪畫
  三六一製紙用パルプ
  -メカニカルパルプ每百斤〇、二二
  二其ノ他同〇、二七
  三六二印刷料紙
  一アートペーパー同三、二〇
  二其ノ他
  甲有色ノモノ同
  乙其ノ他
  イ一平方メートルノ重量五十八グ
  ラムヲ超エサルモノ
  ロ其ノ他
  三六三筆記用紙同同同同同同
  三六四圖畫用紙
  三六五ブロッチングペーバー
  三六六濾紙
  三六七包裝用紙及燐寸用紙(チッシューペーパー
  ヲ除ク)
  DANN煙草用紙
  三六九壁紙從同同同同
  m.co.板紙
  三唐紙(各種)價
  七七七三二一摸造日本紙及チッシューペーパー第四十
  三三摸造羊皮紙、パラフィンペーパー及ワックス
  ペーパー
  一金屬ノ箔若ハ粉ヲ用井タルモノ、押形
  ヲ付シタルモノ又ハ捺染シタルモノ
  二其ノ他
  三七四トレーシングペーパー同同同同同同
  三七五リソトランスファーペーパー
  三七六油紙
  ニモニシ窻硝子用グラスペーパー
  二六·別號ニ揭ケサル紙
  金屬ノ箔又ハ粉ヲ用井タルモノ
  甲貴金屬ヲ用井タルモノ從價
  乙其ノ他每百斤
  二表面ニ著色シタルモノ
  甲押形ヲ付シタルモノ同同
  乙其ノ他
  三捺染シタルモノ
  甲押形ヲ付シタルモノ同同
  乙其ノ他
  四其ノ他
  甲縮揉シタルモノ從同
  乙其ノ他價
  三七九ペーパーレース及ベーパーボーダー
  一金屬ノ箔又ハ粉ヲ用井タルモノ每百斤
  二其ノ他同
  三八〇白紙帳簿
  一、六〇
  一〇
  二、二〇
  三、一五
  三、五五
  三、八〇
  一七、四〇
  一、七五
  一二、四〇
  八、五〇
  一、五〇
  三割
  三、二五
  三、八五
  三、二〇
  二二、〇〇
  三六、五〇
  五、〇〇
  五七、二〇
  三割
  一〇、九〇
  四、九五
  三、三〇
  五、三〇
  四、一〇
  一二、七〇
  二割五分
  三七、八〇
  九、五〇
  一唐紙製ノモノ同九、〇〇
  二其ノ他
  甲紙表裝ノモノ二五、三〇
  乙其ノ他四七、八〇
  從同同同一六、四〇
  三八一書式類
  三八二書狀用紙(箱入ノモノ)價三割
  三八三封筒
  一箱入ノモノ(書狀用紙共ノモノヲ含ム)百共斤一九、六〇
  每箱毎
  二其ノ他百斤一五、一〇
  三八四アルバム
  一革表裝ノモノ從價五割
  二布帛表裝ノモノ
  甲絹製又ハ絹入ノモノ百斤四八、九〇
  乙其ノ他二〇、〇〇
  三紙表裝ノモノ同從同同每一五、三〇
  四其ノ他價四割
  三八五テストペーパー二割
  三八六寫眞用バライタペーパー鷄卵紙及感光紙
  一バライタペーパー百共斤一九、三〇
  同同內每裝
  二鷄卵紙八五、六〇
  三ブロマイドペーパー及プラチナムペ
  ーバー一三四、〇〇
  四ビーオービー八〇、五〇
  五其ノ他價四割
  三八七カーボンペーパー從同同同每從同同同同百斤二七、三〇
  三八八金剛砂紙(硝子粉ヲ塗リタルモノヲ含ム)二、〇〇
  三八九レーベル三五、二〇
  三九〇骨牌一一三、〇〇
  三九一寫眞價五割
  三九二書畫
  一印刷シタルモノ每百斤三九、三〇
  二其ノ他無稅
  三九三カードカレンダー及ブロックカレンダー從價三割
  三九四繪葉書每百斤五二、四〇
  三九五クリスマスカード類從價五割
  三九六書籍、習字本、習畫本、樂讚、新聞、雜誌其ノ他
  別號ニ揭ケサル印刷物
  三九七設計圖
  三九八地圖、海圖及學術圖無無無無稅稅稅稅
  三九九紙幣、銀行券、利札、株券其ノ他ノ有價證券
  四〇〇
  四〇一
  四〇二
  1000
  四.一.
  四〇五
  四〇六
  四〇七
  四〇八
  四〇九
  四一〇
  四一一
  四四一二
  一三
  四一四
  屑紙
  別號ニ揭ケサル紙製品及パルブ製品
  第十二類礦物及礦物製品
  シリカサンド、クォルツサンド其ノ他別號ニ
  揭ケサル砂及礫
  一著色シタルモノ
  二其ノ他
  フリント
  パミスストーン(粉狀ノモノヲ含ム)
  金剛砂、コランダムサンド、トリポリ其ノ他
  類似ノ〓磨用礦物材料
  バスブリック
  メタルポリシユ(別號ニ揭ケサルモノ)
  一泥狀ノモノ
  二其ノ他
  砥石
  一人造ノモノ
  二其ノ他
  甲オイルストーン、ウエットストーン
  其ノ他類似ノモノ
  乙其ノ他
  スレート及別號ニ揭ケサルスレート製品
  一工ヲ加ヘサルモノ
  二其ノ他
  甲〓磨セサルモノ又ハ彫刻セサルモノ
  イ屋背用板
  其ノ他
  乙其ノ他
  リソグラフィックストーン
  一工ヲ加ヘサルモノ
  二其ノ他
  ボルト、カーボナード其ノ他ノ黑色ダイヤ
  モンド
  貴石
  半貴石及別號ニ揭ケサル半貴石製品
  一切ラサルモノ又ハ磨カサルモノ
  二其ノ他
  石及石製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一工ヲ加ヘサルモノ又ハ不正形ニ割リ
  タルモノ
  二其ノ他
  甲〓磨セサルモノ又ハ彫刻セサルモノ
  從價
  從價
  每百斤
  毎百
  容器斤共斤
  每百
  同
  從同價
  百價斤
  同從每
  每百斤
  從價
  同
  同
  從價
  無割稅
  四
  無無無二稅稅稅割
  無稅
  〇、四五
  五、〇〇
  二、六〇
  九、〇〇
  二七、九〇
  一割
  無稅
  〇、二〇
  四一割割
  無稅
  OIKO
  無分稅
  五
  二割割
  五
  無稅
  一割
  乙其ノ他
  四一五琥珀及琥珀製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一工ヲ加ヘサルモノ
  二其ノ他
  屑琥珀
  四四七六メーアシヤウム、人造メーアシヤウム及同製品
  一工ヲ加ヘサルモノ
  二其ノ他
  四一八石絨及別號ニ掲ケサル石絨製品
  一塊、粉及纖維狀ノモノ
  二絲
  三板
  四其ノ他
  四一九雲母及別號ニ揭ケサル雲母製品
  一塊及粉
  二板
  甲著色セサルモノ又ハ粧飾セサルモ
  ノ
  乙其ノ他
  三板ヲ貼リ合セタルモノ又ハ布紙等ニ
  貼リ付ケタルモノ
  四其ノ他
  四二〇滑石及ソープストーン(粉狀ノモノヲ含ム)
  四二一燐礦石
  四二二カイナイト、キーゼライト、カーナライト
  其ノ他類似ノ鹽類
  四二三石膏
  一燒カサルモノ
  二其ノ他
  四二四石膏製品
  四二五クリオライト
  四二六粘土
  四二七石墨
  四二八石墨製品(別號ニ掲ケサルモノ)
  一坩堝
  二其ノ他
  四二九石炭
  四三〇コークス
  四三一磚炭
  四三二ポートランドセメント、ローマンセメント、
  ブゾラナセメント其ノ他類似ノ水硬セメン
  ト
  同四割
  同同稅割割
  無五二
  同從價
  四二割割
  百斤〇、七〇
  同同同每六〇〇
  一、七〇
  一〇、三〇
  無稅
  無割稅
  從價三
  每百斤三〇0
  從價三
  稅稅割〇
  無無
  無稅
  百斤〇三〇〇六
  從同每0、
  價
  無無無四稅稅稅割
  每百斤六一五
  從價三
  無五稅割
  每一萬斤五、六
  從價一割
  每百斤〇、三〇
  四三三セメント製品
  一磨カサルモノ、塗ラサルモノ又ハ彩色
  セサルモノ從價
  二其ノ他同
  四三四ドロマイト及マグネサイト(燒キタルト否
  トヲ別タス)
  四三五別號ニ揭ケサル礦物及礦物製品
  一工ヲ加ヘサルモノ從價
  二其ノ他
  甲粉碎シタルモノ又ハ燒キタルモノ
  乙其ノ他同同
  第十三類陶磁器、硝子及硝子製品
  四三六煉瓦(セメント製ノモノヲ除ク)
  一耐火煉瓦每百斤
  二其ノ他
  甲釉藥又ハ彩料ヲ施シタルモノ從價
  乙其ノ他
  イ孔ヲ穿チタルモノ同
  ロ其ノ他同
  四三七瓦(粘土製ノモノ)
  一釉藥又ハ彩料ヲ施シタルモノ每百斤
  二其ノ他同
  四三八耐火性粘土製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一坩堝
