1. 会議録本文
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000・会議録情報
付託議案
○政府出資特別會計法外二十一法令の廢止等に關する法律案発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=0
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001・会議録情報2
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昭和二十一年八月五日(月曜日)午前十時十分開會発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=1
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002・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) それでは是から會議を引續いて開きます、大藏大臣は今衆議院の方で御答辯中であるさうであります、御濟みになつたら直ぐおいでを願へることと思ひます、大藏省及外務省の政府委員の方が御見えになつて居りますから、何か委員の方で御質問が其の方面に御ありでしたら御願ひ致します発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=2
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003・板谷順助
○板谷順助君 それでは大藏大臣のおいでになる迄御許しを得まして、大藏省の當局に伺ひたいのでありますが、占領軍の費用の經理はどうなつて居りますか、どう云ふ方法に依つて經理をなさるか、御分りになつて居つたならば、伺ひたいと思ひます発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=3
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004・窪谷直光
○政府委員(窪谷直光君) 占領軍の經費は昨年度末迄、占領軍がこつちに參りましてから昨年度末迄は日本銀行で立替と申しますか、日本銀行で一應拂つて居ります、と申しますのは、占領軍の經費が日本政府の負擔になりますものか、或は「アメリカ」軍で持ちますものか、終局的にはつきり致さなかつたので暫定的な措置と致しまして、日本銀行で占領軍關係の假勘定を致しまして、そこから支出を致して居りました、其の後占領軍の方から、占領軍の經費は寧ろ賠償よりも優先する、と云ふことは結局、日本政府の方で負擔すべきものであると云ふ話がございましたので、今提出を致して居ります改定豫算には二十一年度分と致しまして、確か百九十億だつたと存じますが、其の經費を計上して居るのであります、其の内譯は何れ豫算委員會あたりで御説明があらうと思ひますが、私の承知して居りますあらましは一番大きな項目と致しましては、住宅、向ふの將兵がこちらに駐屯して家族を呼びますが、其の家族の爲の住宅建設費が相當の多額でございます、それから更に兵舍の建設を命ぜられて居ります、是が其の次に次いで相當の經費であります、それからあと進駐軍に色々な勞務を提供致して居る譯であります、是の勞務の賃銀の支拂であります、是が又一つの大きな項目になつて居ります、それから其の外に色々地方廳に對しまして、現地の軍から種々雜多な小さな施設の要求があるのでございます、それ等を支辨致します爲に、終戰處理費と云ふ項目を以ちまして百九十億圓を計上致してある次第であります、其の百九十億圓の中には今迄日本銀行で立替支辨と申しますか、假勘定で經理致して居りましたものを辨濟する經費も含まれて、百九十億と云ふことに相成ります発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=4
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005・板谷順助
○板谷順助君 御話の如く、或は豫算總會の問題であるかも存じませぬが、私が斯く御尋しますることは、御承知の通り七月分は既に十五億、八月分は二十億計上されて居ります、勿論敗戰國の義務と致しまして、 占領軍の註文に對しては出來るだけ誠意を以て之を處理すると云ふことは當然であります、當然でありまするが、私の聞く所に依りますれば、例へば工事に對して見積りの七分金を拂ふ、其の中二割が新圓であと五割が封鎖、三割は保留して置く、處が、此の三割を何時拂はれるか分らぬと云ふやうな關係から、正直にやる者は三割が其のうちに下るだらうと云ふので、それを待つて居る、又或は是は打切られるのぢやないかと云ふ心配から、三割を除外して相當の見積りをして、それで引合ふやうな、或はそれに依つて相當の利益を得るやうなやり方をして居る、でありまするからして、或は其の結果放漫に流れる弊害が生じ易い、斯う私は思ふのであります、從つて現在の「インフレ」が段々惡化して居る、物價が非常に高くなるやうな情勢になつて居る、殊に勞銀賃銀の如きものも進駐軍に使はれる是が標準となつて、一般の民營の仕事或は生産増強に私は重大な影響が來ることと思ふのであります、勿論占領軍と雖も日本の再建、日本の財界の安定と云ふことに付ては出來るだけの注意を戴いて居るのでありまするから、斯くの如き占領軍の費用が放漫的に使はれると云ふことは、固より私は望まれないことと思ふのであります、從つて之に付ては或はもう既に一般豫算に計上されたる以上は、日本銀行の一部の假拂と云ふことでなく、特別會計として……勿論此の仕事が翌年度に繰越されると云ふやうなこともあることでありますから、特別會計を設置して、之に依つて之を整理したらどうかと考へるのであります……幸に大藏大臣もおいでになつたのでありますが、もう一遍言ひませうか発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=5
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006・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) どうぞ発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=6
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007・板谷順助
○板谷順助君 今私が申上げましたのは、占領軍の費用は從來日本銀行の假拂勘定に於て之を支辨して居つた斯う云ふ御話であります、處が御承知の通り今度一般會計に是が計上されて居ります、勿論占領軍の註文に對しましては、敗戰國の義務として出來るだけの誠意を以て之に應ずることは當然であります、處が、最近に於ける情勢を聞いて見ますると、例へば工事の請負に對しましても七分拂として、二割は新圓、五割は封鎖、處があとの三割と云ふものは何時取れるか分らぬ、或は打切になるんぢやないかと云ふやうな關係から、もう三割は除外して、此の七分の金に依つて相當の利益があるやうな計算に依つてやつて居るやうな状態であります、でありますからして、其の結果段々勞働賃銀其の他が非常に、進駐軍の期日を切つた仕事の關係もありませう、段々それが高くなりまして、或は物資の如きもそれと同樣に段々値上りを致しまして、「インフレ」に拍車を掛けるやうな結果になつて居ると私は思ふのであります、從つて占領軍と雖も日本の財界の安定、或は物價の安定と云ふことに付きましては勿論希望して居られる所であり、又日本としても之が爲に今日の物價或は「インフレ」問題に惡影響を來して居ることでありまするから、此の經理を特別會計にして、一般會計に既に計上はされましたが、又或は是が何時迄續くか分らぬことでありまするから、特別會計として、出來るだけ政府が責任を持つて之を監督すると云ふことに御計ひになつちや如何でありますか発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=7
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008・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) 速記を止めて……
〔速記中止〕発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=8
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009・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) 速記を始めて……発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=9
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010・松本勝太郎
○松本勝太郎君 私は大藏大臣に御尋ね申上げたいと思ひます、尚今日は外地關係の主管省である外務省の政府委員も御出席になつて居るやうでありますから、併せて御尋ね申上げたいと思ひます、大藏大臣の御多用の所を煩しまして成べく簡單に御尋ね致します、先日の本委員會で、外地特別會計に屬する朝鮮總督府の如き直接政府の未拂金迄も支拂つて居ない現状にある、其の爲に土木業者は困憊の極に達して居るのであります、是等の理由を述べまして先般本員の質問に對しまして、大藏次官から御答辯を得ましたのに依りますると、色々の事情があつて今直ちに決濟することがむつかしいと云ふやうな意味の御答であつたのであります、併し茲に能く御考慮を煩さねばならぬことがございます、引揚民の中には土木關係者が至つて多いのであります、其の數は何萬と云ひまするか、何十萬と云ひまするか、今其の數字を擧げることは出來ませぬが、御承知の如く請負業者は企業者側と勞務者の中間の機關であるのであります、殊に戰爭が激しくなりましてからと云ふものは、請負業者と云ひまするけれどもが、寧ろ企業者側から非常に強要されまして、謂はば代辯をして居つたと云ふに過ぎないのであります、所謂御取次をして居つた、御手傳ひをして居つた、然るに引揚民の多數は此の土木業者を頼りに歸つて來る、土木業者と致しましては企業者より多額の受取るべき金があるにも拘らず厘毛も入つて來ない、而も外地關係の預金は絶對凍結されて居ります、手も足も出ぬ状態に立至つて居るのであります、是は想像して戴きましても、想像に餘りあるのではないかと思ふ位であります、机上論でなくして、實際名状すべからざる慘状を呈して居るのであります、そこで私が特に御尋ね致しまするのは、せめて朝鮮總督府の如き政府直接の未拂金は速かに御支拂になつて、此の急場を救濟する必要がある、而もそれは喫緊事ではないかと思ふのであります、是には色々事情のあることを承りまするけれどもが、當局に於かれて眞に此の解決を求めむとなさるならば、私は方法はあると思ふのであります、大藏大臣の御所見を承りたいと存じます発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=10
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011・石橋湛山