  二瓦斯レトルト同同從同價
  三ノッズル及ストッパー
  四其ノ他
  四三九別號ニ揭ケサル陶磁器
  貴金屬又ハ貴金屬ヲ鍍シタル金屬ヲ
  用井タルモノ同
  二其ノ他同
  四四四一〇陶磁器ノ破片
  四硝子塊從價
  四二硝子粉同
  四四四四三硝子棒及硝子管每百斤
  四四硝子板
  無色平面ノモノ
  甲厚四ミリメートルヲ超エサルモノ
  イ一平方メートルヲ超エサルモノ毎百平方
  メートル
  ロ其ノ他同
  乙其ノ他
  四三割割
  無稅
  五分
  一割割
  三
  〇、四五
  二割
  二割割
  二
  三、一O
  一、九〇
  =一 一
  二
  二割割割〇
  二
  一一無四五
  8割割稅割割
  七、
  一一、八〇
  一八、四〇
  イ千平方センチメートルヲ超エサ
  ルモノ同同五六、三〇
  ロ其ノ他一四二、〇〇
  二鍍銀シタルモノ
  甲千平方センチメートルヲ超エサルモノ同同一三九、〇〇
  乙其ノ他一五九、〇〇
  三有色、著色又ハ砂磨ノモノ(條付ノモ
  ノエンポッスシタルモノ其ノ他類似
  ノモノヲ除ク)
  甲一平方メートルヲ超エサルモノ二九、三〇
  同同三三、二〇
  乙其ノ他
  四條付ノモノエンポッスシタルモノ其
  ノ他類似ノモノ同二九、七〇
  五其ノ他從價二割五分
  四四五金屬ノ線又ハ網ヲ入レタル硝子板毎百平方五五、二〇
  メトル
  四四六舷窻用硝子(緣ナキモノ)每百斤七、〇〇
  四四七スカイライトグラス同從價二割五分
  四四八眼鏡用硝子(切リタルモノ)三割
  四四九光學用ノレンズ及プリズム(緣又ハ柄ナキ
  モノ)
  一磨カサルモノ同同一割割
  二其ノ他三
  四五〇顯微鏡用デッキグラス同每千箇一、六〇
  四五一顯微鏡用オプゼクトグラス一四〇
  四五二寫眞用乾板
  一現象セサルモノ從內每裝百價共斤二〇、一〇
  二其ノ他四割
  四五三眼鏡
  一貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、象牙
  又ハ鼈甲ノ緣又ハ柄ヲ有スルモノ同同四五割割
  二其ノ他
  四五四硝子鏡
  一貴金屬又ハ貴金屬ヲ鍍シタル金屬ヲ
  用井タルモノ同同四五割割
  二其ノ他
  四五五硝子珠玉及硝子珠(模造貴石、摸造金屬、摸造
  眞珠、摸造珊瑚等ノ硝子珠玉ヲ含ム)同稅割
  四五六無四
  屑硝子
  四五七別號ニ掲ケサル硝子製品
  貴金屬又ハ貴金屬ヲ鍍シタル金屬ヲ
  用井タルモノ同從價四五割割
  二其ノ他
  第十四類鑛及金屬
  四五八鑛無稅
  四五九白金
  一塊、錠、竿、及板斤四四、〇〇
  二線從同每一九三、〇〇
  三屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)價五分
  四六〇金
  一塊、錠、粒、板及帶無
  二管及線同從價三二稅割割稅
  三箔
  四屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)無
  四六一銀
  一塊、錠、板及帶
  二管及線價無三二無稅割割稅
  同從
  三箔
  四屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)
  四六二鐵
  一塊及錠
  甲銑鐵每百斤○一0
  乙スピーゲルアイゼン同〇、一六
  丙フェロマンガニース同〇、二五
  丁フェロシリコン及シリコスピーゲ
  ルアイゼン同〇、二〇
  戊フェロクローム、フェロニッケル、
  フエロアルミニウム其ノ他ノ不可
  鍛性鐵合金從價五分
  己其ノ他
  イインゴット、ブルーム、ビレット及
  スラッブ每百斤〇、五〇
  ロケッグスチール及バンブースチ
  ール同〇、六〇
  ハ其ノ他從價七分五厘
  二條及竿(テー形、アンダル形等ノ形狀
  ヲ有スルモノヲ含ム)每百斤〇、六〇
  三ワイヤロッド(卷キタルモノ)同一一〇
  四板
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ
  甲ノ一有紋ノモノ〇、七〇
  同同一、三五
  甲ノ二波形ノモノ
  甲ノ三其ノ他
  イ厚○、七ミリメートルヲ超エサ
  ルモノ同〇、四〇
  ロ厚一、五ミリメートルヲ超エサ
  ルモノ同同
  ハ其ノ他
  乙卑金屬ヲ鍍シタルモノ
  乙ノ一錫鍍シタルモノ(葉鐵及葉
  鋼
  イ尋常ノモノ同
  品鍍有紋其ノ他ノモノ同
  乙ノ二電鍍シタルモノ(波形ト否
  トヲ別タス)從同
  乙ノ三其ノ他價
  五線
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ
  イ徑一、五ミリメートルヲ超エサル
  モノ每百斤
  其ノ他同
  乙卑金屬ヲ鍍シタルモノ
  乙ノ一電鍍シタルモノ
  イ徑一、五ミリメートルヲ超エサ
  ルモノ
  其ノ他
  乙ノ二錫鍍シタルモノ同每同從同同價
  乙ノ三其ノ他
  リードワイヤ百斤
  八七六リボン
  帶(箍鐵)
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ從同
  乙卑金屬ヲ鍍シタルモノ價
  九バラゴンワイヤ
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ每百斤
  乙卑金屬ヲ鍍レタルモノ從價
  十線索及撚合線(界金屬ヲ鍍シタルト
  否トヲ別タス)每百斤
  十一バーブドツウイストワイヤ同
  十二筒及管(別號ニ揭ケサルモノ)
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ
  甲ノ一エルボー及ジヨイント
  イ不可鍛性ノモノ同同
  ロ其ノ他
  甲ノ二其ノ他
  イ鑄タルモノ同同
  ロ抽キタルモノ
  〇、七五
  〇、六〇
  〇、九〇
  二、三五
  二、〇〇
  二割
  〇、九五
  〇、八〇
  一、三五
  一、二〇
  二
  二五割割
  一八
  一、五〇
  〇、五〇
  一割
  四、一○
  二割
  六、一五
  二、二〇
  二、四〇
  二、八〇
  一、〇〇
  二、三〇
  ハ其ノ他同一一〇
  乙卑金屬ヲ鍍シタルモノ從價二割
  十三屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)每百斤〇、一八
  四六三アルミニウム
  一塊、錠及粒三、二〇
  二條、竿及板八五〇
  同從同同價二割
  三線及管
  四屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)五分
  四六四銅
  一塊及錠每百斤一、二〇
  二條及竿八、九〇
  同同九、九五
  三板
  四線
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ
  イ徑○、五ミリメートルヲ超エサ
  ルモノ一三、一〇
  ロ其ノ他九、五〇
  界金屬ヲ鍍シタルモノ從同同同一四、二〇
  乙
  五撚合線價二割五分
  六筒及管
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ每百一四、八〇
  乙界金屬ヲ鍍シタルモノ從斤價斤二割五分
  七屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)每百一、三〇
  四六五鉛
  一塊及錠同〇、四〇
  二板同一、八〇
  三茶鉛無稅
  四線、紐及帶每百斤二、八〇
  五管二、四五
  同同〇、三〇
  六屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)
  四六六錫
  一塊及錠三、七五
  二板、線及管二割
  從每從同百價斤價二二、五〇
  三箔
  四屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)五分
  四六七亞鉛
  一塊、錠及粒每百斤O.C.P.
  二板
  甲ニッケルヲ鍍シタルモノ同四、八〇
  乙エナメルペーント、ウアニシュ、漆等
  ヲ塗リタルモノ從價二割
  丙其ノ他
  四六八
  四六九
  四七〇
  四七一
  四七二
  四七三
  四七四
  四七五
  四七六
  イ厚〇、二五ミリメートルヲ超エ
  サルモノ無稅
  ロ其ノ他百二、九五
  三線及管每從每斤價斤二割
  四屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)百〇、四〇
  ニッケル
  一塊及粒四、七五
  二條、竿及板二四、〇〇
  同從同同價二
  三線及管
  四屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)無五稅分割
  水銀
  安知母尼及硫化安知母尼
  一塊及錠無無稅稅
  二屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)
  眞鍮及靑銅
  一塊及錠一割
  二條及竿百斤價七、五五
  三板同同每從八、三〇
  四線九、九〇
  五筒及管
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ一二、九〇
  乙卑金屬ヲ鍍シタルモノ同同同同一四、九〇
  六箔三二、九〇
  七屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)二、二五
  日耳曼銀
  一塊及錠一割
  二條、竿及板從每從百價斤價一.四、六〇
  三線及管二割
  四屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)同一割
  鑞每百斤五、二〇
  バビッツメタル其ノ他ノアンチフリクショ
  ンメタル
  一塊及錠同四、八〇
  二屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)從價一割
  鍍金銀シタル金屬
  一鍍金線每百斤一九四、〇〇
  二鍍銀線八一、六〇
  從同四割
  三其ノ他價
  前記ノ金屬ニシテ別號ニ揭ケサル形狀ノモ
  ノ及別號ニ揭ケサル金屬
  一塊、錠及粒同-割
  四七七
  四七八
  四七九
  四八〇
  四八
  四八二
  二條、竿(テー形、アングル形等ノ形狀ヲ
  有スルモノヲ含ム)、板、紐、帶、線、筒及管
  三線索及撚合線
  四箔
  五屑及故(改造用ノミニ適スルモノ)
  第十五類金屬製品
  釘、リベット、螺旋釘、牝牡螺旋釘類(貴金屬ヲ
  用井タルモノ又ハ貴金屬ヲ鍍シタルモノヲ
  除ク)
  ー鐵釘
  甲金屬ヲ鍍セサルモノ
  乙其ノ他
  二銅釘
  三鐵螺旋釘
  眞鍮螺旋釘及靑銅螺旋釘
  鐵牝牡螺旋釘及ワッシヤー
  八七六五四鐵リベット
  ドッグスパイク(鐵製ノモノ)
  プーツプロテクター(鐵製ノモノ)
  九其ノ他
  ベルトフアッスナー(別號ニ揭ケサルモノ)
  一鐵製ノモノ
  二其ノ他
  金屬網
  一織リタルモノ
  甲鐵製ノモノ(電鍍シタルト否トヲ
  別タス)
  乙銅製、眞鍮製又ハ靑銅製ノモノ(エ
  ンドレスノモノヲ除ク)
  丙其ノ他
  二其ノ他
  甲鐵製ノモノ(電鍍シタルト否トヲ
  別タス)
  乙其ノ他
  リベッテッドチューブ(鐵製ノモノ)
  フレキシブルチューブ
  一鐵製ノモノ
  二其ノ他
  鐵道建設用材料(別號ニ揭ケサルモノ)
  一レール
  二ポータブルレール
  三ターンテーブル及同部分品
  同
  同
  同
  同同同同每
  從同同同同
  價
  每百斤
  從價
  每百斤
  同
  從價
  京田中
  從價
  同
  每百斤
  從價
  每百斤
  同同
  二五分鐘
  割
  一百里
  一、二五
  二、五五
  一五、六〇
  四、五五
  二五、五〇
  二、〇〇
  一、四〇
  一四五
  五、六〇
  二割五分
  九、〇〇
  二割五分
  一三、五〇
  三四、一〇
  二割五分
  三、七〇
  三割
  二割五分
  一三、九〇
  二割
  〇、八〇
  一、八〇
  二、五五
  四フイッシュプレート、タイプレート及
  同一、一〇
  スリーパー
  五其ノ他從價二割五分
  四八三電線及柱及電線支架用材料(別號ニ揭ケサ
  ルモノ)
  一電線支柱及同部分品每百斤一、八五
  二其ノ他
  甲鐵製ノモノ四、三五
  乙其ノ他同同一四、〇〇
  四八四家屋、橋梁、船舶、船渠等ノ建設材料(別號ニ
  揭ケサルモノ)同一九〇
  四八五瓦斯ホールダー、液體タンク及同部分品(鐵
  製ノモノ)同一、九五
  四八六絕緣電線
  -金屬ヲ以テ鎧裝シタルモノ
  甲海底電信線及海底電話線無稅
  乙其ノ他
  イインヂアラッパー又ハガタパー
  チヤヲ用井タルモノ每百斤九、四〇
  ロ其ノ他同四、七〇
  二其ノ他
  甲フレキシブルコード
  イ絹ヲ用井タルモノ從價二割
  ロ其ノ他每百斤一五、一〇
  乙其ノ他
  イインヂアラッバー又ハガタパー
  チャヲ用井タルモノ一二、〇〇
  ロ其ノ他價二割
  四八七漁用銛同每從同百斤一三、八〇
  四八八錨(鐵製ノモノ)一、九五
  四八九鏈(別號ニ揭ケサルモノ)
  一貴金屬ヲ用井タルモノ又ハ貴金屬ヲ
  鍍シタルモノ從價五割
  二其ノ他
  甲鐵製ノモノ
  イギーアリングチェーン二割五分
  ロ其ノ他從每同百斤ニ、○○
  乙其ノ他價三割割
  四九〇機械用チェーンベルチング同二
  四九一懷中時計用鏈、眼鏡用鍵其ノ他身邊粧飾用鏈
  一金製又ハ白金製ノモノ同五割
  二鍍金シタルモノ每斤一八、〇〇
  三其ノ他從價五割
  四九二コック及ヴァルヴ類(貴金屬ヲ用井タルモノ
  又ハ貴金屬ヲ鍍シタルモノヲ除ク)
  卑金屬ヲ鍍シタルモノ同三割五分
  二其ノ他
  甲鐵製ノモノ
  イ一箇ノ重量百キログラムヲ超エ
  サルモノ每百斤八、〇〇
  ロ一箇ノ重量千キログラムヲ超エ
  サルモノ同六、九五
  ハ其ノ他從價二割五分
  乙眞鍮製又ハ靑銅製ノモノ每百斤二五、八〇
  丙其ノ他從價三割
  四九三蝶鋏、ハツトフック及戶、窻、家具等ニ用井ル金
  具
  一貴金屬ヲ用井タルモノ又ハ貴金屬ヲ
  鍍シタルモノ五割
  同同三割五分
  二卑金屬ヲ鍍シタルモノ
  三其ノ他
  甲鐵製ノモノ每百斤六、四〇
  乙眞鍮製又ハ靑銅製ノモノ三〇、七〇
  從同價三割
  丙其ノ他