○國務大臣(石橋湛山君) 御尋の、外地に於て今迄仕事をして居られた方々の引揚げた後の資産其の他に對する始末に付きましては、誠にどうも何とも言ひ樣のない状況でありまして、御話の通り、政府としても實は見るに忍びない感じを抱いて居る譯であります、併し是は預金等も含めまして未だ現に外地に在りますものは、日本としては既にどうにもならない状況に在りますし、それから内地に預金の如き送金せられましたものも、現在は御承知の通り嚴重な凍結を受けまして、殆ど其の支拂が出來ないと云ふことになつて居る譯であります、今囘内地に於ける軍需補償其の他の整理を致さなければならぬ譯でありますが、其の場合に、既に内地に到著して居りまして預金などになつて居りますものに付ては、内地の其の他の預金等と同じやうな取扱をして一應の解決を付けるより外はないと、斯う考へて居りますが、それさへも果して出來ますかどうですか、内地の預金竝の取扱が出來ますかどうかと云ふことにまだ一點疑問を持つて居るやうな次第であります、こんな譯でありまして、殘念ながら日本政府として甚だ力及ばざる状況にありますので、御話の外地に於て土木事業等を營んで居られた方は已むを得ませぬから、此の際内地に於て再び其の土木事業等で再興をして戴く、さうしてそれに必要なる資金等の融通を受けられる、之に對しては政府としては出來るだけの援助を致したいと考へて居る譯であります、從來の資産と云ふものに付ては今申上げましたやうな次第でありまして、近い間にそれ等の方々に御滿足を與へ、或はそれ等の方々が、其の外地に於ける資産に依つて、それを頼りにして再興すると云ふ實は望みが非常に乏しいと云ふことを申上げざるを得ないやうな状況にある譯であります、其の點を一つ御了承願ひたいと思ひます発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=11
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012・松本勝太郎
○松本勝太郎君 速記を止めて戴きたいと思ひます発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=12
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013・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) 速記を止めて……
〔速記中止〕発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=13
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014・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) 速記を始めて……発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=14
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015・多久龍三郎
○男爵多久龍三郎君 私の讀み違ひかも知れませぬけれどもちよつと御尋ね致したいのでありますが、此の第十條削除の點に付きまして、「今次の戰爭に際し」と云ふ文字が削除になつて居りまするが、是は如何なる意味でございませうか発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=15
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016・窪谷直光
○政府委員(窪谷直光君) 是は一應會計法の系統に於きましては「今次の戰爭に際し」と云ふ言葉は、講和條約締結の時迄と云ふ解釋を採つて居りますので、講和條約締結に至ります迄は、此の制度全般に對して當然再檢討を致さなければ相成らぬ譯であります発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=16
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017・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) 別に御質問はございませぬか、御質問もないやうでありますから討論に移ります発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=17
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018・板谷順助
○板谷順助君 私は本案に對して希望意見を申上げまして贊意を表する者であります、此の法案に依つて戰時關係の特別會計は、二十一廢止されましたけれども、まだ後に二十二殘つて居る、私は殘りの特別會計が最近に於ける情勢に依つて、相當に變化を來して居るのでありますから、成るべく時別會計は附則の方が宜しい、殊に一般會計との混同で唯見ても分らぬ、でありますからして出來る限り今後は特別會計を附則にすること、又更に若し此の特別會計の目的、或は内容が變つて來たならば、舊いものは廢止し、新しく更に立案すると云ふことが法の建前に於て當然である、然るに近年兎角一部の改正改正と云ふやうなことで段々是が將來分らなくなると思ふ、例へば食糧管理法の如き、初は生産者保護の目的に於て特別會計が設置されたものが、最近に於ては消費者保護になつて居る、併し此の食糧管理法に付きまして私は先般も申述べましたやうに、一般會計から四十五億の赤字が補填されるが、果して是は有效に使はれるかどうかを非常に私は疑問に思つて居ります、又新豫算に付きましても、二十億一般會計から補填する、而も其の改正の文句が、當分の間決算上の損失を補填する、所謂一種の補給であるものが將來に於て補填される途はありはしない、殊に内容を調べて見ると、殆ど人件費で六億五千萬圓になつて居る、斯う云ふ厖大な人件費を使つて果して消費者の爲に、或は米價調節の爲に利益があるかどうか、私は之に對して疑問を持つて居る、殊に又鐵道特別會計、或は通信特別會計の如きも、益金のあつた場合は、一般會計に繰込むと云ふのが、御承知