  四九四鎖及鑰
  一貴金屬ヲ用井タルモノ又ハ貴金屬ヲ
  鍍シタルモノ同五割
  二界金屬ヲ鍍シタルモノ同三割五分
  三其ノ他
  甲鐵製ノモノ百斤一一、二〇
  乙眞鍮製又ハ靑銅製ノモノ五一、四〇
  每從同每價三割
  丙其ノ他
  四九五白金製ノ坩堝及皿斤二〇八、〇〇
  四九六工匠具、農具及同部分品(別號ニ揭ケサルモ
  ノ)
  一鐵砧百斤二、五五
  二鐵槌四、〇〇
  同同同每一二、六〇
  三レンチ
  四パイプカッター及ラッチェツト一五、九〇
  五トング、ニッパー及プライヤー
  甲一箇ノ重量五キログラムヲ超エサ
  ルモノ同二二、一○
  乙其ノ他從價二割
  六ヴァイス每百斤五、一五
  七鑢
  柄ニ嵌入スヘキ部分ヲ除キタル長
  甲十センチメートルヲ超エサルモノ
  乙二十セシチメートルヲ超エサルモノ
  丙三十センチメートルヲ超エサルモノ同同同同同
  T其ノ他
  八オーガー
  九ストック及ダイス又ハスクリュープ
  レート箱每百共斤
  十シヨヴェル及スクープ
  甲有柄ノモノ百斤
  乙其ノ他從同每
  十一其ノ他價
  四九七ドリルビットリーマー及スクリユータップ
  (柄又ハ枠ヲ有セサルモノ)同
  四九八スタリュージヤック每百斤
  四九九刃物(別號ニ揭ケサルモノ)
  貴金屬ヲ用井タルモノ又ハ貴金屬ヲ
  鍍シタルモノ從價
  二其ノ他
  甲ボッケットナイフ
  イ柄ニ象牙、眞珠貝若ハ鼈甲ヲ用井
  タルモノ又ハ琺瑯ヲ施シタルモノ每百箇
  ロ其ノ他同
  乙テーブルナイフ
  イ柄ニ象牙、眞珠貝若ハ鼈甲ヲ用
  井タルモノ又ハ琺瑯ヲ施シタル
  モノ同同
  ロ其ノ他
  丙剃刀
  イ有柄ノモノ
  其ノ他同同從同價
  丁刀劍
  戊其ノ他
  五〇〇テーブルフォーク及スプーン
  一貴金屬ヲ用井タルモノ又ハ貴金屬ヲ
  鍍シタルモノ同
  二其ノ他
  甲フォーク每百箇
  乙スプーン每百斤
  五〇一コルクスクリュー同
  五〇二罎日川キヤプシュール每千簡
  二七、九〇
  一三、〇〇
  九、七〇
  八、五〇
  一二、五〇
  二〇、一〇
  四一○
  二、一0
  二割
  二割
  七、八〇
  五割
  二〇、九〇
  六、八五
  四七、四〇
  四、六五
  二二、八〇
  四四四割割割
  五割
  四、九〇
  五〇、二〇
  一七、二〇
  〇、三五
  五〇三クラウンコルク每グロッス〇、一〇
  五〇四カートリッヂケース(金屬製ノモノ)每百斤四〇、〇〇
  五〇五縫針、編針、留針類(身邊粧飾用ノモノヲ除
  ク)
  一手縫用針五〇、五〇
  二縫衣機用針四六四、〇〇
  從同同同一八〇、〇〇
  三メリヤス機用針
  四其ノ他價三割
  五〇六筆嘴
  一金製ノモノ同五割
  二其ノ他每グロッス〇、一〇
  五〇七コッピープレッス每百斤四、七〇
  五〇八呼鈴及車用警鈴四四、〇〇
  〇九自轉車用喞筒百箇一三、五〇
  一○截肉器百斤一二、六〇
  同同同每每同一三、五〇
  一一咖啡粉碎器
  五五五五五五一二アイスクリームフリーザー一三、〇〇
  一三製茶用及苛性曹達製造用鐵鍋二、〇〇
  一四ストーヴ
  一鑄鐵製ノモノ
  甲琺瑯ヲ施シタルモノ一三、七〇
  乙其ノ他從同同一三、四〇
  二其ノ他價四割
  五一五ラヂエートル
  一鑄鐵製ノモノ從每百六、六五
  二其ノ他價斤價斤四割
  五一六寢臺及同部分品百八、八五
  從每四割
  五一七金庫及貨幣匣
  五一八キヤッシュレジスター、計算機、ナムバーリン
  グマシン、デーチングマシン、チェックパー
  フォレーター其ノ他類似ノモノ及同部分品同二割五分
  五一九タイプライター及同部分品每百斤九四、〇〇
  五二〇貨幣
  一金銀貨幣無稅
  二其ノ他
  甲本邦通貨無割稅
  乙其ノ他從價一
  五二一貴金屬製品及貴金屬ヲ用井又ハ貴金屬ヲ鍍
  シタル金屬製品(別號ニ揭ケサルモノ)同五割
  五二二銅製品、眞鍮製品及靑銅製品(別號ニ揭ケサ
  ルモノ)
  卑金屬ヲ鍍シタルモノ同四割
  五二三
  五二四
  五二五
  五二六
  五二七
  二其ノ他每百斤四八、〇〇
  アルミニウム製品(別號ニ揭ケサルモノ)同九二、〇〇
  鐵製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一琺瑯ヲ施シタルモノ從同一二、七〇
  二卑金屬ヲ鍍シタルモノ價四割
  三其ノ他
  甲鑄製ノモノ
  イ一箇ノ重量五キログラムヲ超エ
  サルモノ每百斤九、六〇
  ロ一箇ノ重量五十キログラムヲ超
  エサルモノ同六、六〇
  ハ其ノ他同四、五〇
  乙其ノ他
  イ一箇ノ重量五キログラムヲ超エ
  サルモノ同一二、〇〇
  ロ一箇ノ重量五十キログラムヲ超
  エサルモノ同七、五〇
  ハ其ノ他同五、〇〇
  別號ニ揭ケサル金屬製品從價四割
  第十六類時計、學術器、銃砲、車輛船舶及機械類
  懷中時計
  金側又ハ白金側ノモノ
  甲徑四十ミリメートルヲ超エサルモ
  イシリンダー機械ノモノ同每箇一〇、五〇
  ロ其ノ他一〇、九〇
  乙其ノ他
  イシリンダー機械ノモノ同同一五、五〇
  ロ其ノ他一五、九〇
  二銀側又ハ鍍金側ノモノ
  甲徑四十ミリメートルヲ超エサルモノ
  イシリンダー機械ノモノ同同〇、九五
  其ノ他一、三五
  乙其ノ他
  イシリンダー機械ノモノ一、一〇
  ロ其ノ他同同一、五〇
  三其ノ他
  甲シリンダー機械ノモノ〇、七〇
  乙其ノ他同同二
  懷中時計部分品
  一側(ウォッチグラスヲ附著シタルモノ
  ヲ含ム)
  五二八
  五二九
  五三〇
  五三一
  五三一
  五三三
  甲金製又ハ白金製ノモノ
  イ徑四十ミリメートルヲ超エサル
  モノ
  ロ其ノ他同同
  乙銀製又ハ鍍金製ノモノ
  イ徑四十ミリメートルヲ超エサル
  モノ
  ロ其ノ他同同同
  丙其ノ他
  二ムーヴメント(文字板及指針ヲ附著
  シタルモノヲ含ム)
  甲シリンダー機械ノモノ
  乙其ノ他
  三撥條同同每同同百箇
  鬚撥條
  六五四文字板
  ウォッチグラス百
  七石(機械用ノモノ)價斤
  八其ノ他同同從每
  置時計及掛時計
  ウォッチマンスクロック其ノ他時刻ヲ記錄ス
  ル時計同
  置時計、掛時計、タワークロック及ウォッチマ
  ンスクロック其ノ他時刻ヲ記錄スル時計ノ
  部分品
  一ムーヴメント
  甲ウォッチマンスクロック其ノ他時刻
  ヲ記錄スル時計用ノモノ同
  乙其ノ他