の通り十四億の赤宇が既に出て居る、今度の特別會計の豫算を見ますと、九月か十月の値上げを見込んで、十三億九千萬圓も、之を取りもしない金を赤字補填と云ふので喰込んで、更に二十七億の赤字が出て居る、通信關係に於ても同樣、豫算を見ると八億六千萬圓の公債に依つて之を支辨して居る、でありますからして、事業を持つた特別會計でありますから、勿論是はどうにかしなければならぬでせうが、恐らく此の特別會計なるものは、既に破綻を來して居ると云ふやうな状態である、でありますからして將來之に對し政府は更に檢討を加へ、考慮を拂ふ必要があるのぢやないかと私は思ふのであります、更に又政府出資の國策會社に付きましても國民一般が財産税其の他に依つて非常な犧牲を拂ふ、然るに此の特殊會社は將來是は全部整理をすると云ふことでありまするが、此の整理の場合に於ては先づ政府が率先して國民に範を示す、所謂責任を感ずる意味に於きまして出來るだけ、抛棄と云へば或は困難かも知れませぬけれども、此の株の處置に付ては相當の考慮を拂ふのが當然ぢやないかと私は思ふのであります、それから又郵便年金、簡易保險、郵便貯金に對する零細なる少額の預金であるから、是は全面的に制限を附さぬと云ふことを委員會に於て言明されたにも拘らず、更に此の問題に對してどうも制限を附すやうなことになつて居る、此の財政困難或は整理の場合に於て政府としても色々苦心をされて居るでありませうけれども、而も委員會に於て言明した點を飜すが如き、是こそ政府の威信に重大な關係があると思ふのでありまするから、是等も言明された通りに之を實行して貰ひたい、大體以上の希望意見を述べまして本案に贊成致します発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=18
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019・松平親義
○子爵松平親義君 私も本法案に對しまして贊成の意見を述べるものであります、政府は此の度此の法案に依りまして、終戰に伴つて當然其の存置の意義を失ひました所の陸海軍關係の特別會計を此の際廢止せられむとするものであります、是と共に外地關係の特別會計の廢止に當つては、昭和十九年度分及び二十年度分の歳入歳出の決算に付ては議會への提出を當分延期されむとするものであります、又更に昭和十九年度と二十年度の國有財産増減總計算書の調製の特例を設けむとするものであります、又曩に可決せられました所の會計法戰時特例廢止等に關する法律案に於きましても、決算の正規の樣式の省略、出納完結事務期間の繰延等の措置を行つて居られるのであります、是等の措置に付きましては何れも戰災竝に終戰に伴ふ社會混亂等の爲に、決算調製上に必要なる資料の燒失、滅失或は棄却、抑留等の原因に依る所のものでありまして、誠に已むを得ないものであるのであつて、一つの經過的の立法であると私は考へます、固より以上の陸海軍關係のものを含めまして、是等諸會計の經理、實績の調査、處理に當りましては、大藏當局の御苦心のある所も十分御察しするのでありますけれども、是等に對しましては嚴正なる態度を以て臨むことは勿論でありますが、唯單なる計數的、外形的な整備に囚はれると云ふやうなことがあつてはならないと思ふのであります、寧ろ會計制度の精神を汲取られまして、收支の使途に付きましては政府の責任の歸する所を明瞭ならしめることに專ら留意して戴きたいと思ふのであります、而して會計内容の公表すべきものは出來得る限り速かなる機會に之を公表せられることが肝要であります、そこで始めて現下に於て最も大切である所の責任政治と云ふことに對する一つの模範を政府が示されることになると思ふのであります、而して且又政府に對する國民の信頼感と云ふものも茲に於て始めて昂まる所以のものがあると考へます、以上私愚見でありましたけれども述べまして此の原案に贊成を致します発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=19
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020・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) 是にて討論は終結したものと認めまして、採決に移ります、政府出資特別會計法外二十一法令の廢止等に關する法律案を原案通り可決することに御異議がございませぬか
〔「異議なし」と呼ふ者あり〕発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=20
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021・古市六三
○委員長(男爵古市六三君) 是にて本法案は全會一致を以て、原案通り可決すべきものと決定致しました、是で散會致します
午前十時五十六分散會発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=21
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022・会議録情報3
出席者左の如し
委員長 男爵 古市六三君
副委員長 子爵 黒田長敬君
委員
侯爵 四條隆徳君
侯爵 佐竹義榮君
子爵 松平親義君
男爵 園田武彦君
男爵 多久龍三郎君
黒田英雄君
松本勝太郎君
板谷順助君
子爵 日野西資忠君
田島道治君
國務大臣
大藏大臣 石橋湛山君
政府委員
外務事務官 山中徳二君
大藏事務官 長沼弘毅君
同 窪谷直光君
同 石原周夫君発言のURL:https://teikokugikai-i.ndl.go.jp/simple/detail?minId=009000244X00519460805&spkNum=22
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