  イ一箇ノ重量一キログラムヲ超エ
  サルモノ每百斤
  ロ一箇ノ重量十キログラムヲ超エ
  サルモノ同
  ハ其ノ他
  二撥條百
  三鬚撥條從每每從價斤斤價
  四其ノ他
  クロノメーター及同部分品(懷中用ノモノ
  ヲ除ク)同同
  鍼盤及同部分品(航海用ノモノ)
  雙眼鏡及隻眼鏡
  一プリズムヲ用井タルモノ每斤
  一〇、〇〇
  一五、〇〇
  〇、四五
  〇、六〇
  〇、二〇
  〇、五〇
  〇、九〇
  〇、六〇
  〇、三五
  一、二〇
  五八、六〇
  割五分
  四四一割割
  三割
  三割
  七八、四〇
  四五、九〇
  四割
  一二、六〇
  一、六〇
  四割
  二劃割
  二
  一五、〇〇
  二其ノ他
  五三四望遠鏡
  一一箇ノ重量一キログラムヲ超エサル
  モノ
  二其ノ他
  五三五顯微鏡及同部分品
  五三六直尺、曲尺、卷尺、ワイヤゲージ、スクリュー
  ピッチゲージ、シックネスゲージ、ミクロメ
  ーター、プロトラクター、キヤリパー、デイヴ
  アイダー、レヴェル其ノ他類似ノモノ
  一木製ノモノ
  二金屬製ノモノ
  三布帛製ノモノ
  甲ケースヲ有スルモノ
  乙其ノ他
  四其ノ他
  五三七衡器(錘ノ有無ヲ別タス)
  臺秤
  甲一箇ノ重量四十キログラムヲ超エ
  サルモノ
  乙一箇ノ重量四百五十キログラムヲ
  超エサルモノ
  丙其ノ他
  其ノ他
  五三八衡器部分品及錘
  五三九瓦斯計
  一一箇ノ重量十キログラムヲ超エサル
  モノ
  二一箇ノ重量五百キログラムヲ超エサ
  ルモノ
  三一箇ノ重量千キログラムヲ超エサル
  モノ
  四一箇ノ重量一萬キログラムヲ超エサ
  ルモノ
  五其ノ他
  五四〇水量計
  一一箇ノ重量十キログラムヲ超エサル
  モノ
  一一一箇ノ重量五十キログラムヲ超エサ
  ルモノ
  三一箇ノ重量百キログラムヲ超エサル
  モノ
  同
  每百斤
  從價
  同
  毎百斤
  同
  從同同
  價
  每百斤
  同從同同
  價
  每百斤
  同
  同
  同同
  同
  同
  同
  三、〇〇
  一〇二、〇〇
  二割割
  二
  四〇、八〇
  六九、七〇
  六九、三〇
  四七、八〇
  二割
  一二、〇〇
  七、五〇
  五、一五
  二割割
  二
  二二、〇〇
  一八、〇〇
  一〇、〇〇
  六、〇〇
  四、〇〇
  三三、〇〇
  一九、〇〇
  一四、〇〇
  五四一
  五四二
  五四三
  THE
  五五六
  五四六
  五四七
  五四八
  五四九
  五五〇
  五五一
  五五二
  五五三
  五五四
  五五五
  五五六
  五五七
  四其ノ他
  寒暖計
  一體溫計(ケースノ有無ヲ別タス)
  二其ノ他
  晴雨計
  一バログラフ
  二アネロイドバロメーター
  三其ノ他
  アンペアメーター及ヴオルトメーター
  ワットメーター
  壓力計(ヴァキュアムゲージヲ含ム)
  タコメーター、シップスログ、スチームエン
  ジンインヂケーター、アネモメーターダイ
  ナモメーター、サイクロメーターペドメー
  ター其ノ他類似ノモノ
  電池
  一蓄電池
  二乾電池
  三其ノ他
  電池部分品(電氣用カーボンヲ除ク)
  一エレクトロード
  二其ノ他
  醫療器、オーソペヂックインストルーメント
  及同部分品(別號ニ揭ケサルモノ)
  製圖器、測量器及同部分品(別號ニ揭ケサル
  モノ)
  理化學器及同部分品(別號ニ揭ケサルモノ)
  幻燈器、活動寫眞器及同部分品
  寫眞器
  寫眞器部分品
  一レンズ
  二其ノ他
  蓄音器
  蓄音器部分品及附屬品
  一樂譜用ノ板及圓筒
  甲樂譜入ノモノ
  乙其ノ他
  二其ノ他
  樂器
  一ピアノ
  二オルガン
  三手風琴
  同
  每百
  從ケ1ス價共斤
  百
  同同每從每同斤價斤
  百
  從價
  同
  從每百價斤
  同
  同
  同
  同同同同
  同同同
  每百斤
  同
  從價
  每百斤
  同同
  七、〇〇
  一一六、〇〇
  二割
  二割
  六三、四〇
  二割
  六二、五〇
  三九、九〇
  四六、四〇
  二割
  二割
  一三、八〇
  二割五分
  一割
  二割五分
  二割
  一一
  割割割割
  五五
  三
  割割割
  五五
  七四、三〇
  五七、四〇
  五割
  三四、四〇
  二三、一〇
  三〇、〇〇
  四其ノ他從價四割
  五五八樂器部分品及附屬品
  一オルガンリード每百斤二八、〇〇
  二ビアノビン(弦捲用ノモノ)從同三、〇〇
  三其ノ他價四割
  五五九電信機、電話機及同部分品(別號ニ揭ケサル
  モノ)同二割
  五六〇銃砲及同部分品
  -小銃箇七、四〇
  二拳銃一四〇
  同從同每價四
  三其ノ他割割
  五六一鐵道車輛(別號ニ揭ケサルモノ)三
  五六二鐵道機關車部分品、鐵道機關車用炭水車部
  分品其ノ他ノ鐵道車輛部分品(別號ニ揭ケ
  サルモノ)
  車輪及車軸
  甲機關車用ノモノ百斤二、四〇
  乙其ノ他〇五○
  二タイヤー一○
  三バッファー及スプリング三、〇〇
  同同從同同同同每八
  四電氣車用調整機
  五其ノ他價二
  五割割割〇
  五六三自働車
  五六四自働車部分品(原動力機ヲ除ク)二
  五六五自轉車
  一機關付ノモノ每箇九三、六〇
  二其ノ他同一六、〇〇
  五六六自轉車部分品(原動力機ヲ除ク)
  一タイヤー每百斤一一四、〇〇
  二リム、スポーク、ニップル及マッドガー
  ド同一八、一〇
  三ハンドルバー、サッドル、ベダル、鏈、ス
  ブロッケットウィール、ハッブ(ブレー
  キ付ノモノヲ除ク)及ローラーブレ
  ーキ同三一、四〇
  四コースターブレーキ、ギーアケース、
  フリーウィール及ウアルプ九七、一〇
  五其ノ他同從同價四四割割
  五六七別號ニ揭ケサル車輛及同部分品
  五六八船舶
  ー機械力又ハ帆ヲ以テ運航スルモノ(噸
  數ヲ以テ積量ヲ計算セサルモノヲ除ク)每總噸噸數一五、〇〇
  五六九
  五七〇
  五七一
  エイジ
  Arthur
  五七四
  エモル
  五五、
  五七七
  二其ノ他從價
  汽鑵每百斤
  汽鑵部分品及同附屬品(別號ニ揭ケサルモ
  ノ)
  一メカニカルストーカー同
  二フランジドボイラープレート及コル
  ゲーテッドボイラーファーネスチュ
  ーブ
  三其ノ他同每從同價
  フューエルエコノマイザー百斤
  フィードウォーターヒーター
  鐵道機關車及鐵道機關車用炭水車
  -機關車
  甲汽力ニ依ルモノ
  乙其ノ他從同同
  二炭水車價
  蒸汽機關車(軌條ヲ要セサルモノ)、ポータブ
  ルスチームエンジン及スチームロードロー
  ラー每百斤
  スチームタービン從價
  蒸汽機關(別號ニ掲ケサルモノ)
  一一箇ノ重量二百五十キログラムヲ超
  エサルモノ每百斤
  二一箇ノ重量千キログラムヲ超エサル
  モノ同
  三一箇ノ重量五千キログラムヲ超エサ
  ルモノ同
  四一箇ノ重量五萬キログラムヲ超エサ
  ルモノ同
  五一箇ノ重量十萬キログラムヲ超エサ
  ルモノ同
  六其ノ他同
  瓦斯機關、石油機關及熱氣機關
  一一箇ノ重量百キログラムヲ超エサル
  モノ同
  二一箇ノ重量二百五十キログラムヲ超
  エサルモノ同
  三一箇ノ重量千キログラムヲ超エサル
  モノ同
  四一箇ノ重量二千五百キログラムヲ超
  エサルモノ同
  五其ノ他同
  一割五分
  三、七〇
  四、二五
  二、四五
  二割五分
  一、六〇
  七、一〇
  七、六〇
  九、二〇
  二割
  五、二〇
  二割
  一六、〇〇
  九、〇〇
  八、〇〇
  六、〇〇
  四、四〇
  四、〇〇
  三〇、〇〇
  二〇、〇〇
  九、〇〇
  七、〇〇
  五、〇〇
  五七八ウォータータービン及ペルトンウィール
  一一箇ノ重量五百キログラムヲ超エサ
  ルモノ同二六、〇〇
  二一箇ノ重量千キログラムヲ超エサル
  モノ同九、〇〇
  三一箇ノ重量五千キログラムヲ超エサ
  ルモノ同八、〇〇
  四一箇ノ重量一萬キログラムヲ超エサ
  ルモノ同同七、〇〇
  五其ノ他五、四〇
  五七九發電機、電動機、變壓機、變流機及發電子
  一箇ノ重量二十五キログラムヲ超エ
  サルモノ同二六、〇〇
  二一箇ノ重量五十キログラムヲ超エサ
  ルモノ同一六、〇〇
  三一箇ノ重量百キログラムヲ超エサル
  モノ同一四、〇〇
  四一箇ノ重量二百五十キログラムヲ超
  エサルモノ同一三、〇〇
  五一箇ノ重量五百キログラムヲ超エサ
  ルモノ同一二、〇〇
  六一箇ノ重量千キログラムヲ超エサル
  モノ同一〇、〇〇
  七一箇ノ重量五千キログラムヲ超エサ
  ルモノ同九、〇〇
  八其ノ他同七、〇〇
  五八〇原動力機ト結合シタル發電機
  一スチームタービント結合シタルモノ從價二割
  二蒸汽機關ト結合シタルモノ
  甲一箇ノ重量二百五十キログラムヲ
  超エサルモノ每百斤一五、二〇
  乙一箇ノ重量五百キログラムヲ超エ
  サルモノ同一〇、六〇
  丙一箇ノ重量千キログラムヲ超ニサ
  ルモノ同一〇、二〇
  丁一箇ノ重量二千五百キログラムヲ
  超エサルモノ同八、八〇
  戊一箇ノ重量五千キログラムヲ超エ
  サルモノ同八、四〇
  己一箇ノ重量一萬キログラムヲ超エ
  サルモノ同七、二〇
  庚一箇ノ重量五萬キログラムヲ超エ
  五八一
  五八二
  五八三
  五八四
  五八五
  五八六
  サルモノ
  辛一箇ノ重量十萬キログラムヲ超エ
  サルモノ
  壬其ノ他
  三瓦斯機關、石油機關又ハ熱氣機關ト結
  合シタルモノ
  甲一箇ノ重量二百五十キログラムヲ
  超エサルモノ
  乙一箇ノ重量五百キログラムヲ超エ
  サルモノ
  丙一箇ノ重量千キログラムヲ超エサ
  ルモノ
  丁一箇ノ重量二千五百キログラムヲ
  超エサルモノ
  戊一箇ノ重量五千キログラムヲ超エ
  サルモノ
  己其ノ他
  四其ノ他
  別號ニ揭ケサル原動力機
  ブロック及チェーンブロック
  一木製ノモノ
  二其ノ他
  甲一箇ノ重量五キログラムヲ超エサ
  ルモノ
  乙其ノ他
  クレーン
  一原動力機ト結合シタルモノ
  二其ノ他
  キヤプスタン、ウィンチ、ウインドラス其ノ他
  別號ニ揭ケサルワインヂングマシン
  -原動力機ト結合シタルモノ
  甲一箇ノ重量千キログラムヲ超エサ
  ルモノ
  乙一箇ノ重量五千キログラムヲ超エ
  サルモノ
  丙其ノ他
  二其ノ他
  浚渫機械
  一組立テサルモノ
  二其ノ他
  パワーハンマー
  一汽力ニ依ルモノ
  同
  同同
  同
  同
  同
  同
  同從同同
  價
  同
  同
  每百斤
  同同
  同
  同同同
  從同價
  六、四〇
  五、四〇
  五、二〇
  一七、六〇
  一〇、六〇
  一〇、二〇
  八、二〇
  六、六〇
  五、八〇
  二割割
  二
  三割
  三割
  五、五〇
  四、二〇
  三、九〇
  八、〇〇
  六、〇〇
  五、〇〇
  三、八五
  五、〇〇
  二割
  甲一箇ノ重量一萬キログラムヲ超エ
  サルモノ同每百斤
  乙其ノ他
  二其ノ他每從斤價
  五八七空氣、アムモニア其ノ他氣體ノ壓榨機百
  五八八縫衣機
  一脚部ヲ有セサルモノ(縫衣機ノ頭部
  ヲ含ム)同同
  二其ノ他
  五八九縫衣機部分品及附屬品(針ヲ除ク)
  一鑄鐵製ノモノ從同
  二其ノ他價
  五九〇潛水器及同部分品
  -潛水衣從每價箇
  二其ノ他
  五九一喞筒(別號ニ揭ケサルモノ)
  ー鐵製ノモノ
  甲一箇ノ重量百キログラムヲ超エサ
  ルモノ每百斤
  乙一箇ノ重量五百キログラムヲ超エ
  サルモノ同
  丙一箇ノ重量五千キログラムヲ超エ
  サルモノ同
  丁一箇ノ重量一萬キログラムヲ超エ
  サルモノ同
  戊一箇ノ重量五萬キログラムヲ超エ
  サルモノ同
  己其ノ他
  二其ノ他從價
  五九二インゼクター及エゼクター
  一鐵製ノモノ每百斤
  二其ノ他同
  五九三送風機從價
  五九四水壓機
  一一箇ノ重量五百キログラムヲ超エサ
  ルモノ每百斤
  二一箇ノ重量千キログラムヲ超エサル
  モノ同
  三一箇ノ重量五千キログラムヲ超エサ
  ルモノ同
  四一箇ノ重量五萬キログラムヲ超エサ
  ルモノ同
  三、六五
  二、四〇
  二割
  七、一○
  一六、三〇
  一一、一〇
  六、七〇
  二割五分
  一五、〇〇
  二割
  一二、〇〇
  九、〇〇
  八、〇〇
  七、〇〇
  六、〇〇
  四、六〇
  二割
  九、〇〇
  五八、六〇
  二割
  九、〇〇
  八、〇〇
  七、〇〇
  五、〇〇
  五其ノ他同同四、〇〇
  五九五ニウマチックツール五二、三〇
  五九六別號ニ揭ケタル金屬工及木工機械(ローリ
  ングマシン、ドローイングマシンネールメ
  ーキングマシン、モールヂングマシン、フラ
  ンヂングマシン、ベンヂングマシン、リベッ
  ヂングマシン等ヲ含ム)
  一一箇ノ重量二十五キログラムヲ超エ
  サルモノ同三七、五〇
  二一箇ノ重量五十キログラムヲ超エサ
  ルモノ同二二、五〇
  三一箇ノ重量百キログラムヲ超エサル
  モノ同一四、三〇
  四一箇ノ重量二百五十キログラムヲ超
  エサルモノ同一二、八〇
  五一箇ノ重量五百キログラムヲ超エサ
  ルモノ同一一、三〇
  六一箇ノ重量千キログラムヲ超エサル
  モノ同九、八〇
  七一箇ノ重量二千五百キログラムヲ超
  エサルモノ同六、八〇
  八一箇ノ重量五千キログラムヲ超エサ
  ルモノ同六、〇〇
  九一箇ノ重量五萬キログラムヲ超エサ
  ルモノ同三、八〇
  十其ノ他同三、五〇
  五九七紡績機械、紡績準備機械、紡績絲整理機械、織
  布準備機械及撚絲製造機械(ジンニングマ
  シノヽスコアリングマシンバンドリングマ
  シン等ヲ含ム)同四、一五
  五九八織布機
  一金屬製ノモノ二、四〇
  二其ノ他每從同價一割五分
  五九九織布整理機械百斤四、八〇
  六〇○メリヤス機械
  一一箇ノ重量五百キログラムヲ超エサ
  ルモノ同二四、〇〇
  二其ノ他同一二、〇〇
  六〇一絲布染色機械(捺染機械ヲ含ム)、絲布漂白
  機械及マーセライジングマシン從價一割五分
  六〇二製紙機械及製紙準備機械同一割五分
  六〇三印刷機械
  一一箇ノ重量二百五十キログラムヲ超
  ヱサルモノ同二割
  二其ノ他每百斤五、九〇
  六〇四別號ニ揭ケサル機械從價二割
  六〇五機械部分品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一ウイール(鐵製ノモノ)
  甲齒車每百斤六、四〇
  乙其ノ他同五、四〇
  二ローラー
  甲鐵製ノモノ
  甲ノ一彫刻シタルモノ從價二割
  甲ノ二其ノ他
  イ一箇ノ重量五キログラムヲ超
  エサルモノ每百斤一〇、七〇
  ロ一箇ノ重量百キログラムヲ超
  エサルモノ同九、五〇
  ハ一箇ノ重量千キログラムヲ超
  エサルモノ五、八〇
  ニ同同四、三〇
  其ノ他
  乙銅製、眞鍮製又ハ靑銅製ノモノ
  イ彫刻シタルモノ二二、二〇
  ロ其ノ他一〇、九〇
  丙銅、眞鍮又ハ靑銅ヲ著セタルモノ同從同同價二割
  丁其ノ他二割
  三ミリングカッター及ギーアカッター百斤一三〇、〇〇
  機械用鋸同每二、一〇
  四
  五紡績用及撚絲用スピンドル及フライ
  ヤー(鐵製ノモノ)同二〇、六〇
  六紡績用及撚絲用トラベラー
  甲鐵製ノモノ裝百共斤二八、四〇
  同同內每
  乙其ノ他四三、九〇
  七紡績用及撚絲用ボビン
  甲木製ノモノ每百斤一一、三〇
  乙其ノ他從價二割
  八カードカン
  甲金屬製ノモノ每百斤四一〇
  乙其ノ他從價二割
  九カードクロージング
  甲皮革ヲ用井タルモノ每百斤二八、〇〇
  乙其ノ他同二四、八〇
  十杼同一二、八〇
  十一筬(金屬製ノモノ)同一二、五〇
  十二製紙用フェルト(エンドレスノモ
  ,四五、〇〇
  十三製紙用金網(エンドレスノモノ)從同同二五、六〇
  十四其ノ他價二割
  第十七類雜品
  六〇六コプラ
  六〇七フノリ、石花菜及アイリッシュモッス無無稅稅
  六〇八麥稈、藁、パナマストロー、椰葉、蘭、莞、葦、蔓、楊
  條其ノ他類似ノモノ
  一漂白、染色又ハ著色シタルモノ價
  二其ノ他同從五一分割
  六〇九籐
  一割ラサルモノ無
  二其ノ他百一五○稅
  每價斤
  六0竹從二割
  六一一一コルク及コルク製品
  一樹皮無割稅
  二板從價一
  三栓及輪
  甲コルクノミニテ製シタルモノ每百斤九、三〇
  乙其ノ他從價
  四屑及故二無四割稅割
  五其ノ他從價
  六一二木材
  一單ニ切リ、挽キ又ハ割リタルモノ
  甲花梨木、鐵刀木、黃楊木紅木、紫檀及
  黑檀每百斤〇、五〇
  乙リグナムヴァイタ無稅
  丙チーキ每立方メー四、二〇
  トル
  丁マホガニー從價一
  戊オーク分割
  同五
  己パイン、フアー及シダー
  己ノ一長二十センチメートル、幅七
  センチメートル、厚七ミリメ
  ートルヲ超エサルシダー同無稅
  己ノ二其ノ他
  イ厚六十五ミリメートルヲ超エ
  サルモノ每立方メー三、一〇
  トル
  ロ其ノ他同一、八〇
  庚桐每百斤〇、九〇
  一三
  六六六六六六六一九八七六五四
  一
  一
  一
  六二〇
  六二一
  六二二
  六二三
  六二四
  六二五
  辛椶欄竹從同一、五〇
  壬其ノ他價一割五分
  二其ノ他
  甲經木二割五
  乙木粉二
  丙其ノ他二割○分分割分
  蓪草心及蓪草紙二割八五五
  フィルターマッス(植物質ノモノ)百六
  從每從每同從每同同同同價斤一割
  薪材
  木炭一割五分
  骨炭百○四0
  白熱電燈球用フィラメント二割
  電氣用カーボン(別號ニ揭ケサルモノ)百價斤價斤八、三〇
  スパルテリー三割
  麥稈眞田、經木眞田及麥稈經木眞田
  一麥稈眞田
  甲幅六、五ミリメートルヲ超エサルモ每百斤一〇二、〇〇
  ノ
  乙幅一〇、〇ミリメートルヲ超エサル
  モノ一七、四〇
  丙其ノ他從同同七、六五
  二其ノ他價三割
  蓆(布帛ニ使用スル纖維以外ノ植物性材料ヲ
  以テ製シタルモノ)
  包蓆無稅
  二其ノ他
  甲蘭蓆每百斤三、二〇
  乙椰皮蓆
  イ連製ノモノ七、四〇
  ロ其ノ他從同同八、七五
  丙其ノ他價三割五分
  麥稈、藁、パナマストロー、椰葉、藺、莞、葦、竹、籐、
  蔓、楊條其ノ他類似ノモノノ製品(別號ニ揭
  ケサルモノ)同四割
  傘柄、杖、鞭及其ノ手
  一貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬貴石、
  半貴石、眞珠、珊瑚、象牙又ハ鼈甲ヲ用
  井タルモノ同同四五割割
  二其ノ他
  傘
  一絹製又ハ絹入ノモノ同五割
  二其ノ他同四割
  六二六木製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、貴石、半
  貴石、眞珠、珊瑚、象牙又ハ鼈甲ヲ用井
  タルモノ同五割
  二其ノ他
  甲花梨木、鐵刀木、黃楊木紅木、紫檀及
  黒檀ノ製品每百斤一三、一〇
  乙其ノ他
  イ額緣及天井緣八、一〇
  ロ曲木椅子(籐ヲ張リタルモノ)一三、七〇
  ハ管同同從同同價二割五分
  ニ釘二割五分
  ホ其ノ他四割
  六二七タードフェルト、タードペーパー其ノ他類似
  ノモノ(屋背、船底等ニ用井ルモノニシテ
  タール、アスファルト、樹脂等ヲ施シタルモノ)每百斤二、二五
  六八ボイラーフェルト從價二割
  六九インヂアラッバー製品及ガタパーチャ製品
  (別號ニ揭ケサルモノ)
  インヂアラッバー液容每器百共斤一八、一〇
  二インヂアラッバーペースト、レクレー
  ムドインヂアラッパー其ノ他ヴァル
  カニゼーションヲ施ササルインヂア
  ラッバー從價二割
  三デンタルラッバー每百斤七五、八〇
  四其ノ他
  甲軟質ノモノ
  甲ノ一塊從價二割
  甲ノ二竿及紐
  イ金屬、布帛、絲縷又ハ纖維ヲ附
  著シ又ハ挿入シタルモノ每百斤八、六五
  ロ其ノ他從價二割
  甲ノ三板
  イ金屬、布帛、絲縷又ハ纖維ヲ附
  著シ又ハ挿入シタルモノ每百斤七、四〇
  ロ其ノ他
  ロノ一厚一ミリメートルヲ超
  エサルモノ同九五、六〇
  ロノ二其ノ他同五〇、三〇
  甲ノ四管
  イ金屬ヲ以テ內側又ハ外側ヲ鎧
  裝シタルモノ同一五、三〇
  六三〇
  六三一
  六三二
  六三三
  六三四
  六三五
  ロ其ノ他
  ロノ一布帛、絲縷若ハ織維ヲ附
  著シ若ハ挿入シ又ハ金
  屬ヲ挿入シタルモノ一三、八〇
  ロノ二其ノ他同同同九三、二〇
  甲ノ五帶(機械用ノモノ)二二、二〇
  甲ノ六絲、ストリップ、バンド、リング
  及ワッシャー
  イ金屬、布帛、絲縷又ハ織維ヲ附
  著シ又ハ挿入シタルモノ一五、三〇
  其ノ他五五、六〇
  甲ノ七字消護謨二四、九〇
  甲ノ八ウォータボットル同從内每同同同同四八、五〇
  甲ノ九チーツ裝百價共斤一三二、〇〇
  甲ノ十マット及マッチング三割
  甲ノ十一其ノ他四割
  乙其ノ他
  乙ノ一塊、條、竿及板百斤三五、四〇
  乙ノ二管三八、九〇
  乙ノ三リング及ワッシャー從內每同同每四三、七〇
  乙ノ四櫛裝百價共斤一五七、〇〇
  乙ノ五其ノ他四割
  屑及故ノインヂアラッバー及ガタパーチャ
  (改造用ノミニ適スルモノ)無稅
  ハードファイバー(竿板及管ノ類)每百斤一一、四〇
  セリュロイド及同製品(別號ニ揭ケサルモ
  ノ)
  一塊、條、帶、竿、板及管ノ類三七、五〇
  二櫛從內每同裝百價共斤六三、六〇
  三其ノ他四割
  ガラリス及同製品(別號ニ揭ケサルモノ)
  一塊、條、帶、竿、板及管ノ類從每百價斤二九、六〇
  二其ノ他四割
  ブラッシュ及箒
  一貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、象牙
  又ハ鼈甲ヲ用井タルモノ同同四五割割
  二其ノ他
  ラムプ、提燈及同部分品
  一安全燈每百價箇七三、〇〇
  二舷燈從三割
  三白熱電燈球
  甲カーボンフィラメントヲ用井タル
  モノ
  イ三十二燭光ヲ超エサルモノ百箇八、九〇
  ロ其ノ他從同每二一、〇〇
  乙其ノ他價四割
  四ソッケット及シェードホールダー百六四、六〇
  五瓦斯マントル從每每百價箇斤六、三〇
  六其ノ他四割
  六三六寫眞用フィルム
  一感光性ノモノ裝共斤一、〇〇
  二現象シタルモノ八、二五
  三其ノ他同同同從同同内每價
  六三七ゼラチンペーパー五五三四割割割割
  六三八造花(模造ノ葉、果實等ヲ含ム)及同部分品
  六三九化粧具匣
  六四〇ビリヤード、テニス、クリッケット、象棋其ノ
  他ノ遊戲具及同附屬品同同
  六四翫具無五五稅割割
  六四二雛形
  六四三飼料(家畜用ノモノ)
  一乾草百〇、一分八
  二其ノ他同每從每斤價斤五
  六四四麬百〇、二〇
  六四五米糠〇六
  六四六肥料(油糟、食用ニ適セサル乾魚、骨粉、血粉、
  骨灰、鳥糞、過燐酸石灰等)無稅
  六四七別號ニ揭ケサル物品
  -未製品從價一割
  二其ノ他
  甲貴金屬、貴金屬ヲ鍍シタル金屬、貴
  石、半貴石、眞珠、珊瑚、象牙又ハ鼈甲
  ヲ用井タルモノ同同四五割割
  乙其ノ他
  備考從量稅率ノ單位ハ圓トス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=89

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• 090・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ガナイト認メマスカラ、日程第五十右議案ノ審査ヲ
  付託スヘキ委員ノ選舉ヲ議題ト致シマス
  第五十右議案ノ審査ヲ付託スヘキ委員ノ選舉

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=90

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• 091・伊藤大八

  ○伊藤大八君　是モ議長指名三十六名ノ委員ニ付託センコトヲ望ミマス

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=91

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• 092・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　關稅定率法中改正法律案ハ議長指名ノ委員三十六名
  ニ付託スルト云フコトニ御異議ハアリマセヌカ
  〔「異議ナシ異議ナシ」ト呼フ者アリ〕

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=92

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• 093・長谷場純孝

  ○議長(長谷場純孝君)　御異議ハナイト認メマスカラ其通り決シマス-唯今決議
  セラレマシタトコロノ各特別委員ノ指名ハ公報ヲ以テ御報告致シマス、尙次ノ日程ハ公
  報ヲ以テ御報告致シマス-今日ハ是テ散會
  午後二時三十七分散會

  発言のURL：https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=002613242X00319100122&spkNum=93

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